「食堂カルン」というお店の跡地にできた、レストラン、イベント会場、壁面ギャラリーその他と、幅広く展開しているお店です。
前身の「カルン」はレストランでしたが、現在オーナーが休職中。有志の方を中心に日替わりで違ったコンセプトのお店を営業しています。
「カルマ」とは、今では閉店していますが料理研究家の高山なおみさんも働いていた東京の知る人ぞ知る名店です。そのゆかりの人々が作り出す、なんだか不思議な空間です。
場所について
鳥取市戎町116
若桜街道をまっすぐに県庁に向かって進みます。
お店の外観
昔風のしっかりしたアルミサッシのガラス戸に、シンプルな店名。一瞬何のお店か分からない所が興味をかき立てられます。
店内の様子
不揃いの椅子とテーブル、何気なくつるされたオーナメント、暖かな光を投げかける白熱灯。どこかで観たことがあるような、でもどこでもない空間。ここでしか味わえない時間が流れます。
お店の関係者の方が手作りされた雑貨や絵葉書なども販売されています。
ターンテーブルからは深みのあるジャズの音色が。
店舗スケジュール
ToTToRiカルマは、現在複数の方が日替わりで経営を担当して、毎日違ったメニューやイベント、ワークショップなどを提供しています。
決まった日常が無いのが特徴のユニークなお店なのです。伺った月のスケジュールはこんな感じでした。
これによると、おまかせメニューの日があったり、鍋パーティーの日だったり、朝市をやっていたりなどなど。いきあたりばったりで訪ねていくのも楽しそうです。
今日のメニュー
取材に伺った日は「まるなげ食堂」の日。メニューはナシゴレンでした。
有名な東南アジア料理で、いわゆる炒め飯なのですが、食べるのは初めてです。ナンプラーとコブミカンというハーブの刺激的な、くせになる香りが漂ってきます。
半熟たまごをとろーりくずしていただきます。トッピングのフルーツはサラダ感覚で。
スパイスの効いた味付けは、初めていただくのにどこか日本的でもありました。訊くと、現地のレシピを元に日本人風にアレンジされているそうです。なるほど。どこか懐かしい味わいです。
野菜もたっぷり入っていてヘルシー。おこげの香ばしさとスパイスミックスの刺激が食欲を誘ってどんどんスプーンが進みます。
でも、わりと辛いです。
箸休めにつけあわせのフルーツをぱくり。
普段ならご飯ものと果物を一緒に食べる事なんてありませんが、ナシゴレンの辛味で疲れた口にフルーツの甘さと柔らかい食感がマッチ。舌を休ませることができます。リフレッシュしてまたご飯をぱくり。
食べ終わる頃には折からの寒さで縮こまっていたお腹がすっかりくつろぎました。
でも、次に来るときにはまたべつのお皿が待っています。それがなんとも言えずたのしみですね。旅にでる気分で出かけてみたいです。
Tottoriカルマカルマの詳情報
住所:鳥取県鳥取市戎町116
営業時間:12時~18時
電話番号:0857-29-5077
定休日:不定休
駐車場:無
Facebook:https://www.facebook.com/tottorikarma/
Twitter:https://twitter.com/tottorikarma
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