2018年10月6日に鳥取駅前民藝通りの旧バラエティ雑貨マツキにて開催された「ミレニアル世代から見た民藝」の登壇レポートです。
当イベントは、鳥取駅前で取り組みが始まっている「民藝まちづくり」をどのように発信していけば良いのかをミレニアル世代のブロガー4人と一緒に考えるトークイベントです。
僕は正直なところ民藝については完全に素人でしたが、Webの情報発信者の立場でトークセッションに参加しました。
当日の内容と民藝について改めて考えたこと、今後とっとりずむで発信していきたい民藝のテーマなどについて紹介してきます。
当日のイベント内容について
タイムスケジュールは以下の通りです。
第1部 (18:00-18:45)民藝館通りの切り取り方
第2部 (19:00-19:45)メディアと民藝まちづくり(トークセッション)
第3部 (19:45-20:30)懇親タイム
第1部では民藝のイメージについて登壇者で話し合いました。
僕を含める登壇者は民藝について「陶器の器だと思っていた」「骨董品のような感じ」「職人さんがつくる高価なもの」などのイメージを抱いていました。
参加者も含めて「なんとなく接するにはハードルが高いもの」と感じていた人が多かったようです。
民藝とは?
一般の人々が日常生活に使う実用的な工芸品。衣服・食器・家具などの類。民衆的工芸。
第2部では、第1部の民藝に対する若者のイメージや鳥取の民藝まちづくりの取り組みを、これから誰に向けてどうやって発信して行けば良いのかについて、トークセッションを行いました。
台風の影響で現地で参加できなかったichさんがスライドを作ってくれたので、それをもとに話を進めていきました。全国で旅をしながらライター活動している知見の広いichさんのまとめはとても分かりやすく参考になりましたね。
テーマ「民藝をどうやって若者に伝える…?」セッション始まりました!
私は残念ながらトークセッションしにくいので・・・(オンライン)🔻提案を3つ考えてみました!
①:体験によって伝える
②:SNSや媒体をつかって伝える
③:そもそもアプローチ層が合っているのかさぁ、意見交換しましょ! https://t.co/JmruTfDx2W
— ich(いち)@旅するWEBライター🍎 (@mw400813) 2018年10月6日
鳥取民藝を発信する上での課題
今回のトークイベントで民藝を発信する上での課題が以下の通りみつかりました。
民藝通りがどこかわからない。
民藝そのものがよくわからない。
民藝の仕切りが高いイメージがある。
自分ごとに思えない。
購入できる場所がわからない。
生産者の人の話が聞けない。
深掘りできない。
ちなみにミレニアル世代はインターネットで検索して情報を得ることが多いと思いますが、「鳥取 民藝」と検索してみましたが関連する情報は少なかったですね。
さらに、トークセッションの前には民藝通りを新鳥取県史編さん調査委員の佐々木孝文さん監修の元、案内してもらいましたが、「民藝通り」とネットで検索しても具体的な場所がいまいちよく分かりませんでした。
このような欲しい情報がみつからない状態はもったいないと思います。もっと鳥取の民藝の情報をネットで発信していく必要がありますね。
意識するべきことは「深める発信」
個人的には、登壇者や参加者の意見を聞く中で「深める発信」が重要だと感じました。
民藝にまったく興味がない人に伝えるよりも、民藝に興味がある人にさらに民藝を知ってもらうほうがハードルが低いはずです。しかし現状は「鳥取の民藝をもっと知りたい!」という人に向けての情報が少ないんですよね。
イベントでゲストや会場の皆さまからのご意見を踏まえ、ターゲットは地元(Iターン・Uターン含む)の20代〜40代前半、これから「この場所でこうやって暮らしたい!」と考える人々(民藝思考)をターゲットにしたい、広める発信というよりはニッチサイドに特化した「深める発信」を意識すべきだろうと感じました。引用元:まるにわ公式HP
この件の考察に関しては、登壇者のりょうかんさんが自身のブログで書いていましたので、ぜひ読んでみてください。
「深める発信」のターゲット層について
民藝についてもっと深く知りたいと思っている層は「旅好き20代後半〜30代後半の女性」だと僕は感じています。
その理由の一つが、旅行ガイドブック「ことりっぷ」シリーズの鳥取版にあります。実はこちらのガイドブックの表紙は、民藝なんですよね。理由は、鳥取で取り上げて欲しいテーマを読者アンケートしたときに民藝が多かったからです。
Webでもことりっぷは情報発信をしていますが、こちらの読者も「旅好き20代後半〜30代後半」が多いです。だからこそ「旅好き20代後半〜30代後半」に向けて民藝の情報を発信するのは効果的だと思います。
とっとりずむはことりっぷと連携して情報発信しているので、とっとりずむで発信した民藝の内容はWeb版ことりっぷでもどんどん発信していきます。

とっとりずむで発信していきたい鳥取民藝について
今後とっとりずむで発信していこうと検討している民藝のテーマは2つあります。
民藝の器を使って料理を提供している飲食店の発信
民藝は日用品として使ってこそ価値があります。
そこで、実際に民藝品(器など)を使っている飲食店をまとめて発信してみるのも良いかと思います。
民藝通り沿いのたくみ割烹店でも民藝の器で料理が提供されていますが、知識を深めるという観点では、岩美町のアルマーレーやCAFEニジノキなど、民藝の器で提供している飲食店もあるので、こちらも紹介していきたいです。
店によって使っている器の窯元が違うので、その器を選んだ理由などを店主さんに聞いてみると面白いかもしれませんね。


民藝の作り手の発信
インターネットで「鳥取 民藝」について調べてみましたが、現在の作り手についての情報はほとんどありませんでした。
とっとりずむではインタビュー記事も取り扱っているので、こちらでも発信していきたいです。
感想
民藝を深めるための発信をするためには、自分がもっと民藝を知る必要があると痛感しました。
先人たちの思想を大切にしつつ、民藝が陳腐なものにならないように細心の注意も必要です。鳥取の民藝の情報がネットに少ないのは「民藝をいい加減な気持ちで発信したくない」という気持ちのあらわれかも知れません。
しっかりと勉強した上で、とっとりずむでも発信していきます!
PS.読者の方から「こちらのサイトもぜひ参考に!」と教えて頂きました。
鳥取の伝統工芸品パンフレットをダウンロードすることができます。公式インスタグラムもありました。
合わせて読んでおきたいレポート
参加者のツイートや登壇者のレポートは以下のリンクからご覧いただけますので、こちらも合わせてご一読ください。