観光×仕事の新しい働き方！鳥取でワーケーション実践してみた感想

鳥取県ふるさと人口政策課関係人口推進室が募集を行っていた、「とっとりワーケーションモニター」の制度を利用し、鳥取県でワーケーションを実施してみたレポートをお届けします！

とっとりワーケーションとは？

鳥取県ではワーケーションの推進に取り組んでおり、県内でワーケーションを実践し、レポートを作成できるモニター参加者を募集。

対象は鳥取県外在住で令和２年４月１１日から令和３年２月末までにワーケーションを実践できる方、ということで10組の募集がありました。

参加条件は鳥取県内で、３泊４日以上ワーケーションを実施すること。また、モニターとしてワーケーション終了後３週間以内に、レポート、アンケートなどを提出すること。

鳥取県としても、雄大な自然、温泉といった観光とオフィス・医療等の都市機能が近距離に存在し、航空便の増加や高速道路網の整備で東京圏・関西圏からの利便性も高まっているなか、リモートワークができる人材を対象に余暇と観光を組み合わせたワーケーション誘致に力を入れていくようです。

※今年度の募集は終了しています

日程紹介

鳥取市2日→湯梨浜町1日→南部町2日

日中はオンラインミーティングをメインに、カフェや滞在先などで働き、仕事の予定がない時間で近場に観光や食事、温泉を楽しみました。

体験・観光

民藝めぐり

器好き必見！

鳥取市で民藝がさかんな鳥取の焼き物を見るなら鳥取駅からもバスで10分とアクセスがいい「器屋うらの」へ。

広々とした店内には鳥取県内や島根にとどまらず、幅広い地域の作家物の焼き物がセレクトされており見応えがあります。筆者も希少な牛ノ戸焼の片口を購入しました。

そして鳥取駅から徒歩5分の民藝館通り周辺にあるお店も要チェック。鳥取民藝美術館に隣接する「鳥取たくみ工芸店」、器以外のクラフトも多数扱う「ギャラリーSORA」などがまとまっていて回りやすいですよ。

買い物だけでなく、民藝をもっと知りたい方は「鳥取民藝の師父」と呼ばれる吉田璋也により、民藝の紹介を目的として建築された「鳥取民藝美術館」もおすすめです。

そして足を伸ばせるなら窯元まで行ってみるのも楽しみの一つ。

今回は鳥取県西伯郡南部町で120年近く続く窯元「法勝寺焼松花窯」へ。

昔ながらの陶法で、なるべく町内から材料を調達するというこだわり。上品な色合いとシンプルなデザイン、焼き上がりの柔らかみが特徴です。

併設のギャラリーではお買い物が可能です。筆者もたくさんある器の中から迷った末に器を1点購入しました。

事前予約をすれば器づくりの体験も可能だそうなので、旅の思い出を作りたい方にもおすすめです。

大山ぐるっとタクシー南部町里山周遊コース（鳥取県西部）

米子市国際観光案内所などから利用できる貸し切り観光タクシー「鳥取大山山麓タクシーぐるーんとタクシー旅」でコースを選び、南部町を観光。

3時間貸切で1000円で、多様なコースがあり、大山エリアの主要観光地はほとんど抑えられているため、車を使わずに移動している人にとってもおすすめです！

予定を立てていなくても受付時に相談に乗ってもらえて、都合に合わせてルートのおすすめなどをしてくれるため、初めて大山エリアを観光する人にとっても最適です。

また3時間でまわれるので、それ以外の予定とも組み合わせがしやすいです。

→鳥取大山山麓タクシーぐるーんとタクシー旅の詳細

温泉・公衆浴場

仕事や日頃の疲れを癒すなら温泉へ！

鳥取県内にはたくさんの温泉地や入浴施設があるので、ぜひワーケーションの滞在先でも探してみてください。

筆者は皆生温泉のスパ施設オーシャン、大山エリアのなかやま温泉、東郷温泉の水明荘を利用しました。

どこも地元の生活になじんでおり、旅気分が味わえます。温泉のロケーションや泉質もいいところが多いのでほっと一息ついて旅の疲れを癒やせますよ。

鳥取のワーケーション環境

実際にワーケーションで使ったカフェなどを紹介します。

県内にも数か所、ドロップイン利用ができるコワーキングスペースもありますが、1日仕事をするわけではない働き方であれば、カフェなどでさくっとミーティングできる場所が重宝します。

ドロップイン鳥取（鳥取市）

宿泊施設の1階にあるカフェ。作業ができるよう全席コンセント付き、Wi-Fi完備のカフェでオンラインミーティングや作業にも使いやすいです。

広い空間で座席数も多く、鳥取駅からも徒歩5分なので好アクセス！

Wi-Fiの接続が途中で切れることもないので、1時間を超えるミーティングにも便利です。

パニーニ湯梨浜店（湯梨浜町）

東郷池を眺めながら作業できる窓側カウンター席が多数あり、利用者も多いですが、奥に長いつくりのため人の声も入りにくいので、オンラインミーティングもしやすいです。

松崎駅周辺は日中Wi-Fiの使えるカフェがほとんどないですが、こちらは9時～17時まで営業しており、フリーWi-Fiスポット完備です。

パンやスイーツ、ドリンクバーがあるので軽く軽食をとりながらの作業も可能。

天然温泉の足湯もあるので作業の疲れも癒せます。

ゲストハウスてま里の寄り合いスペース（南部町）

ゲストハウスのラウンジですが、地域の寄り合い所も兼ねており、地域の方がふらっとやってきたり、井戸端会議やこどもたちのたまり場にもなっています。
Wi-Fi完備でテーブルも2部屋に4つあり、作業しやすい環境なので宿泊する方におすすめ。
併設のカフェも利用できます。

→宿のホームページはこちら

鳥取県でワーケーションをする方へ

事前に作業ができそうな場所をチェックしておくことをおすすめします。

作業の拠点がない場合は、エリアによってはWi-Fi環境を探すのに苦労するため、カフェや作業スペースがないところへ行く場合は、モバイルWi-Fiやテザリングができると安心です。

鳥取の場合、夕方には閉まってしまうカフェが多いため、夜まで仕事をする場合は宿泊先に早めにチェックインして作業すると安心です。

また、拠点があることでバケーションとワークの両立がしやすくなりますよ。

短期滞在の場合はとくに宿に連泊することで移動を減らすことができ、身軽に観光にでかけたり、作業場所にもすることができます。

観光と仕事の両立は、移動や観光地を調べるのにも時間がかかるので、できれば現地の友人やゲストハウスのオーナーなど、情報をよく知っている人からおすすめ情報を聞いたり、案内してもらうとより深く地域のことを知ることができます。

鳥取駅周辺はワークスペースの選択肢がいくつかあり、商店街や民芸通りなどの観光・土産物スポットもコンパクトにまとまっているため、はじめてのワーケーションにもおすすめですが、中部・西部エリアも楽しいスポットがたくさんありますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

コンパクトなとっとりで”つながる”ワーケーション
→鳥取県ふるさと人口政策課のホームページはこちら