宇倍神社から登れる標高248.9mの「稲葉山」に登ってきました!
舗装された道が続き、難所もなく緩やかに登れるので、寒くてなかなか出不精になっていた体を動かし始めるのにもピッタリな山です。
この記事では、「稲葉山」の場所やコース、道の状態などについてご紹介していきます。
稲葉山の場所
平安時代に在原行平が百人一首で歌ったことでも有名な「稲葉山」は、鳥取市国府町にあります。
宇倍神社の鳥居横から登っていくこともできますし、境内からも登山道に続く道があります。
周辺には因幡三山や因幡万葉歴史館などもあり、歴史や史跡巡りが好きな方にはピッタリな場所に位置しています。
稲葉山のコース紹介
今回は、宇倍神社の境内から続く登山道から山頂までのコースについて紹介します。
コース詳細は下記の通りです。
①宇倍神社登山口(スタート地点)→②七宝水の水場→③在原行平の案内板→④山頂(ゴール地点)
では、さっそく登っていきましょう!
稲葉山登山に出発!
①宇倍神社登山口(スタート地点)
今回の登山口となるスタート地点は宇倍神社です。
鳥居横の車道を登っていっても稲葉山の登山道に合流できますし、石段を登っていっても同じ登山道に合流できます。
車通りがあったので石段を登っていったのですが、この時点で既に足がキツかったです(笑)
冬前までは大山・氷ノ山・扇ノ山などをバンバン登っていたのに、寒さと雪を懸念して引きこもっていた1月2月の間で体がすっかりなまってしまったようです(泣)
境内に到着したら、本殿を正面に見て右側へと向かいます。古札納所の横からのびている道を進んでいくと、稲葉山登山道へと合流します。
落ち葉が絨毯となった山道を少しだけ通りますが、すぐに舗装された道に出ます。
ゴール地点まで2.2kmを示す道標が出てくるので、それに従って歩み進めていきましょう!
②七宝水の水場
舗装された林道を登っていくと、「七宝水」と呼ばれている水場に着きます。
この水は宇倍神社の手水鉢にも使われています。
訪れた時は水は湧いていませんでしたが周囲の苔などから歴史や趣が感じられる場所でした。
七宝水を後にし、そのすぐ隣にある七宝神社の看板も通り過ぎて、先へと進みます。
コナラやカエデにアカマツが茂る雑木林を進んでいくと、次第にS字カーブが続く緩やかな坂道になっていきます。
稲葉山まで2km地点の看板を過ぎ、更に進んでいくと周囲はアカマツの林へと変わります。
徐々に登山道はなだらかになっていき、平坦地のような畑地のなかを進んでいきます。
ピンクと白の可愛らしい梅の景色から、「まむし注意」という驚きの看板まで…。
幸い、今の時季は冬眠中とのことでしたが、季節によっては注意が必要ですね。この地点でだいたい宇倍神社からも稲葉山からも1kmの距離です。
景色を楽しみながら先へと進んでいきましょう!
③在原行平の案内板
舗装道から地道に変わった畑地を道なりに更に進んでいきます。
ガイドブックによると、畑地周辺では春には花見登山が楽しめるほどの桜並木が続いているとのことなので、もう少し先の時季に登ってみるのはピッタリかもしれませんね。
再びS字カーブが続く道へとなっていき、ゆるやかに標高をあげながら進んでいくと、両脇の景色も次第に良くなっていきます。
葉や枝など、木が茂っていてなかなかスッキリとした眺望は楽しめませんが、左側には久松山や市街なども見えます。
周囲の景色を楽しみながら歩いていくと、ほどなくして在原行平ゆかりの地を示した案内板が出てきます。
在原行平が実際に詠んだ百人一首の16番歌なども紹介されていて、歴史が感じられるスポットです。
④山頂(ゴール地点)
在原行平の案内板を過ぎると、山頂はすぐです。山頂といっても稲葉山にはピークがなく、なだらかな丘のようになっています。
展望は北向きに開けていて、久松山や本陣山、鳥取市街が見えます。
山頂を示す道標や休憩所などもありませんが景色や達成感を満喫したら、その後は来た道を下山しましょう。
おわりに
冬の間になまってしまった体を起こすのにピッタリの「稲葉山」の紹介はいかがだったでしょうか?
春には桜並木も楽しめるとのことなので、登ってみるのにちょうどいい季節かと思います。
なかなか娯楽施設や人の集まる場所に行けない時でもありますので、運動不足やストレス解消にぜひ登ってみて下さいね!
※本記事の情報は2020年3月3日時点のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。
※写真の無断掲載・使用を禁止します。