2018年4月14日から始まっている、砂の美術館第11期「砂で世界旅行・北欧編」に行ってきました。
鳥取砂丘から徒歩圏内の砂像専門の砂の美術館は砂丘観光や鳥取観光には外せないスポットです!
砂で作られているとは思えないほどの迫力と、細部まで丁寧に表現された繊細さを兼ね備えた砂像は圧巻。
世界で唯一の「砂」を素材にした鳥取ならではの美術館です。
砂の美術館へのアクセス
車の場合は、一番近くのインターチェンジ(鳥取IC)からの美術館までは約20分。鳥取砂丘コナン空港からは約15分ほどで着きます。
バスの場合は、鳥取駅バスターミナル0番乗り場「砂丘線」の利用がおすすめ。鳥取砂丘に一番近いバス停(砂の美術館前)で下車して、徒歩約1分で到着します。
砂の美術館について
砂の美術館は、2006年から毎年「砂で世界旅行」のコンセプトのもと、様々な世界の風景や人物を砂の彫刻「砂像」で表現している世界で唯一の砂像の美術館です。
世界各国から砂像のアーティストが集結し、世界最高レベルの作品を展示しています。
去年の記事:[砂の美術館 2017]繊細でど迫力の砂像・アメリカ編。砂丘観光で必ず立ち寄るべし!
砂像は会期が終わればもとの砂に戻ってしまいますが、その限られた期間しか存在できない儚さにいっそうの魅力を感じますね。
では早速中に入ってみましょう。
入場料・営業時間
入場料は大人600円、小中高生300円です。(※小学生未満は無料)
子どもの割引があるので、家族旅行でも行きやすいですね。ちなみに、団体(20名)でお越しの方は100円割引の価格になります。
営業時間は、平日・日曜日が午前9時〜午後6時 (最終入場は午後5時30分) 、土曜日が午前9時〜午後8時 (最終入場は午後7時30分)です。
今期の展示期間は2018年4月14日〜2019年1月6日となっています。開催期間中は、年末年始含め無休です。
入口にはフォトスポット
チケットを購入し、エントランスに入ると、フォトスポットがありました。壁にある写真とうまく合わせると、彫刻家になったような写真が撮れます。
私も撮ってみました!
意外とリアルに撮れます!
足元をちゃんと板に合わせると上手くいきますよ。
砂の美術館2018・北欧編
フイヨルドに代表される北欧の大自然や、壮大な物語を綴る北欧神話、アンデルセン童話など、北欧の歴史や文化、自然にちなんだ砂像22点が展示されています。
イーエスコウ城
まず出迎えてくれたのは、精巧につくられた大きな建物。こちらはデンマークにあるイーエスコウ城です。
写真では伝わりきらないですが、背丈もかなりあるので生で目にするとホンモノのような迫力です。
砂像の前に立って写真撮影をすると、まるで現地に来たかのような記念写真が撮れますよ。
ノルウェー・ベルゲンの旧市街地
ノルウェーの旧市街地ブリッゲン地区を細部まで丁寧に再現した作品。目の前にした時の立体感に驚かされます。
行ったことがない人でもなんだか現地の風を感じられるような、細部までこだわり抜かれた作品です。
北欧の大自然フイヨルド
先に進むと奥手に広がっている大自然。北欧といわれて、ぱっとイメージするような氷河が作り出した青く広大なフイヨルドの谷間を表した作品です。
水の流れる音が、耳からも北欧の空気を感じることができます。砂像なので色は一色ですが、ずっと見ているとまるで色がついているかのような錯覚に陥ってしまいそうになるほど丁寧に作られています。
マッチ売りの少女
アンデルセン童話の中でも有名な「マッチ売りの少女」を模した作品です。寒い中、売り物のマッチに火をつけ暖をとると、幸せな幻想が見え、そのまま少女は息を引き取ってしまいます。
悲しい運命の少女の表情まで、細かく表現されています。
人魚姫
人魚姫というとディズニー映画を真っ先に思い出してしまいがちですが、実は北欧の児童文学だったんですね。人間に恋をした報われない人魚の恋を描いた物語です。
このシーンは、人魚が海の魔女に会い、その美しい声と引き換えに日本の足を手に入れるところ。魔女のおどろおどろしい雰囲気が伝わってきます。
北欧神話
北ヨーロッパの国々に伝わる「北欧神話」。こちらの砂像は、北欧神話の中で最高神として語り継がれているオーディンを模したものです。
鋭い眼光と存在感に砂であることを忘れてしまいそうです。
ニーベルングの伝説
先ほどのオーディンの子孫にあたる主人公のシグルズが、愛するブリュンヒルドと結ばれるため、伝説の財宝を隠し持つドラゴン退治へと旅立つ物語。
この作品は、アイスランドの女王であるブリュンヒルドに謁見するワンシーンを表現しています。
隣にはドラゴンのもとにたどり着いたシグルズの様子が。表情まで繊細に表現されていますね。
グリークとペール・ギュント
ノルウェー出身の作曲家グリークの姿と、代表する名曲「ペール・ギュント」を表した作品です。
「山の魔王の宮殿にて」の特徴的な主題の繰り返しは、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。砂像で表現された楽譜は正確な音になっているので音楽経験のある人は脳内再生してみてください。
まっすぐで力強い眼差しにおもわず見つめあってしまいました。ちょっとダンディーでかっこいいですよねえ…?
北欧の動物たち
北欧といえばクマやトナカイ、リスなどの動物たちをイメージする方も多いと思います。
コチラの作品はそんな北欧の大自然の中に住む動物たちが表現されています。息遣いが聞こえてきそうなほどリアルな姿をしています。
ダイナマイトの発明家・ノーベル
かの有名なノーベル賞の「アルフレッド・ノーベル」。彼が発明したダイナマイトは鉱山の発掘や建設などの発展に大きく寄与しました。
ダイナマイトの威力がそのまま砂像で表現されています。ノーベルの存在感にも圧巻です。砂とは思えない、オーラのようなものを感じます。
ムンクの「叫び」
展示の最後を飾るのは、誰もが知っているであろう、ムンクの「叫び」です。ノルウェーを代表するエドヴァルド・ムンク。”生命のフリーズ”のテーマで数々の作品を生み出してきました。その中で誕生したのがこの「叫び」です。
「ムンクの叫び」という作品名と勘違いしてしまいそうですが、作品名は「叫び」なんですね。
砂像とならんで叫びポーズをするとフォトジェニックな写真が撮れますよ。
砂丘観光と一緒にどうぞ
雄大で自然を感じられる鳥取砂丘と一緒に、また違う角度で「砂」や「自然」を楽しめる砂の美術館に訪れてみてください。
ちなみに砂の美術館は少し小高いところにあるので、外に繋がっている三階から丘にでると砂丘を一望できるスポットもあります。
そこには鳴らすと幸せになると言われている「幸せの鐘」がありますので、ぜひ鳴らしてみましょう。
鳥取に来た際は、砂丘と砂の美術館で全力で”大人の砂遊び”を楽しんでみてください!
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砂の美術館 2018の詳細情報
名称 | 砂の美術館 2018 |
開催期間 | 2018年4月14日~2019年1月6日 |
住所 | 鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17 |
アクセス | 鳥取駅・鳥取空港より車で約15分 / バス停「砂の美術館前」から徒歩1分 |
営業時間 | 平日・日曜日が午前9時〜午後6時 (最終入場は午後5時30分) 、土曜日が午前9時〜午後8時 (最終入場は午後7時30分) |
入場料 | 大人600円、小中高生300円(※小学生未満は無料) |
TEL | 0857-20-2231 |
定休日 | なし |
参考HP | 砂の美術館 HP |