2023年8月4日倉吉市にオープンした「IRON-café」は、「八島農具興業」の事務所を改装してできたカフェです。
農具×カフェという異色のコラボレーションに驚く方も多いかと思いますが、扉を開けた先には、アウトドア好きや健康志向の方にぴったりなアイテムが並んでいました。
キャンプが趣味で、自宅でも鉄のフライパンや鍋を愛用し、長く使える良いものが大好きな筆者が、写真多め、熱量高めでご紹介します!
「IRON-café」の基本情報
住所 | 鳥取県倉吉市広栄町889-6(MAP) |
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営業時間 | 【平日】11:00〜17:30 【土・日・祝】10:30〜16:00 |
定休日 | 不定休 ※Instagramに掲載 |
駐車場 | あり |
電話番号 | 0858-22-7233 |
公式HP | 八島農具興業株式会社 |
SNS | Instagram Facebook |
倉吉市の企業さまの事務所等が並ぶ「卸団地」の一角にあります。
同じような入り口が並んでいるため、はじめて行かれる方は迷うかもしれません。その場合、店舗向かいのバッティングセンター「AREA9」を目印にするといいでしょう。
駐車場は、店舗前にあり複数台停めることができます。
店内の様子
「八島農具興業」の事務所を改装してオープンした「IRON-café」は、誰でもカフェを利用できる他、オリジナル商品等の展示・販売をされています。
店舗の机や椅子、商品棚も自社で作られたそうです。
男前インテリアが好きな人にはたまらない、木とアイアンの組み合わせ!性別問わず、好きな方も少なくはないはず。
ご要望があれば、企業や店舗だけでなく、一般家庭のオリジナル家具もオーダー可能です。
納品して終わりではなく、メンテナンス方法や、調子が悪い時などもすぐに相談できるのが、地元企業ならではで、通信販売にはない魅力です。
八島農具の商品
八島農具のはじまりは、明治30年。当時倉吉の名産品であった「稲扱千刃(いなこきせんば)」の事業に着手したことから。
いつの時代も人を支えるのは食であり、食を支えるのは農であり、その農を支える道具で社会に貢献したいという思いから、様々な製品を手掛け、農業に寄り添ってきたそうです。
参考:八島農具興業株式会社公式ホームページ
クワやカマ等の農具のほか、包丁、フライパンも扱っています。
包丁
包丁にも力を入れていらっしゃるとのことだったので、「詳しく教えていただけますか?」と伺ったところ、穏やかな口調で、素人にも分かりやすく説明してくださいました。
まず、はじめに見せていただいたのは「菜切包丁」。名前の通り、葉物野菜を切ることを得意とする包丁です。
割烹着を着たお母さんが、手の上でお豆腐を切る様子が目に浮かぶようですね!
サイズ、使われている素材の違いでお値段が変わります。
青鋼より白鋼の方が、包丁を研ぐ頻度は高くなるが、1度に研ぐ回数は少なくてすむなど、素材によってメリットデメリットがあります。自分に合った包丁を教えてもらえるのも、直営店ならではですね。
素材 | 切れ味 | 包丁を研ぐ頻度 | 特徴 |
白鋼 | 鋭い切れ味 | 高い | 価格が安く手入れしやすい |
青鋼 | 滑らかな切れ味 | 少ない | 切れ味が長持ち |
続いて「どんな包丁を買っていいのか分からない」という方におすすめする「味切包丁」。
野菜、魚、肉と、家庭で調理する食材に幅広く対応するため、使い勝手がよく、手元にあると便利な1本です。
実際に手に取ってみると、同じサイズでも若干重さが違うため、ディスプレイされているもの、在庫の中から手に馴染み、しっくりくるものを選ばせてもらえます。
重たそうに見えましたが、持ってみるとビックリするレベルで軽い!毎日使うものであるからこそ、使いやすいものであるとありがたいですね。
最後に、釣りなどのアウトドア好きの方に超絶おすすめ!持っているだけで気分が上がるペティナイフ。
専用の本革ケースがまたカッコイイでしょう!見た目だけでなく、切れ味も抜群、小さくて軽いので、持ち運びにも便利と機能性も優れています。
素材は「青鋼」、持ち手の木もこだわっておられ、手にフィットするよう六角に削られています。
ペティナイフなので、フルーツやチーズ、焼き菓子を切ったりと自宅でも活躍すること間違いありません。
フライパン
キャンプ好きの中には「もっとおしゃれで男前」「他のキャンパーと被らない無骨なスタイル」「次はこんなギアが欲しい」とギアの沼にハマっている方も多いのではないでしょうか?
キャンプ飯のレパートリーを増やしてくれる鉄のフライパンは、使えば使うほど味が出てくる魅力あふれる逸品。
熱々に焼いたフライパンの上に、塊肉をジュっとのせる……。美味しそうなイメージしか浮かびませんね!
耐久性も高く、長く使える鉄製品は、使い続けることで物を大切にする心も育ててくれます。
オノ、ナタも揃っています。他と被らないキャンプギアを探している方は、ぜひ八島農具の「メイドイン鳥取」製品で揃えてはいかがでしょうか?
IRON-café
「IRON-café」では、鹿野町の温泉いちごを使ったドリンク、コーヒーやジュースなどがいただけます。
けずりいちご
メイワファームの温泉いちごを薄くスライスした「けずりいちご」は、冷たいけれど、かき氷のようにキーンとなることがありません。
冷たいうちのシャリシャリした食感、溶けていくうちに柔らかくなり甘みが増した状態も美味しく、水っぽくならないのがいいですね。
甘味は十分ありますが、追い練乳もおすすめ!いちごと練乳というベストカップルに、幸せな気持ちになること間違いないでしょう。
いちごミルク
温泉いちごミルクのもとは、同じくメイワファームのもので、ミルクは白バラ牛乳を使用されています。
こちらは、とろっとろで甘く、満足感のあるドリンクでした。
土・日は、カフェメニューに加え、限定5食の週末ランチも提供されていますので、ランチもドリンクも楽しみたい方は、週末に行ってみてくださいね!
「IRON-café」のおすすめポイント
○○円ショップ、大量生産、使い捨てが増えてしまったように感じる近年、一生ものを使うことの楽しさが薄れてしまっているように感じます。
長く使えるものは、毎日使う人の手に馴染み、使い手のクセに合わせた形に染まります。そうなることで、ますます使い勝手がよくなり、愛着が湧き、ものを大切にしようとする心が育つのではないでしょうか。
「八島農具」の品々は、職人技が光る匠の逸品だからこそ、ずっと愛用していきたいと思えるものばかりです。
「鉄ってメンテナンスが面倒なんじゃない?」「重くて持つのが大変そう…」なんて不安も解消してくれる、素人も分かりやすい丁寧な説明、その人に合わせた商品の選び方、イメージやサイズ感を伝えれば、プロの目線で提案をしてくださいます。
アフターケアもあるので、困った時にはすぐに相談もできますよ。
アウトドアが好きな方、自分だけのキッチンアイテムが欲しい方、ぜひ商品を手に取ってご覧ください。
※本記事の情報は2024年4月11日時点のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。
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