およそ1300年もの歴史のある「因州和紙」は、とっとり伝統工芸品として親しまれています。
今回は、鳥取市青谷町にある「あおや和紙工房」で開催中の「第19回因州和紙あかり展」に行ってきた様子をご紹介します。
鳥取県内の学生から、全国の作家さんの作品まで、心あたたまる灯の世界をお楽しみください。
「あおや和紙工房」の基本情報
住所 | 鳥取市青谷町山根313(MAP) |
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営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 月曜日 ※祝日の場合は翌平日 |
駐車場 | あり |
電話番号 | 0857-86-6060 |
公式HP | あおや和紙工房 |
駐車場に車を停めて、階段を登った先に「あおや和紙工房」があります。
売店や常設展は無料、「第19回因州和紙あかり展」は一般300円(高校生以下無料)です。
施設内の雰囲気
第19回因州和紙あかり展
和紙を通した柔らかな光に癒される空間。
入り口すぐに、かわいらしいクマさんが顔を見合わせています。
後ろを振り返ると、かたつむりと紫陽花。花びら1枚1枚がステンドグラスのようにキラキラと美しい。
同じ和紙あかりでも、作り方ひとつで表情が違い、おもしろいですね。
智頭農林高等学校や青谷中学校など、県内の学生さんの作品も見逃せません。
草花や樹木を使った作品も多く、植物からできた和紙と合わせることで、それぞれの魅力を引き立てています。
筆者が1番気に入った作品はこちら「雨が降ってきた」。
葉っぱを頭に乗せて、今にも動き出しそうな姿が絵本のワンシーンのようでした。
ワンフロアの会場の中に、小さな世界がいくつも広がっています。
「第19回因州和紙あかり展」は2023年3月19日(日)まで。写真では伝えきれない、やすらぎの空間へぜひ足をお運びください。
常設展示室
常設展示室では、和紙の歴史などを学ぶことができます。
館内に飾られた花も、全て和紙で作られた作品です!近くで見ないと分からないほど、めしべやおしべまで細かく再現されていてびっくりしました。
売店
売店では、たくさんの和紙製品を取り揃えています。
ブックカバーに御朱印帳、ハガキやレターセットなど、久しぶりに筆をとりたくなりますね。
ランプシェードキットや自由研究セット。お子さまの夏休みの宿題にいかがでしょうか?
とっとりの伝統工芸品にふれ、自宅のインテリアとしても活用できますよ。
アクセサリー類は、やさしく揺れ動き、軽くて日常使いにもぴったり。香りづけして楽しむのもおすすめだそうです。
「あおや和紙工房」のおすすめポイント
今回で19回目になる「因州和紙あかり展」、はじめて伺いました。
全国各地から集まった作品は、それぞれ個性があり見応えも十分。ふんわりと光る灯りに、おだやかな時間を過ごせますよ。
季節や展示に合わせたイベントや、紙すき体験で思い出の作品を作ってみてはいかがでしょうか?
併設された「Cafe Berry」では、ランチやスイーツがいただけ一息つくのにぴったりです。
※本記事の情報は2023年2月22日時点のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。
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