今回お邪魔した「賣沼神社(めぬま神社)」は、愛と祈りの聖地とも呼ばれ、ちょっと変わった狛犬に癒される場所。
静かな空間で感じる優しい時間をご紹介します。
「賣沼神社」の場所
▼場所はここ
鳥取県鳥取市河原町曳田
ナビ通り進んでいると、カーブ手前から鳥居が見えてきます。
神社の手前に八上姫公園がありますので、そちらに停めましょう。
舗装はされていませんが、とても広く春には桜が楽しめるそうですよ。
公園にも小さくかわいらしい石像が飾られていました。
「賣沼神社」の雰囲気
鳥居をくぐってお邪魔します。
愛と祈りの聖地
鳥居をくぐると、大国主命と八上姫、白兎の石像がありました。
比較的新しく造られた物のようです。
出雲の地まで名前が届くほどの美女であったと言われる八上姫。
大国主命は八上姫に逢うために、出雲からここ因幡まで旅に出ます。
旅の道中で白兎を助けた事が神話「因幡の白うさぎ」となっています。
神社の雰囲気
それでは奥へ進みましょう。
古さを感じるものの、手入れが行き届き清潔感のある手水舎で身を清めます。
生花が活けてあり、お出迎えされているような感覚がありました。
2つ目の鳥居は美しい苔が生え、寒い中でも青々とし生命力を感じます。
抱き狛犬
「賣沼神社」を知るきっかけになった抱き狛犬。
非常に珍しい狛犬だそうで、狛犬の後ろに小さな狛犬が隠れています。
お母さんにぴったりと寄り添うような形には、親子の絆や愛を感じます。
こちらはお父さんでしょうか?
全く違う表情で、どっしりと構え静かに見守る姿もまた愛らしいです。
こちらの狛犬は孫を亡くされた方が奉納され、その後新しい命を授かったとの話もあるようで子宝や安産、そして大国主命と八上姫の出逢いから縁結びなどの御利益があるとされています。
もうひとつの狛犬
奥の狛犬にも注目。
なんとも言えない可愛いフォルムに癒されます。
小さい神社ですが、一つひとつの物が見ごたえがあり、誰にも邪魔されない静かな空間はゆったりとした時間が流れています。
おわりに
第一印象は、きれい。
細部まで手入れが行き届いた神社は、古さまで美しさの一つに感じれるような場所でした。
近くには大きな河が流れており、水の流れる音にもまた癒されました。
春は桜、秋は銀杏が楽しめるようなので季節によって違う表情を見せてくれそうです。
ざわざわ心が落ち着かない方、自分を見つめ直したい方、新しい生活がスタートする方などちょっと一息ついてみませんか?
きっと自然の力であなたを包み込んでくれますよ。
「賣沼神社」の詳細
駐車場 | 15台程度 |
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電話番号 | 0857-22-3318(鳥取市観光案内所) |
鳥取観光案内 | https://www.tottori-guide.jp/tourism/tour/view/983 |