今月末に休館する鳥取市気高町浜村の「浜村温泉 気多の湯」に行ってきました。
山に囲まれ開放感のある露天風呂。まさかの突然の休館。嘘じゃありません、現実です。
今行かなくていつ行くの?
ということで実際に温泉に行ってきたので、館内と温泉の様子について紹介します。
行き方
車の行き方と汽車の行き方を紹介します。最寄り駅から徒歩7分の場所でアクセス抜群。
車の場合
鳥取砂丘方面からお越しの場合は9号線をひらすら西に進み、浜村温泉の看板が見えたら左折してください。
そのまま直進して、JR浜村駅前の交差点を左折し、しばらくすると左手に浜村温泉館と駐車場があります。
その他の方面からお越しの方は、浜村温泉館の公式ホームページをチェックしてください。
汽車の場合
JR浜村駅からスタート。昭和レトロな雰囲気の駅。
駅前には足の湯があります。結構熱めの温度。
なんと女優の有村架純さんも浸かったという足湯。当日、街を案内して頂いた中田さんから聞いて衝撃を受けました。
実は3年前の夏に短編映画「平穏な日々、奇蹟の陽」(25分)のロケで気高町に来ていたのです!!
し、しらなかった。ファンの方は是非とも1度は浸かっておきたい足湯。
駅前から50メートルほど先の交差点を右に曲がります。ちょうど下の画像では、奥のバスがみえる交差点です。
そのまま500mほど直進すると、
左手に浜村温泉館があります。
到着です!
道中の建物は昭和の雰囲気を保ったまま残っていましたね。
営業時間は平日が午後3時からと遅いのでご注意を。
午前10時からの営業は土日祝のみ。
館内の様子
温泉に入るまでの手順や館内の雰囲気などを紹介します。
券売機
フロントの右隣に券売機があります。ここで入浴券を購入しましょう。
入浴料は大人1人430円。フロントに渡して脱衣所のロッカーの鍵と交換。
一緒にタオルも購入しました。
こんな感じのタオル。
当日は自前のタオルを持ってきてましたが、わざわざ購入してしまいました。
その理由は、
どーーーーーん!!!
館内の「休館」の張り紙がより現実感を出していました。やっぱし当分の間、休館なんですね。
ということで記念にタオルを購入。いつの日か復活を願います!!!
ちなみに、著名活動をしていました。
皆さんご協力お願いします!!!
3種類の浴槽
館内の浴槽は、1階の大浴場と家族風呂、2階の展望大浴場の3種類。
足の悪い方は1階の大浴場を使う方が多いそうです。その理由は、展望浴場に行くまでの階段が長いから。
今回はもちろん2階の展望大浴場に行きました。
78段の名物階段
展望露天風呂に行くためには78段の階段を上る必要があります。
各段には数字が書かれていましたね。
鳥取のゆるキャラ、カニーラくんから「頑張って」のエールをもらい、スタート。
ゴールするとナシータくんが待っています。良い運動になりました。普段あんまし動かないので。
このように、ゆるキャラがいると子どもが喜びそうで良いですね。
上から見下ろすと「こんだけ登ったのか」と想像以上に達成感があります。普段からこの階段の昇り降りしていれば、足腰が鍛えられて健康になりそうですね。
浜村で90歳のお母さんが現役で働いしている食事処があるのですが、その原動力はこの温泉にあるのかもしれません。
温泉について
内風呂
内湯は「あわ風呂」の大浴槽と「檜風呂」の小浴槽がありました。
アメニティーはボディーソープのみです。
浴槽は古風な雰囲気で、温度はちょうどよく十分に満足できましたね。
温泉内の画像は、浜村温泉館の方から提供して頂いています。普段は撮影禁止なのであしからず。
他にもサウナや水風呂もありましたよ。
露天風呂
露天は野天風呂のような岩風呂が1つ。天気の良い日は日本海や鷲峰山が見通せます。
温度は40度くらいだったので、かなりゆっくりと浸かりました。熱い風呂が苦手な方にもおすすめ。
ナトリウム、カルシウム、塩化物、硫酸塩泉で透明な湯。露天の方はほとんどカルキの臭いがしませんでしたよ。
休館について
先月、放送されたニュースevery日本海で浜村温泉の特集をしていました。
浜村温泉館は老朽化による施設点検・調査のため平成28年4月1日から当分の間、休館となります。
海からの塩害などで痛んだり老朽化している温泉館。廃館の可能性もあり、存続のピンチ。
そこで立ち上がったのが「浜村温泉を守る会」の中田さん。今回、浜村温泉にいったときに温泉だけでなく、浜村の様々な場所を案内していただきました。
リニューアルするには莫大な資金が必要とのことです。
浜村のシンボルでもある温泉館。完全な閉鎖は地元住民にとって、相当な痛手のはず。
温泉館は鳥取市の所有不動産で、維持費や制約などが困難。これからは、行政と市民がどう向き合っていくのかが重要となってくるでしょう。
特に若い人が積極的に前に出てきてくれると嬉しいですね。若い力が街を変えるきっかけとなります。
さいごに
浜村温泉は9号線を西に進むときに、そのままスルーしがちですが、かなり力量のある温泉施設です。わざわざ遠方から訪れる価値があります。
スタッフ方はとても親切に対応してくれました。地元の人から愛されているのも納得です。
特に天気の良い日に行けば満足すること間違いなし。
今行かなくていつ行くの?
特に1度も行ったことのない方は、是非行ってみましょう!!
<店舗情報>
住所:鳥取県鳥取市気高町浜村780-2
営業時間:平日 15:00~22:00(最終受付21:30)/土日祝 10:00~22:00(最終受付21:30)
駐車場:あり(33台)
休業日:水曜日(祝日の場合は営業)
入浴料:大人430円/小学生210円(幼児無料)
電話番号:0857-82-4567
泉質:硫酸塩線、55度
効能:リウマチ、神経痛、婦人病、胃腸病、皮膚病など
HP:http://www.hal.ne.jp/onsenkan/
[map addr=”鳥取県鳥取市気高町浜村780-2]
※地図をタップで、Googleマップが開きます。
届けとっとりずむ!
一緒に読んでおきたい記事