古事記の『因幡の白兎』と大変ゆかりがあり、パワースポットとしても注目されている河原町の「売沼神社」に行ってきました。
御祭神の八上姫神や、その神話に触れながら、境内の様子や神社に隣接した八上姫公園についてご紹介していきます。
売沼神社とは?
売沼(めぬま)神社は、『因幡の白兎』に登場する「八上姫(やがみひめ)」を祀った神社で、別名「八上売沼神社(やがみひめのじんじゃ)」とも呼ばれています。
『因幡の白兎』は日本最古の書物である「古事記」に登場するお話で、『因幡の白兎』で活躍する大国主命と八上姫が結ばれるという「八上姫神話」が記されています。
『因幡の白兎』が日本初の恋物語とされていることや、八上姫が因幡国の絶世の美女といわれていたことから、縁結びのパワースポットとしても注目されている神社です。
境内の様子
境内は大変静かで、厳かな雰囲気が漂っています。
鳥居をくぐると神聖さが一層増し、パワースポット感にあふれていました。
狛犬や石灯籠などには苔が生えて、長い年月と共に歴史を刻んできたことが伺えます。
参道から社殿まではそう遠くなく、程無くして到着します。周囲は木々に囲まれ、とても静かで、心安らかに参拝できます。
恋愛成就や安産祈願などのご利益があるそうなので、祀られている八上姫に想いを巡らせながら、じっくりとお参りしてください。
参拝と合わせておすすめ「八上姫公園」
売沼神社の参拝と合わせてオススメなのが、神社のすぐ隣にある「八上姫公園」です。
園内には石碑が並び、絵と文で、八上姫と大国主命が結ばれるまでのお話がわかりやすく紹介されています。
石碑にはストーリー順に番号が付いているので、漫画を読み進めていくような感覚で2人のロマンあふれる恋物語を楽しめます。
足場の良い遊歩道も整備されているので、園内をお散歩しながら読んでみて下さい。
おわりに
古事記や神話と深い関わりがあり、パワースポットとしても注目されている「売沼神社」はいかがだったでしょうか?
八上姫のふるさとである河原町には、売沼神社以外にも古事記や神話にまつわるスポットや、縁結びスポットなどが数多くあります。
特に河原城や道の駅 清流茶屋などは、売沼神社から車ですぐの距離にあるので一緒に観光にしてみても良いでしょう。
売沼神社の基本情報
住所:鳥取県鳥取市河原町曳田
お問い合わせ:鳥取市観光案内所
TEL:0857-22-3318
アクセス:中国自動車道「佐用JCT」ー鳥取自動車道「河原IC」車で約1時間 河原ICより車で約5分
※本記事の情報は2017年10月7日時点のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。
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