
地元食材を使ったランチが人気のお店ですが、その魅力は料理だけではありません。
耕作放棄地を活用した商品開発や、手仕事文化の継承、地域の人が集まる交流の場づくりなど、「食」をきっかけに地域を元気にする取り組みを続けられています。
今回は、そんなノームカフェの「おいしい」の先にあるストーリーをご紹介します。
「ノームカフェ」の基本情報
| 住所 | 鳥取県西伯郡南部町鶴田425-13(MAP) |
|---|---|
| 営業時間 | 11:00~14:00(L.O13:30) |
| 定休日 | 日曜日 |
| 駐車場 | あり(店舗前5台) |
| 電話 | 0859-64-3404 |
| SNS | Instagram 公式ホームページ 体験工房ノームの糸車 |

車を走らせると、四季折々の景色とともに、中国地方最高峰・大山(標高1,729m)の雄大な姿が目に飛び込んできます。
日常の喧騒から少し離れ、ゆったりとした時間を過ごしたい日にぴったりのロケーションです。

店舗前には駐車場を約5台分完備。
可能な範囲で乗り合わせでの来店がおすすめです。
満車の場合は別の駐車スペースを案内してもらえるので、スタッフの方へ声をかけてみてください。

ノームカフェでは、食事だけでなく、ものづくりを楽しめるワークショップも定期的に開催されています。

羊毛フェルトでのマスコットづくりなど屋内で行えるものから、大山が一望できる芝生の庭でのデイキャンプやキャンプ宿泊、窯焼きピザ体験といった屋外での体験など様々。
ランチと合わせて参加すれば、食と手仕事の両方を一日かけて楽しむことができます。
体験は10:30〜14:30頃を中心に開催されており、飛び込み参加が可能な場合もありますが、基本的に事前予約制です。
お店の様子

南部町の自然に囲まれた静かな場所にあるノームカフェ。

店名の「ノーム」は、北欧で家や土地を守る妖精のこと。

店内には羊毛フェルトで作られた小人や動物たちなどが並び、まるで物語の中に入り込んだような空間が広がっています。

流れている音楽は、フィンランド北部に暮らす先住民族・サーミ文化にインスパイアされたもの。
店内にいるだけで、時間がゆっくり流れていくような感覚になります。

店内には、ベビーチェア(生後6か月〜3歳頃)、子ども用チェア(1〜12歳頃)も完備。小さなお子さん連れでも利用しやすい設備が用意されているので、家族でのランチにもぴったり。
自然に囲まれた穏やかな空間で、親子一緒にゆっくりとした時間を過ごせます。
メニュー

できるだけ添加物を使わず、ドレッシングやソースなどの調味料も一つひとつ手作りしています。
使用する野菜は、南部町で無農薬野菜を育てる「高木農園」や、大山町の農園「LUCK HILL」から届く旬の無農薬野菜を中心に使用。
季節によって内容が変わるため、その時期ならではのおいしさに出会えるのも魅力です。

「健康に良いものは物足りない」というイメージを覆すように、ヘルシーでありながら満足感のある料理を目指しているのもノームカフェならでは。
南部町だからできる商品づくり

ノームカフェでは、南部町を中心に鳥取県産食材をふんだんに使用した商品を購入することも可能です。
どれも、素材の風味を大切にしたやさしい味わいで、自宅用にはもちろん、鳥取らしいギフトやお土産としてもおすすめ。

こちらは鳥取県産のハーブを使った自家製シロップ。
南部町産のミントや、大山町産のエキナセア、鮮やかな青色が美しいバタフライピーなど、それぞれの素材の個性を生かして丁寧に仕込まれています。
炭酸で割れば暑い季節にぴったりの一杯になり、ライムを加えるとさらに爽快感がアップ。
バタフライピーシロップは、アントシアニンを豊富に含むハーブを使用。
炭酸で割るとコバルトブルー、さらにレモンを加えると鮮やかなピンク色へと変化し、見た目でも楽しめるドリンクです。
エキナセアシロップは、スパイスやレモンを合わせることでクラフトコーラのような奥深い味わいに。
炭酸割りはもちろん、お湯割りやアルコールとの相性も良く、さまざまな楽しみ方ができます。

イタリア・ミラノ発祥の伝統的な発酵菓子、パネトーネ。
パネトーネ発酵種を使用し、伝統製法でじっくりと時間をかけて低温で発酵させることで、風味豊かでしっとりとした生地に仕上げられています。
鳥取県産の生姜コンフィや紅甘夏ピール、ブランデー漬けドライフルーツが織りなす贅沢な味わいが魅力的です。
実際にいただいたメニュー
グリーンカレー

ノームカフェが大切にしているのは、「身体にやさしいものを、おいしく食べてもらうこと」。
料理にはできるだけ添加物を使わず、調味料から手作り。

「健康にいいから食べる」ではなく、「美味しい、結果的に身体にもいい」。
そんな考え方が、一皿一皿に表れています。

人気メニューの一つはグリーンカレー。
南部町産たけのこや大山どり、旬の野菜をたっぷり使い、ココナッツミルクとカシューナッツペーストで仕上げた一皿です。

スパイスの香りは本格的ですが、まろやかでどこかほっとするやさしい味わい。

素材そのもののおいしさを大切にしているからこそ、サラダは何もかけなくても美味しくいただけます。
お好みで自家製ドレッシングでいただくのもおすすめです。
グラノーラといちじくソースのクラッシュナッツバーガー

2015年・2016年のとっとりバーガーフェスタで入賞し、イベント出店時代から親しまれてきた、ファンが愛し続ける人気メニューです。
驚くのは、お肉不使用なこと!

南部町産の古代米とたかきびを圧力鍋で炊き上げたパテは、しっかりとした噛み応えがあり、言われなければ植物性とは気付かないほど。

グラノーラをまとったバンズ、カシューナッツで作る「カシュマヨ」、南部町産いちじくソース、ハーブでマリネした玉ねぎやれんこんが重なり、最後の一口まで食感も味わいも楽しいバーガーです。
植物性食材を使ったバーガーやスパイスカレーは、しっかりとした食べ応えがあり、「身体にやさしいのに満腹になれる」と、多くの人から支持されています。
自家製ジンジャエール

食事と一緒にぜひ味わってほしいのが、自慢の自家製ジンジャーエール。
鳥取県産の生姜をベースに、大山町産のエキナセアや南部町産のミントなど、地元産のハーブを組み合わせて丁寧に仕込んだ自家製シロップを使用しています。

生姜の心地よい刺激に、ハーブの爽やかな香りが重なり、すっきりとした後味。
一般的なジンジャーエールとはひと味違う、素材の風味をしっかり感じられる一杯です。
味は「マイルド」と「ストロング」の2種類から選べます。
やさしい甘さと飲みやすさを楽しみたい方にはマイルド、スパイスや生姜の力強い風味を堪能したい方にはストロングがおすすめ。
生姜やピンクペッパーの米粉クッキーを合わせて食後のカフェタイムを過ごすのも良いですね!
セミドライフルーツ

ノームカフェでは、ランチだけでなく、地域資源を活用した商品開発にも力を入れています。
そのひとつが「ローゼル」。

南部町の耕作放棄地を活用して育てたローゼルを使い、鳥取県産青パパイヤなどと合わせたセミドライ商品を開発。

地域の農業や福祉とも連携しながら、新しい南部町の特産品づくりに挑戦しています。
なお、ランチ利用も事前予約が必要です。
「ノームカフェ」のおすすめポイント

ノームカフェでは、ランチ会などの貸切利用(9:00〜16:00)にも対応。
カフェスペースは1時間1000円でプロジェクター付きでレンタル可能。料理教室やセミナーなど幅広く利用できます。
利用希望の場合は、1週間前までの予約がおすすめです。
今後は、ロースイーツ体験もスタート予定!
身体にやさしいスイーツ作りを基礎から学べる新しいワークショップにも注目です。
※本記事の情報は2026年7月11日時点のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。
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