鳥取県で就職することで、大学在学中に借りた奨学金の返済を助成してもらえる制度を知っていますか?
授業料や下宿代などのため、大学へ通う人の多くが借りている奨学金。全国的には五割の学生が奨学金を借りています。
参照:奨学金、大学生の5割が受給 – 親の年収が1,000万円以上の受給学生は11%
鳥取大学でも、同じく約五割の学生が奨学金を借りています。
月五万円を四年間借り続けた場合の返済額は、無利子でも、約250万円。返済に不安を感じてしまう人も少なくありません。
しかし、鳥取県ではそんな奨学金の返済を助成してくれる制度があるんです。
鳥取県に在学中の学生はもちろん、県外在籍者、県外出身者でも鳥取県へ就職すれば助成を受けれます。
鳥取県未来人材育成奨学金支援助成金
全国初の、県が取り組んでいる奨学金返還助成制度です。
対象職種は、製造業、IT企業、薬剤師の職域、建設業、建設コンサルタント業、旅館ホテル業、保育士・幼稚園教諭などとなっています。
対象者は、高専生、短大生、大学生、大学院生、卒業生(35歳未満) の方となっており、学生の場合は、卒業年の前年度から認定申請をすることができます。
応募の要件
学生の場合、大学等を卒業後に鳥取県内の対象業種に正規雇用により就職し、8年間継続して勤務する見込みであること。なお、勤務場所は県内の事業所とし、県内に定住する見込みであること。
既卒者の場合、認定後に鳥取県内の対象業種に正規雇用により就職し、8年間継続して勤務する見込みであること。(勤務場所、定住要件は学生と同様)
※既卒者については県内在住で県内企業に既に正規雇用で就業している者は対象となりません。
助成内容
無利子の奨学金
〈助成金額〉
貸与を受けている奨学金の返還総額(既卒者の場合は返還残額)の1/2
〈助成金額の上限〉
大学院、薬学部(6年間)は216万円まで
大学(4年間) は144万円まで
高専、短大(2年間)は 72万円まで
有利子の奨学金
〈助成金額〉
貸与を受けている奨学金の利子を除く返還総額(既卒者の場合は利子を除く返還残額)の1/4
〈助成金額の上限〉
大学院、薬学部(6年間) は108万円まで
大学(4年間) は72万円 まで
高専、短大(2年間)は 36万円まで
例えば、無利子の奨学金を毎月5万円を四年間借りていた人の場合、〈5万×12か月×4年間÷2=120万円分〉助成を受けることができます。助成金は、8年に分割して口座に振り込まれます。
手続きの流れ
必要な書類を鳥取県商工労働部 雇用人材局 就業支援課まで持参または郵送して応募します。書類審査により対象者を認定し、就職年度に交付申請書を提出し、交付が決定します。平成29年度は180名の募集枠があります。
詳しい応募方法や応募資格は、こちらのページで必ず確認してください。
この奨学金返還助成制度は鳥取県での就職が前提となっていますが、鳥取県にもまだまだ知られていないたくさんの企業があります。合わせてこちらも是非見てみてください。
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