鳥取市行徳に2018年11月オープンした食堂兼居酒屋さん「あぶり屋食堂」に行ってきました。
店長さんは鹿野街道で鮮魚店を営んでおり、魚に関する知識が豊富。新鮮、ボリューミーかつリーズナブルにおいしいお魚がいただけます。
食堂として運営する以外に、各種イベントやワークショップの会場としての貸し出しも応相談です。
昔ながらの味に新しい試みをプラスした、注目のお店です。
あぶり屋食堂の場所
場所はここ↓
鳥取市行徳1-401
千代橋東交差点付近のファミリーマートの交差点を、橋に向かって右方向に曲がってまっすぐ行くとお店があります。
お店の外観
年季の入ったガラス戸にくっきりと店名が書かれたシンプルな看板が目印です。
一筆書きみたいな魚のイラストがかわいいですね。
レトロとモダンが同居した独特な店内
元は建具屋さんだった店内は、無垢の木の板で改装されて、昔風の定食屋さんなのに新鮮な空気が漂っていました。
テーブルセットがダークブラウンで統一されているところも落ち着きがあります。レトロとモダンが同居した独特な店内です。
天井にあるむき出しの梁と裸電球の明かりが、なんとも言えず優しい。
以前、日本酒のイベントをされていたときに集めた珍しい品種のお酒がディスプレイされていました。
Wi-Fi完備でコンセントもたくさんありました。
テーブルとイスのバランスも書き物をするのにちょうどよく、ご飯を食べながら一仕事、というのも悪くなさそうです。
魚中心の定食メニュー
日替わりの魚を使った定食が定番メニューです。こちらはレジカウンターの奥にかかっていて、注文はセルフで行ってください。
それにしてもどれもおいしそうです。
定食の他には各種どんぶりも。うな丼に海鮮丼。
種類が豊富です。何を頼むか迷う楽しさがあります。
こちらは夜のメニューです。
居酒屋さんとしての営業は午後5時30分から。唐揚げ、手羽先にチーズのフライなど、いくらでもお酒が飲めそうですね。
あぶり定食のサケハラスをいただきました【ランチ】
塩サバ、サケハラス、ブリの照り焼きなどから選べる本日のあぶり定食から、サケハラスを選んでいただきました。
ご飯に、お味噌汁に、おひたしに、焼き魚。
とても「日本」らしさを感じるお膳でした。国旗にしたいほどです。
予想を鮮やかに裏切ってくれた、見事なまでの大ぶりなハラス。
こんなに大きなサケハラスを見たのは初めてです。夜は、これだけを頼んで日本酒を飲むお客さんもいるのだとか。
ふっくらと焼けた身は脂のりのりでほろりとほぐれます。
皮の裏側のぷるぷるした食感は最高。一口食べた瞬間にご飯が欲しくなり、ご飯を食べるとお味噌汁が欲しくなり、お味噌汁を飲むとハラスが食べたくなる。
無限ループに陥りました。
思わずご飯にオンしてしまいました。ほぐした身と塩気が沁みたお米を掻き込みます。
口の中でやわ~と脂が溶けていく瞬間は至福。これだけのボリュームがあって650円、安い…。
毎日来たいです。もちろん次の機会にはほかのものも。
店長さんのお話「人が集う場所を」
鮮魚店も営んでいらっしゃる店長さんは、末広温泉長に「あぶり屋」という夜だけのお店を経営しておられ、「あぶり屋食堂」は2号店という形になります。
あぶり屋の店内は少し狭いため、広いスペースを使ってお昼も営業できるお店をやりたかったのだそうです。
スペースにこだわっているのは、食堂としての活動だけでなく、イベントやワークショップを開いて「人が集う場所」を作りたかったから。
魚やお酒を楽しみながら、人と人が交流する場所を目指されています。
その他お弁当の持ち帰りや仕出しの受注など、形式にとらわれず様々な形で展開していくのが今後の展望。
イベント開催の要望は随時応相談です。
あぶり屋食堂まとめ
「過去のような、未来に跳んだような」
不思議な雰囲気の中で、純和食のお昼を頂いてきました。本当に、ご飯に小鉢に焼き魚。映画「風立ちぬ」で主人公が学校の途中で食べに行くお店そのものですね。
その中に新しいことにチャレンジしようという空気が満ちていて、懐かしくて新鮮。とてもユニークだと思いました。
おかずもお味噌汁も薄めでそれなのに満足できる味付け。
基本の和食に親しみたい外国の方にも、ぜひ足を運んでほしいお店です。
あぶり屋食堂の店舗情報
住所:鳥取市行徳1-401
営業時間:11時〜14時 / 17時半〜21時
定休日:無休
電話番号:080-1943-0607
HP:https://aburi-ya.com/
※本記事の情報は2019年3月19日現在のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。
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※今回の情報は、鳥取市在住のひーちゃんさんから提供していただきました。誠にありがとうざいます。
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