とっとりずむの学生インターンを通じて、南部町手間地区にある「ゲストハウスてま里」に行ってきました!
今回はゲストハウスてま里の魅力とオーナーさんについてご紹介します。
ゲストハウスてま里とは?
ゲストハウスてま里は古民家をリノベーションし、2019年にオープンした食べて泊まれる寄り合いの場「てま里」の中にある宿泊施設です。
「てま里」という名前はてま里のある「手間地区」と「手毬の弾むような賑わいにしたい」という思いからつけられています。
ゲストハウスはキッチンや浴室が共同のため、ホテルなどに比べてお手軽な値段で泊まることが出来ます。
広々としたお庭
てま里に来て最初に目に入るのは広々としたお庭です。天気のいい日はお庭で日向ぼっこもいいですね♪
毎週木曜日は庭先で野菜市が行われています。地元の食材がリーズナブルな価格で手に入りますよ!
お部屋紹介
このお部屋は男女共同のドミトリー(相部屋)です。
てま里には他にも、女性専用のドミトリーもあります。相部屋だと気を使うのでは…と思いますが、個人のベッドはカーテンで仕切られ、中も広々としています。木のデザインがとってもステキなお部屋です♪
このお部屋は離れにある個室のお部屋となっています。
さっきのお部屋の雰囲気とはガラリと変わり、畳の匂いで落ち着くお部屋です。中も広々としているので、家族やお友達と来るのもいいかもしれませんね。
ここは誰でも自由に使える交流スペース「てまりば」です。
ここでは泊りに来た人同士の交流だけではなく、ゲストと地元の方、地元の方同士の交流の場となっています。偶然の出会いが生まれる、言わば縁結びスポットですね♪
「てまりば」からはてま里の広々としたお庭が一望できます。
インタビュー
オーナーのかなこさんにお話を伺ってみました!
てま里のオープンのきっかけを教えてください。
もともとは学生団体が手間地区でフィールドワークを行い、手間地区の空き家を利用して地域を活性化させるためにはどうしたらいいのか、地元の方と話し合いを行ったことから始まります。そこから手間地区になかった宿泊施設、交流の場などとして生まれたのが「てま里」です。
ゲストハウスの魅力は何ですか。
ゲストハウスは相部屋が基本となり、キッチンやバス・トイレも共同となります。そのため、スタッフや他のゲストとも必然的に距離が近くなります。初対面同士でコミュニケーションを取っていく中で、共通点を見つけたり観光の感想を話し合ったりと、偶然の楽しい出会いがあることが魅力だと思います。
お部屋のデザインはどのように決められましたか。
実際に訪れたゲストハウスを参考にしながら、建築士さんと相談して決めました。ベッドのお部屋の個人スペースの仕切りは一面カーテンだと落ち着かないので、半分カーテン、半分木の板の仕切りにしています。もともと古民家にあった和室の部屋は、外国の方に日本の雰囲気を体験してもらいたいという思いもあり、そのまま活用したデザインにしています。
宿泊施設だけではなく、交流の場である「てまりば」をつくった理由は何ですか。
これには地元の方の声がありました。てま里の1番の目的は、ゲストと地元の方、地元の方同士の交流の場となることで、地元に賑わいをもたらすことです。そのため、交流スペースである「てまりば」をつくりました。他にもてま里ではゲストと地元の方が交流できるイベントも開催しています。タピオカブームのときには高校生発案でタピオカづくりも行いました(笑)つくったタピオカは、実際に祭りで売り出したりもしました。
コロナ後の新たな取り組みはありますか。
いつか実際に泊まりに来てもらいたいという思いから、オンライン宿泊を始めました。偶然の出会いというゲストハウスならではの魅力は、オンライン宿泊でも変わりません。実際に大阪など様々な場所に住んでいる方に参加していただけました。てま里をリアルタイムで紹介したり、鳥取の隠れスポットを紹介させて頂いたりしました。近くにある赤猪岩神社でのオンライン参拝も行いました(笑)絵馬も代筆で寄せ書きし、奉納しました。
アメリカで日本のことを勉強している大学生向けに英語でのオンライン宿泊を行ったこともあります。オンライン上ですが実際に顔を合わせることで、鳥取、南部町の魅力を伝えることが出来ました。
ゲストの方を迎える上で大切にしていることは何ですか。
人とのつながりを提供することです。ゲストの方同士を繋げたり、てま里に遊びに来た地元の方をゲストの方に紹介したりするようにしています。他にも、ゲストの方に合わせた南部町のスポットを紹介するようにしています。
今後新たに取り組みたいことはありますか。
親子に向けた魅力発信を行いたいと思っています。てま里には広い庭があるので、子どもたちが遊ぶにはもってこいです。また、個室の部屋は離れとなっているので、子どもが賑やかにしていても、気兼ねなく過ごせます。南部町の自然を体感してもらい、親御さんはその間ゆっくり過ごし、地元の方と子どもたちが交流することでまた来たいと感じてもらえれば嬉しいです。その子どもが大人になっても来てもらえる場所になったらもっといいなと思います!
また、てま里では地元の子ども達に向けた英会話教室を開いています。いずれは外国から来たゲストの方に、地元の子どもたちが英語で南部町を案内できるようになったらいいなともいます。てま里が異文化交流の場になったら素敵ですよね。
最後に
てま里ではかなこさんをはじめ、たくさんのステキな方々と出会うことが出来ます。
偶然の出会いを探しに、ぜひてま里を訪れてはいかがでしょうか?
宿の詳細は公式ホームページからご確認ください。