関東風うなぎ料理が人気の老舗店「梅乃井」で、ジビエ料理のコースを食べてきました!
2020年2月17日(月)〜3月6日(金)の期間(とっとりジビエレストランフェア)に食べられる予約必須の限定コース料理。
これまで抱いていたジビエのイメージが覆るほどの美味しさと、地元の食材や器がふんだんに使われたお料理の数々に感動しました!
この記事では、実際に頂いたジビエのコース料理の紹介を中心に、お店の場所や雰囲気についてご紹介していきます。
「梅乃井」の場所
「梅乃井」は鳥取市魚町にあります。
智頭街道沿いにあり、わらべ館を過ぎて鳥取駅方面に向かっていくと左手側に建っています。
看板や暖簾が出ているので、初めて訪れる方でもわりやすいかと思います。
お店の裏側には駐車場もあるので、車で訪れても問題ありません。
お店の雰囲気
薄紅色の可愛らしい暖簾に、あたたかい明かりが灯る風情ある外観です。
店内も格調高い雰囲気が感じられ、歴史ある老舗店ならではの品格が漂っています。
今回ご案内して頂いたのは、こちらの個室。
最初は思わず背筋が伸びましたが、席についてみると、和を感じさせる間接照明やほのかに漂うお香の匂いに居心地のよさを覚えました。
今回は取材のため1人でしたが、じっくりと会話を楽しみながらお料理を味わいたい方や特別な日などにぴったりの空間です。
「若桜の鹿の炭火焼コース」の紹介
では、さっそく絶品ジビエが味わえる「若桜の鹿の炭火焼コース」についてご紹介していきます!
今回は全12品。頂いた順にそれぞれご紹介していきますね!
※取材ということで、1人前用を特別に準備して頂きました。
※当日の仕入れ状況などにより、味付けやコース内容は異なります。
①先付
まず最初に出てきたのが、ネギをポタージュ状にしたもの。
こちらには国府町でとれた立派なネギが贅沢に使用されています。
原木しいたけと松葉がにが盛り付けられていて、鳥取を代表する旬の食材をこの一皿で一気に味わえちゃいます。
クセはないけれど香り豊かなネギ、厚みのある原木しいたけ、カニの旨み、それぞれが美味しかったです。
②もさ海老とせりと春菊のかき揚げ
足が早いために県内でしかほぼ流通しない「もさ海老」の登場です!
松葉がにの次に「もさ海老」が登場とはなんて贅沢でしょう。地元のむかごを使用した炒りむかごが添えられています。
サクサクとしたかき揚げに塩で味付けがされていて、あっさりと食べられました。
③お造り2種
奥側には寒びらめの昆布締めとえんがわが重なり、中央には無農薬大根、手前側にはするめいかの黄身和えが盛り付けられています。
寒びらめはお好みで、添えられている梅肉のソースにつけて頂きます。
河原の中井窯の器に季節の花と一緒に盛り付けられて、見た目もとっても美しかったです。
④お造り
続いて、のどぐろの炙り!
のどぐろも鳥取を訪れたら食べておきたい一品ですよね。脂のノリが最高にも関わらず、くどさを感じることなくさっぱりと食べられました。
そして、こちらの器も鳥取の窯元さんのいそじ窯。器も楽しめるのがとても嬉しかったです。
⑤お吸い物
鹿野でとれたレンコンやアナゴがはいったおすまし。
無農薬のほうれん草がのっていて、ホッと一息つけるお上品な味わいでした。
⑥鳥取若桜の鹿肉
来ました、ジビエ料理!
奥側が外もも肉、手前がなんと鹿のタン!これまで鹿肉は何度か食べたことがありましたがタンは初めてなので驚きました。
まずはタンから頂くと、その柔らかいこと!
そして、臭みは皆無!噛むと溶けるような柔らかさで、牛タンよりもミルキーな味わいです。
外もも肉も同様に柔らかく、臭みは全くありません!これまで食べたことのある鹿肉とは段違いに美味しかったです。
ジビエ料理に「臭みがありそう」や「かたそう」というイメージがある方には特に1度食べてみてほしい美味しさです。
イメージが覆ります!
⑦お口直し
お口直しとのことで、八頭町のはっさくを頂きました。
貝殻のお皿にのり、なんともお上品。七味がかかり、後味にピリッとした辛さが残り、さっぱりとします。
⑧猪の大和煮
びっくりなことに、お次もジビエ料理!猪の大和煮です!
本来であれば大和煮はすき焼きのように仕上げられますが、今回はあっさりと寄せ鍋のように仕上げて下さったとのことです。
猪は日本猪牧場のもので、ちょうど前日に香り豊かな良い猪が届いたとのことでした!
あっさりとしたつゆは、地酒半分、かつおだし半分、そして醤油で造られているとのことで、つゆによって猪の旨みが更に引き出されるとのことでした。
猪にも臭みはなく、脂身がとろぷるっ!
鹿のお肉と同様にとても柔らかく、やはり自身の「ジビエ料理」へのイメージが大きく変わりました!
とても美味しかったです。
⑩ご飯もの
1946年創業のうなぎ料理専門店のうなぎ!とっても豪華です!
ゆっくりと蒸された関東風で、ふわっとした食感はたまりません。ご飯にもタレが染み込んでいて、また美味しいです。
お漬物のお皿には、因久山焼の器が使われています。
食べ終わったあとに、その美しさに見とれてしまいました。
⑪温かいデザート
中川酒造さんの酒粕とゆずを使ったチーズケーキ。
ほのかにお酒の甘い味とゆずの香りが感じられ、温かくしっとりとしています。
器は難波氏の真名焼とのこと。どのお料理も本当に見た目までこだわられていて、お食事がより美味しく、お腹も心も満たされていきました。
⑫冷たいデザート
冷たいデザートということで、吉岡産の苺を頂きました。
オーナーシェフの宮﨑さんが直接運んできて下さり、ジビエ料理のお話を聞かせてもらえてとっても光栄でした!
お話させて頂き、ジビエ料理への想いや、お客さんがジビエ料理を食べてみてどのように感じたかを直接聞かれることも多いとのことで、とても素敵でした。
吉岡産の苺ももぎたてで、甘味と酸味が丁度良くてとても美味しかったです。
細部にまでこだわりと、心がこもった美味しいお料理の数々を食べさせて下さり、本当にありがとうございました!
ごちそうさまです!
おわりに
「梅乃井」さんで食べられる本格ジビエのコース料理のご紹介はいかがだったでしょうか?
実際に食べてみて、「臭みがありそう」や「かたそう」などというイメージは消え去り、その美味しさに感動しました!
今回紹介したジビエコース料理は予約が必要となるので、お忘れなく。
※取材ということで、1人前用を特別に準備して頂きました。
※当日の仕入れ状況などにより、味付けやコース内容は異なります。
地元の方にはもちろんのこと、県外から訪れた方も、ぜひ鳥取県の絶品ジビエ料理を食べてみてください!
5,000円相当のジビエ商品が当たる!ジビエレストランフェア開催中
2020年2月17日(月)〜3月6日(金)の期間、鳥取のジビエ(鹿肉・猪肉)を使った限定料理が食べられる「とっとりジビエレストランフェア」を開催中です。
対象のレストランで、指定のジビエ料理を食べて、スタンプを集めると、抽選で30名様に5,000円相当のジビエ関連商品が当たるスタンプラリーも実施しています。
ぜひチャレンジしてみてください!
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梅乃井の店舗情報
※本記事の情報は2020年2月20日時点のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。
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