智頭町にある人気店「タルマーリ―」の、2店舗目となる「タルマーリ―智頭店」が、2022年4月石谷家住宅近くにオープンしました。
パンのテイクアウトはもちろん、カフェコーナーではランチセットやサンドイッチや、クラフトビールなどがいただけます。
この記事では店内の様子と、テイクアウトしたパンをご紹介します。
「タルマーリー智頭店」の基本情報
住所 | 八頭郡智頭町智頭594(MAP) |
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営業時間 | 12:00~18:00 ※夜は応相談 |
定休日 | 火曜日・水曜日 ※冬季休業あり |
駐車場 | あり ※智頭宿・石谷家無料駐車場を利用 |
電話番号 | 0858-71-0139 |
公式HP | タルマーリ― |
SNS | Instagram Twitter |
駐車場は、智頭宿・石谷家無料駐車場を利用します。
中央の道路から見て右手が駐車場、左手が「タルマーリ―」と石谷家住宅へ続く道です。
絵本の中の1ページにありそうな外観に、入店前からワクワク。
カラカラと懐かしい音がするドアを開け、早速お邪魔します。
店内の雰囲気
「タルマーリ―」は、「野生の菌だけで発酵させる」というポリシーのもと、パンとビールを製造しています。
小麦粉、塩、酵母、水というシンプルな材料を使用し、素朴だけれども味わい深いパンは、菌の機嫌で日々変化する、まさに生きているパンです。
パンの横では、調味料やジャム、韓国でもベストセラーになった著書『田舎のパン屋が見つけた「腐る」経済』などが販売されています。
小腹がすいた時に食べたくなる焼き菓子は、一部量り売りです。
カフェスペースでは、自家製酒種のランチセットやサンドイッチ、自家製クラフトビールがいただけます。
明るくポップな外観、素朴な雰囲気の入り口、夢の世界に飛び込んだようなカフェスペースと、ひとつお店の中で旅をしているような気分になりました。
実際に購入したパン
ほしいパンを伝えると、スタッフの方が取ってくださるスタイルです。
全粒粉酵母の田舎パン、あんぱん、スコーン(ヘーゼルナッツチョコ)を購入しました。
全粒粉酵母の田舎パン
岡山県津山産の小麦を自家製粉した、挽き立て全粒粉を使用したパンです。
口に広がる酸味は、自家製酵母の生きていた証のように感じました。
どっしりとした重みと、食べごたえがあり食事やお酒にぴったりです。
軽くトーストすると、香ばしさが加わり全粒粉の深みが引き立ちます。
あんぱん
無農薬・無肥料の大豆から作られた「自家製の白あん」が入っています。
ふわっとした生地ではなく、しっかりと噛み応えのあるハードな食感に、やさしさい味のあんこが良く合います。
小豆のあんことは違った、旨みとコク、大豆とは思えない上品な甘み…
大豆生産者さんの優しさも一緒に、パンの中に包まれている。そんな気持ちになりました。
「タルマーリー智頭店」のおすすめポイント
発酵食品が好きな筆者は「菌の世界」に興味津々!
人間のストレスが発酵に影響するそうで、菌の心地よい場所づくりにも力を入れておられます。
スタッフの労働環境を整備しストレスを減らし、将来への不安を払い去って技術の習得できるよう、様々な取り組みをされています。
著書のタイトル「菌の声を聴け」の通り、人間の思い通りにいかない菌に向き合い、焼きあがる「タルマーリ―」のパンを食べれば、自分の中に足りない何かを補ってくれるかもしれません。
全国からファンが訪れるのも納得のお店。次回は「野生の菌だけで発酵させるクラフトビール」いただきたいです。
※本記事の情報は2022年9月15日時点のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。
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