4月15日から始まっている「砂の美術館 2017」に行ってきました。
砂像の展示は今期が記念すべき10回目。テーマは「砂で世界旅行・アメリカ編」です。
ど迫力で繊細な砂像は、想像以上のクオリティーで感動すること間違いなしです。
世界で唯一「砂」を素材にして、彫刻作品を展示している美術館。砂丘観光の立ち寄りスポットにおすすめです。
砂の美術館へのアクセス
車の場合は、一番近くのインターチェンジ(鳥取IC)からの美術館までは約20分。鳥取砂丘コナン空港からは約15分ほどで着きます。
バスの場合は、鳥取駅バスターミナル0番乗り場「砂丘線」の利用がおすすめ。鳥取砂丘に一番近いバス停(砂の美術館前)で下車して、徒歩約1分で到着します。
砂の美術館について
砂の美術館では、砂像を専門に毎年テーマを替えて展示しています。
砂像とは、水で固めたの砂の塊を彫る彫刻芸術です。世界各国から砂像のアーティストが集結して製作をしています。
展示は毎年、4月中旬〜1月初旬頃まで行っています。
美術館の入り口隣に砂像を発見。実際に近くで見ると圧倒されるかのような迫力があります。
ただ、外の展示は「雨が降った場合はどうなるんだろう?」って気になりますね。
外に展示してある砂像は、表面が風化で崩れるのを防ぐため、砂像用の環境に配慮したのりを水で溶いて吹き付けています。それが、通常の雨程度なら砂像を守ってくれるんです。
入場料・営業時間
入場料は大人600円、小中高生300円です。(※小学生未満は無料)
子どもの割引があるので、家族旅行でも行きやすいですね。ちなみに、団体(20名)でお越しの方は100円割引の価格になります。
営業時間は、平日・日曜日が午前9時〜午後6時 (最終入場は午後5時30分) 、土曜日が午前9時〜午後8時 (最終入場は午後7時30分)です。
今期の展示期間は4月15日〜1月3日とほぼ例年通りとなっています。開催期間中は、年末年始含め無休です。
「まだ期間あるし大丈夫!」と思っていると、あっという間に過ぎてしまうので、早めに行っておきましょう。
砂の美術館2017・アメリカ編
アメリカは砂像彫刻文化発祥の地で、記念すべき10期目の企画展にふさわしいとされて、選ばれました。
世界が誇る大自然と自由の国。アメリカをテーマとした作品は全部で19個ありました。
実際にみてきた砂像の一部を紹介していきますね。
アメリカの文化〜映画産業〜
会場に入るとハリウッドスターたちの砂像に出会います。
繊細ながらも巨大なスケールの砂像に感動。歴代のスターたちは圧倒的な存在感です。
写真の撮影スポットとしてもおすすめです。正面に座ると、全体が写って良い感じに撮影できますよ。
アメリカンライフ
アメリカの生活を表現した砂像。サングラスをかけた陽気な太陽が、自由の国アメリカを表現しているようにもみえました。
車の立体感がすごくて、今にも飛び出してきそうな勢い。
アメリカのスポーツ
アメリカの3大スポーツ、ベースボール(MLB)、アメリカンフットボール(NFL)、バスケットボール(NBA)。日本に比べてアメリカのプロリーグで活躍する選手は比較にならないくらい、富と名声が得られます。
フットボール選手の目力がすごい。歴戦の名選手というのが、とても伝わってきました。
アメリカの音楽
世界中で愛されているアメリカの音楽。
様々なルーツを持つアメリカ人の文化と混ざりありながらリズム&ブルース、ロックなど複数のジャンルに発展しています。
砂像をみているだけで、頭の中に音楽が流れてきそうでした。
ニューヨークの摩天楼
アメリカと言えば、自由の女神をイメージする人も多いと思います。自由の女神はアメリカ独立100周年を記念してフランスから寄贈され、1886年に完成。
アメリカの自由と民主主義の象徴となっています。
南北戦争とリンカーン
授業でも、よく出てくる南北戦争とリンカーン。
リンカーンは奴隷解放の父とも言われ、アメリカ合衆国の分断の危機から救った偉大な大統領として尊敬されています。
砂像を通じてアメリカの歴史を学ぶこともできます。
アメリカの動物たち
アメリカに生息している動物の砂像もありました。大自然のアメリカだからこそ、多種多代の動物が暮らしているんです。
毛皮の感じが砂で上手く表現されていて、本物並みにリアル。さすがの世界クオリティーの彫刻です。
宇宙開発
「アポロ11号」が史上初の月面着陸が成功したことで、アメリカの宇宙産業は飛躍的に注目されることになりました。
現在もNASA(アメリカ航空宇宙局)を中心に宇宙開発は行われ、人々に夢や希望を与えています。
マウントラッシュモアとグランドキャニオン
会場の一番奥にはアメリカの歴代大統領の彫刻があります。左からジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、セオドア・ルーズベルト、エイブラハム・リンカーンと並んでいます。
バックの背景が夕日から虹などに変わってく演出が素敵でした。アメリカの壮大な姿を表現した作品です。
ちなみにこの作品は3階から見ました。
高い位置にあるので、3階からの方が見やすかったりもします。
お土産コーナー
砂像のポストカードやアメリカ関連グッツのお土産販売もあります。
砂丘の砂が入ったペンや、
アメリカの先住民族に伝る精霊(ココペリ)のぬいぐるみなどがありました。
おかえりの際の記念に買って帰りましょう。
毎年楽しめる!鳥取観光で立ち寄るべし。
砂の美術館は毎年テーマが変わるので、毎年楽しめます。カメラが顔認証するくらい緻密な砂像のクオリティーを間近で体感できますよ。
素材が砂だから崩れやすく、長期保存が困難。期間限定でしか鑑賞できない儚さが、砂像の魅力です。
世界の美術館を回っている友達も「想像以上に良かった!」と絶賛していました。普段、美術館にあまり興味がない僕でも楽しめるので、本当におすすめです。
雨の日の砂丘観光でも満喫できるのが、嬉しいポイントの1つです。
家族、お友達、カップルなどで、ぜひ行ってみてくださいね!
砂の美術館 2017の詳細情報
名称 | 砂の美術館 2017 |
開催期間 | 2017年4月15日(土)~2018年1月3日(水) |
住所 | 鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17 |
アクセス | 鳥取駅・鳥取空港より車で約15分 / バス停「砂の美術館前」から徒歩1分 |
営業時間 | 平日・日曜日が午前9時〜午後6時 (最終入場は午後5時30分) 、土曜日が午前9時〜午後8時 (最終入場は午後7時30分) |
入場料 | 大人600円、小中高生300円(※小学生未満は無料) |
TEL | 0857-20-2231 |
定休日 | なし |
参考HP | 砂の美術館 HP |