1人1台のタブレット端末による学習もはじまり、より身近になったインターネット。
うまく活用すれば便利なものですが、間違った情報の流出・拡散すると訂正がむずかしくなってしまいます。
鳥取県では、責任をもってテクノロジーを使用し、学び、創造し、情報社会に積極的に参加する力を育むため、「デジタルメディアリテラシーの夜明け」を公開しました。
サイト内は、「デジタルメディアでのトラブル事例」「デジタルメディアリテラシーチェック」など、漫画を読みながら大人も子どもも楽しみながら知ることができます。
「メディアリテラシー教育を始めるのは、早ければ早いほどいい」とも言われています。
これを機会に、メディアの付き合い方を一緒に考えてみませんか?
メディアリテラシーとは?
[chat face=”woman1″ name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]メディアリテラシー??なんだかむずかしそうですね…[/chat]
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メディアリテラシーとは、インターネットやテレビ、新聞などメディアの伝える情報を正しく理解する能力です。
情報を鵜呑みにしないで、本当か?うそか?を見きわめ、自分で理解し考えよう!とも言い換えれますね。
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[chat face=”woman1″ name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]子どもの方がよく知っていて、親の方がデジタル化についていけるか心配になってきました。[/chat]
[chat face=”man1″ name=”” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]安心してください。これからお話しする「ソウカナ」を使って、身近なニュースについて家庭で話すだけでも十分ですよ。[/chat]
情報の見極め方を知ろう
うその情報で作られた「フェイクニュース」は、ネット上にも多く発信・拡散されています。
あなたはすぐに、本当かうそか判断できますか?正しい情報を見きわめるためには、日常的に考える練習がおすすめです。
「ソウカナ」を合言葉に一度立ち止まる
・「ウ」鵜呑みにしない…意見印象を厳しく区別する力
・「カ」偏らない…ほかの見方、考え方もありうると思いつく力
・「ナ」中だけ見ない…スポットライトの外側に隠れているかもしれない情報を、想像し見いだす力
「だいじかな」で本当かうそか考える
・「い」いつ…いつ発信されたの?最新の情報?
・「じ」事実…情報は事実?他の情報はある?
・「か」関係…自分とどう関係する?
・「な」なぜ…情報発信の目的は?
「サギシカナ」で情報と向き合う
・「ギ」技法…どんな表現技法が使われている?
・「シ」視聴者…他の視聴者はどう思ってる?
・「カ」価値観…どんな価値観が表現・排除されている?
・「ナ」なぜ…なぜこのメッセージが送られてきたの?
「受信した情報を広めることも発信の1つ。発信には責任が伴う」安易な拡散は、相手を傷つけるような発信にもつながります。
令和メディア研究所を主宰するジャーナリストの下村健一さんは、「交通事故が怖いからといって、車を使うなという規制は間違っていますよね。それと同じで、すばらしいインターネットという道具を、情報の“交通安全”を身に付けて事故なく乗りこなす教育が必要だ」と言います。
参考:小学生から「メディアリテラシー」教育が必要な訳。真偽はともかく「面白ければ」拡散する若者たち
\大切なお子さまを守る/
いったんとまれ批判的思考
トラブル事例
有名人の悪口を匿名で投稿
SNS上で、悪意を感じる投稿を見かけることがありますよね。
投稿する人以外の「安易に再投稿・拡散する人」も増えています。たくさんの悪口が集まれば、集団攻撃となり人をひどく傷つけます。
投稿・再投稿する前に必ず 「自分が言われたらどう思うか」 を考えて!
漫画を撮影し動画サイトにアップロード
子どもたちが著作物を無許可でアップロードしてしまい、著作権侵害となるケースもあります。
自分のSNSでプロフィール欄に有名人の写真を利用する、友だちの写真や動画を許可なく掲載することも肖像権等の侵害にあたりうるので注意しましょう。
これでは、面白い作品が作れなくなります。正規のルートで楽しみましょう!
子どもだけでなく、わたしたち大人も一歩間違えるとトラブルに巻き込まれる可能性があります。
日頃から意識し、家族団欒の時間に話してみるのもいいかもしれませんね。
デジタルメディアリテラシー チェック
身近な例を使ったマルバツ形式で、「デジタルメディアリテラシー チェック」ができます。
知らないうちに加害者・被害者にならないためにもチェックしてみましょう!
\家族でチャレンジ/
デジタルメディアリテラシー チェック