大山のすぐ近くにある「寂静山(じゃくじょうざん)」に行ってきました!
子供からお年寄りまで歩きやすい登山道で、この時季は紅葉スポットとしても大変オススメです。
今回は、紅葉と大山の絶景スポットを楽しめる「寂静山」についてご紹介します。
寂静山とは?
寂静山は、大山寺の開基・金蓮上人が寂静されたという伝説が伝わる山です。
寂静とは、煩悩(ぼんのう)を離れ苦しみを絶った解脱(げだつ)の境地のこと。
標高は868.5mあり、この標高だけ見ると登るのが大変そうに思うかもしれませんが、大山周辺はそもそもの標高が高いので、山頂までは10分かからずに登れます。
ハイキングやお散歩気分で楽しめる山ですが、登山道の途中や山頂からは、大山の北壁や美しい自然を一望でき、なかなか見応えのある山です。
場所はここ↓
登山コース紹介
寂静山には複数の登山口や分岐コースがありますが、今回は大山散策で人気の僧兵コース内にある登山口から登っていくコースについてご紹介します。
コース詳細は下記の通りです。
①大神山神社奥宮参道沿いの登山口→②お里の松→③山頂
大山とは違い、本格的な登山準備の必要もなく、動きやすい服装や靴、暑い季節であれば熱中症対策にさえ気を付ければ簡単に登ることができる、老若男女にオススメのコースです。
では、さっそく登っていきましょう!
①大神山神社奥宮参道沿いの登山口
今回ご紹介する登山口は、大神山神社へと続く日本一長い石畳の参道沿いにあります。
大きな石灯籠の前に道標が建っているので、それに従い参道を外れ、登山道へと進みます。
横木渡しの階段道が続き、それを登り切ると寂静山を示す道標が再び出てきます。
この地点から5分(0.2km)で行けるコースと7分(0.3km)で行けるコースの分岐点となりますが、距離も時間もそう大差ないので好きなコースを選んで問題ないと思います。
今回は5分(0.2km)コースへ進みます。
道はなだらかな登りで、落ち葉に埋もれていますが足元もいいです。
ほどなくして、2つめの目的地である「お里の松」に到着です。
②お里の松
寂静山の絶景スポットの1つである「お里の松」からは、美しい大山の紅葉を望むことができます。
このあと、山頂付近から雨に降られてしまったのでガスがかかっていますが、綺麗な紅葉を見ることができました。
大山付近は天候が変わりやすいので簡単な雨具があるといいかもしれませんね。
また今では絶景スポットの1つとして知られている「お里の松」ですが、赤碕の漁夫の娘・お里と、一乗院の若い僧・与七の伝説が残る地でもあります。
この地が「お里の松」と呼ばれる由来やお地蔵様が鎮座されているので、合わせて見てみて下さいね。
③山頂
お里の松から山頂までは、また横木渡しの階段道を登っていきます。変わらずに足元は良く、紅葉を楽しみながら登れました。
適度な間隔で道標も建っているので道に迷うこともないかと思います。
歩きだしてすぐに寂静山山頂に到着です。
大山寺の開基・金蓮上人が寂静されたという伝説について紹介されているパネルや、金蓮塔、開山地蔵様が鎮座されているほか、屋根付きの東屋もありました。
晴れている日には、三鈷峰から大山北壁にかけての美しい景色を見られるようですが、ちょうど雨が降りだしたということもあり、北壁は霞んでいました。
美しい紅葉のグラデーションは見れたので、次は晴れた日にまた訪れてみたいと思います。
おわりに
ハイキング気分で大山の美しい絶景や紅葉狩りを楽しめる「寂静山」のご紹介はいかがだったでしょうか?
大山登山となるとそれなりの準備や体力、時間が必要となりますが、寂静山でしたら気軽に登ることができ、四季折々の美しい景色も楽しめるので老若男女にオススメです。
今年の大山の紅葉も終わりが近づいてきたので、ぜひこの機会に行ってみて下さいね!
※本記事の情報は2019年11月9日時点のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。
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