鳥取市福井、湖山池西に位置する「天穂日命神社(あめのほひのみことじんじゃ)」へ参拝してきました。
古代の因幡の大社は国府町にある宇部神社であるとされているそうですが、格式からみると九世紀中ごろまでは、 天穂日命神社が宇部神社よりも上位にあったそうです。
そんな因幡の国でも中心的な存在であった天穂日命神社をご紹介いたします。
「天穂日命神社」の施設情報
住所 | 鳥取県鳥取市福井361(MAP) |
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営業時間 | 散策自由 |
駐車場 | なし(福井集落入口の湖山池畔公園に駐車可能) |
「天穂日命神社」の場所
湖山池西側の福井集落に天穂日命神社はあります。
神社の雰囲気
福井バス停を降りたところから参道が始まります。
民家の中を歩いて行くと、山側に境内入口が現れます。
鳥居をくぐると長い階段があります。
銀杏の葉が落ちて、黄色い絨毯のようになっていました。キレイですね。
階段を上っていくと天穂日命と白ウサギの石像が現れます。
天穂日命は大国主命に仕えていたと言われ、大国主命が白ウサギを助けた神話「因幡の白うさぎ」ゆかりの神社の白兎神社は北西に直線で約2.5kmにあります。
こちらの神社には、天穂日命と白ウサギの石像があります。
こちらの石像よりさらに上に社があります。
階段を上っていくと、社殿が見えます。
空が開かれた空間で、狛犬が左右に2体ずつあります。
この日は天気も良く、とても爽やかで澄んだ空気の中参拝しました。
社殿の後ろには、本殿が在ります。
本殿には数多くの彫刻が施されています。
こちらが本殿入り口です。扉の両側と上部に立派な彫刻がありました。
こちらが本殿入り口を正面に見た左側です。うさぎの彫刻が見られます。
獅子、象?、牡丹。日本海の波でしょうか、そこに兎。物語の一場面でしょうか。
そして亀と鶴。縁起物ですね。一番上には獅子が見えます。
こちらが本殿後ろ側です。全面に彫刻が施されています。
本殿の作りと相まって、繊細で美しく、そして力強い彫刻です。
猪と鷹、迫力を感じます・・・!
こちらは本殿入り口を正面に見た右側です。
虎と龍が見えます、こちらも日本海の波?とうさぎがいました。
本殿の下部、細かいところにも彫刻がびっしりと施されています。
思わず「すごい・・」とつぶやいてしまいました。職人技ですね。
「天穂日命神社」おすすめポイント
比較的広めの神社でした。お天気の良い日は光が沢山降り注ぎ、パワーをいただけた気がします。
社殿から海側をみると、日本一大きな池の湖山池を見ることが出来ます。
隙間から、チラッと。いい景色です。
そしてここの何よりのおすすめポイントは本殿の彫刻です。
繊細で美しく、かつ力強い彫刻は一つ一つに命が宿っているようでした。
圧巻の彫刻をぜひ生で見てみてください。
※本記事の情報は2022年12月13日時点のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。
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