鳥取市今町にあるロータリーを見事に読んだ「ろ」のかるた。
正確には「瓦町ロータリー」という名称で、円形交差点のロータリーは全国でも珍しいそうです。
しかし、誰もが通る時に右見て左見て前見て…と戸惑うこの道路。この日も何台もの車が「行くの?行かないの?行っていいの?」とゆずり合っていました。
「瓦町ロータリー」を調査
辞書で「ロータリー」と調べると「交通整理のための円形地帯」とありました。
駅前にあるロータリーは、バスやタクシーでごったがえすので、交通整理のためと言われたら納得できますが、ここのロータリーは交通整理のためなのでしょうか。
せっかくなので調べてみることにしました。
グーグルマップの航空写真で見てみると、6つの道路が行き交う六差路になっています。
少し見づらいですが、4か所ある小さな三角の植え込みも車がスムーズに流れるためのものだそうです。
太平線は鳥取駅へから鳥取城跡へ続く県道192号線。
このあたりは商店街があり、駐車場も多くて街ブラするには便利なエリアです。
智頭街道の歴史は古く、江戸時代は参勤交代路として使われ上方往来ともいわれていたそうですよ。
歴史ある道と知ると感慨深いものがあります。
鳥取砂丘や、こどもの国へ行くなら梶川通りへ。
ちなみに荒木又右衛門記念館の看板がありますが、この荒木又右衛門は剣の達人で忍者の名門服部一族の出だそうです。
記念館には実際に使用していた刀もありますよ。
吉岡街道は、鳥取市と吉岡温泉をつなぐ幹線道路です。
第2次世界大戦中の1943年刊行の「鳥取市街図」には六差路がすでに描いてありました。
(※著作権の関係で地図掲載はできませんが…)
複雑な道路とはいうものの、古くからの道とわかるとこのロータリーも貴重な財産で愛着がわきますね。
シンボルツリーのクスノキ
真ん中にそびえ立つ大きなクスノキは、シンボルツリーとなっていますが、1970年頃は電飾広告のある鉄塔が立っていたそうです。
クリスマスシーズンを迎えるとイルミネーションが点灯されて華やかなロータリーになりますよ。
ただ、わき見運転にはくれぐれもご注意ください。
ロータリー近くのいちおし店
ロータリーのすぐそばにある人気の菓子工房「3と7(さんとなな)」さん。
焼き菓子とカヌレのお店で今日のおやつを買いました。
こじんまりとした店内ですが、シンプルでおしゃれなケーキも美味しそうです。
今回は手軽に食べられるカヌレを購入。
栗のカヌレはしっとりとした栗が入っていて、もっちりとした食感の生地とマッチしておいしかったです♪
鳥取かるた「ロータリー 一時停止で ゆずり合い」編でした。
ロータリー付近の商店街を散歩してみるのはいかがでしょうか。
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※本記事の情報は2023年9月12日時点のものです。
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