鳥取市内では他に無いと言っていいくらい、本格的な東南アジア料理をいただける食堂です。
店内は雑貨スペースとレストランスペースになっており、販売されている雑貨の数々もオーナーさんが現地から買い付けてくるそうです。
ナチュラル感が素敵なものばかりです。
何度かの移転を経て、現在の場所で食堂を再開なさったのが3年前。ワルンとは、インドネシアによくある雑貨屋さんが食堂も経営する独特のスタイルのことです。
今回頼んだ料理は暑い夏にぴったりの刺激的な味でした。
マイマイワルンのある場所
産業道路沿いを国府町方向に向かって進み、天神町交差点を過ぎて、鳥取駅南入り口交差点の手前を左に入ります。
見落としやすい曲がり角なので気をつけてください。
マイマイワルン・お店の外観
手作りのような暖かい看板が迎えてくれる木造の小さな食堂兼雑貨屋さんです。「おいでおいで食堂」とかかれていますが、「マイマイ」とはインドネシア語で「おいでおいで」の意。
鳥取の方言だと「きなんせえ」のニュアンスに近いでしょうか。オーナーさんのインドネシアのご友人からの発案だそうです。
軽そうなワンピースが夏の熱気になじんで、南の島の空気を辺りに振りまいていました。
マイマイワルン・店内の様子
レストランスペースには4人がけ席が2セット、2人がけ席が1セット、カウンターにそれぞれ2人ずつ座れる席が設けられています。
こちらも生命観あふれる南国調の絵画です。「楽園」を追い続けたゴーギャンのタッチを彷彿とさせますね。
個性的な動物のオブジェや色鮮やかなアクセサリー類で、店内はとても明るい雰囲気に満ちていました。
マイマイワルンのメニュー
平日の日替わりランチはなんとワンコインこの日はチキンカツ定食でした。コスパ抜群でボリュームも申し分ありません。
日替わりメニューもそれ以外の日には定価で注文が可能です。パッタイビーフンなど初めて聞くお料理です。パッタイとは米を使った麺のようですね。日本ではまだなじみが無い食材です。
ドリンクをセットで頼むと、150円引きになるというサービスも。今回はアフターで頂くことにします。
マイマイワルン・頼んだもの
暑い日だったので、刺激的なものを!と酸辣湯(サンラータン)ビーフンを注文しました。
まずはスープから。お店の方から辛いと聞いていましたが、酸味が立っていてそれほど辛くは…
と思ったら後から追いかけてくるような辛味!でもとげとげした辛さではありません。酸味もまろやかで、加熱しているのに主張はあくまではっきりしています。
辛味の正体は、サンバルというインドネシアではポピュラーな辛味調味料だそうです。こちらもオーナーさんが現地で仕入れを行って、料理に使うごとに辛さを調節しながら味を調えるのだとか。
日本で言うと七味やタバスコの感覚で現地の方がお使いになっているそうです。
麺はしっかりと弾力があるのに、口に残りません。のど越しがすっきりしていて、どんどん箸が進みます。
辛い、すっぱい、食べやすい、でも辛い、次はスープ。と思いながら頂いていたら汗を一杯かいてしまいました。
でも気持ちのいい汗でした。
こちらは香ばしいスパイスの香りに誘われるココナツミルクのカレーです。合いびき肉と鳥挽き肉から選べます。山盛りサラダもついてとてもヘルシー。
野菜不足解消にもうってつけです。
ココナツミルクで辛さがだいぶ抑えられていましたが、こちらもなかなか刺激的な辛味。食べ進めるにしたがってもう1口、あと1口と食欲全開になってしまいます。
サンバルで汗をかいた後に、セットメニューで頼んだ冷たいチャイを頂きます。シロップもつけてくださいますが、辛いものを食べた後なのでストレートにしました。
すると、唐辛子で温まったからだがスパイス入りの冷えた紅茶で見事にリセット!体の中の巡りがすっかりよくなったような気がしました。
好みでシロップを入れても美味しいですが、刺激物で敏感になった口を治すにはストレートをおすすめしますよ。
マイマイワルンまとめ
暑い国由来の食べ物なだけに、猛暑に負けない辛さいっぱいの料理で元気をもらいました。
酸辣湯は酸味が食欲を回復させてくれる夏のマストメニューと言えます。
最近はとても暑い日が続いていますが、あえて汗をかきながら熱くて辛いものを食べるのも夏バテ予防になりそうですね。
MAI-MAI WARUNG (マイマイワルン)の基本情報
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この情報は2018年7月18日のものです。