7月2日(土)に開催された第1回とっとり起業女子事業プラン発表会に行ってきました。
県の起業女子応援プロジェクトの一環として開催。
先輩起業家の方々、支援者の方々など100人が集まり大盛況でした!
会場について
会場は今年の5月にオープンした大江ノ郷ヴィレッジの2階。
1階では食をテーマにスイーツやコーヒー、うどんなどが楽しめます。山奥にポツンとある施設です。
➡️食を楽しむナチュラルリゾート誕生!大江ノ郷ヴィレッジがオープンしたので行ってきました!!-八頭町
イベントは2階の部屋を貸し切って行われました。
会場の様子
100人の参加者。鳥取県内から多くの人が集まりました。
鳥取にも結構起業に興味を持っている女性の方がいるんですね。
14時〜17時半までの事業プラン発表会。発表後に「スイーツビュッフェ」というのが女子向けイベントっぽい笑
ネームプレートに「とっとりずむ編集長」と記載されてました。これは嬉しい!!!
しっかりレポートします!!
とっとり起業女子応援プロジェクトとは?
意欲ある女性の起業への挑戦を支援し、県内での女性の活躍を促進することで、県内産業の活性化、さらには鳥取の未来を創造することを目指して実施するプロジェクトです。
鳥取県は、女性のストレスが最も少ない県全国1位となりました。しかしながら、女性の起業化率は、全国平均よりも低いのが現状。こうしたなか、鳥取を元気にしていくには、今後益々、女性の活躍の機会が増えていくことが重要と考え、平成28年度から「鳥取の未来に変革を!とっとり起業女子応援事業」を行うこととしました。 この事業では、先輩起業家や専門家等に気軽に相談しアドバイスをもらえる場の提供や、事業プランを発表してブラッシュアップする場の提供など、伴走型で”とっとり起業女子”を応援していきます!!
参照:http://www.pref.tottori.lg.jp/kigyoujoshi/
以前、とりぎん文化会館小ホールにて開催された「とっとり起業女子フォーラム」も応援プロジェクトの一環です。
➡️鳥取の未来に変革を!とっとり起業女子フォーラムに行ってきた感想
ちなみに会場には、鳥取で活躍中の女性企業家の方々が来られていました。所々で発表者へのアドバイスがありました。
◆砂丘YOGA 代表 石谷 依利子
→砂丘YOGA
◆farm garden チトのゆび 代表 田村 閑美
→farm garden チトのゆび
◆株式会社ナガトウ 取締役 永東 昌美
→(社)日本パーソナルコーディネーター協会
◆株式会社西河商店 代表取締役 西川 葉子
→西河商店
◆ブリリアントアソシエイツ株式会社 代表取締役 福島登 美子
→ブリリアントアソシエイツ株式会社
◆八百谷コミュニケーションアカデミー 代表 八百谷 和子
→八百谷コミュニケーションアカデミー
特に鳥取で起業している方々のアドバイスは参考になりますね。
司会進行を務める予定のはずだった株式会社nido 代表取締役の中村彩さんは、体調不良のため電話でのみの参加でした。
開会スピーチ – 大江ノ郷自然牧場 代表 小原利一郎
大江ノ郷自然牧場代表の小原利一郎さんによる開会スピーチから始まりました。
平成6年に創業。品質の良さにこだわり、粘り強く事業を進めたことで、今では年間20万が訪れるスポットになっています。
マジで凄すぎです!!!
➡️ひと口目の幸福感がパンパない!大江ノ郷のパンケーキが想像以上のウマさだった!!-八頭町
小原さんが目指すのは100年続く会社。そのためには「地域に愛されること」が必要だとおっしゃっていました。
観光客や地元の方にも支持してもらうことが大事ですね。
ゲストスピーチ – ハッカソン芸人 ハブチン(羽渕彰博)
官公庁や民間企業が主催するハッカソンの司会者として活躍中のハッカソン芸人ハブチンこと、株式会社オムスビ代表取締役社長の羽渕彰博さんのスピーチ。
ハブチンさんは現代の暮らしの観点から、ビジネスチャンスについて語ってくれました。
ちゃんと暮らすことが仕事になる時代。
豊かな暮らしを念頭に置いて商品開発をする。
競わない競争戦略をすることが大切。
今までは暮らしと仕事が完全に分かれていました。しかし現代では暮らしを犠牲にして仕事に没頭してる方が多いです。
「豊かな暮らしをしたい」というニーズは高まっています。地方に移住者が多くなっているのも、豊かな暮らしを求めてだと思います。
事業プラン発表会の流れ
鳥取で起業を目指す女子6名、5組の発表がありました。
1組の持ち時間は、発表7分+助言タイム10分の計17分。
発表後に先輩起業家の方々のアドバイスがありました。
薮田佳奈 – 夢を叶える空き家事業
トップバッターは大山町地域おこし協力隊3年目の薮田佳奈さん。
空き家事業での起業を目指しています。
僕は以前、薮田さんが運営しているシェアハウス「のまど間」に3ヶ月ほど住んでいました。
大山町の暮らしの体験や、様々な方と交流することができて、とても充実した時間を過ごせましたよ。
➡️のまど間
現在は、購入物件を改装して、ゲストハウス「てまひま」のオープンに向けて準備中。
泊まれる居酒屋を目指しています!!
「将来的には、町や集落の人が来れる居酒屋、地域の人が集う場所にしたい!」と言っていました。
体験型の旅行が増えてきているので、集落の人と出会える、繋がれる施設としてもニーズがあると思います。
これからがとても楽しみです!!!
ちなみに、すでにプレオープンイベントが開催しています。当日の様子は、とっとりずむライターで起業女子のあゆちゃんがレポートを書いてくれていますよ。
➡️大山町の薮田家で「ひとつ屋根の下」のチャンキー松本さんとポール川中彰平さんの投げ銭ライブ!
中島艶琳 – 鳥取での餃子専門店開業と安心安全な食の提供
次は、餃子専門店開業を目指している中島艶琳さんの発表。
鳥取で手作りにこだわった安心安全の料理を目指しています。
中国の内モンゴル自治区の出身。鳥取は自然豊かで大変気に入っているようです。
「鳥取の食材を使用して子どもたちの健康に気をつかった餃子を作りたい」という思いがあります。
まずはリスクを抑えるために移動販売から始めて、事業が軌道に乗ったら専門店の出店をする予定です。
資金調達が課題で、先輩女性企業家の方から「クラウドファンディングを活用してはどうでしょうか?」とアドバイスがありました。
鳥取は中華料理店は多くありますが、餃子専門店は少ない(もしくはない)のでチャンスはありそうです。
河村暁子・鹿島満里 – 移住定住つなぐサロン&智頭宿キモノカフェ&週末BAR
移住定住をつなぐサロン+智頭宿キモノカフェ+週末BARで起業を検討している、河村暁子さんと鹿島満里さん。
現在、智頭は森のようちえんをきっかけに移住者が殺到しています。しかし、住める家が少ないため、家探しに多くの人が苦労しています。
そこで、地元にカフェと移住サロンを併設することで、地元の方々に空き家や移住について興味を持ってもらいます。
すると地元の方で「空き家があるから使ってもいいよ〜」などと協力してくれる方がでてくるかもしれません。
カフェと移住定住サロンの相性は抜群です!!!
特に不動産がない地域は、物件の紹介にとても苦労しています。
最終目標は「交流人口」と「活動人口」増やすための拠点づくりや、若者の定住率の向上です。
西山美彩子 – 藍染工房ちずぶるー継承と新規ライン設立
藍染の伝統の継承と新規ラインの設立を目指してる西山美彩子さん。
現在は智頭町の地域おこし協力隊として活躍中です。
智頭町の特産品づくりとして始まった藍染工房ちずぶるー。
西山さんは技術の継承と新規ラインの設立に取り組んでいます。今後は下着や、おしゃれ着、ウェディングドレスなどを作るプランもあるそうです。
藍染のプロセスを知ってもらう「出張ワークショップ」も検討中とのこと。
このように大事業ではなくて、小さな面白い事業が増えていったら楽しくなりそうですね。
➡️ちずぶるー
林ルミ – Tottori式コーチング
最後は林ルミさんによるTottori式コーチング。年間300件ものコーチングを行っています。
普通のコーチングに比べ、幅広い観点からコーチングを実施します。
現在、林さんは個人に向けてのコーチングをしていますが、先輩起業家の方からは「実績を作るためにも法人向けにコーチングしてみては?」というアドバイスもありました。
認知度はまだまだ低いので県内で「コーチングとはなにか?」を広める活動が必要ですね。
交流会 – スイーツビュッフェ
発表が終わると隣の部屋の「大江ノ郷テラス」にてスイーツビュッフェの交流会。
種類が豊富でどれも美味しかったです!!
色んな人の話に夢中であんまし食べれなかったですが笑
会いたかった人や、素敵な人との出会いがあり、充実した交流会でした。
感想
起業を目指す女性起業家にとって、かなりモチベーションの上がるイベントだったと思います。
会場は鳥取の東部地区でしたが、中部地区、西部地区からも多くの人が訪れ、普段会えないような人との繋がりができて良かったです。
特に田舎はこのような将来起業を目指す方のネットワークづくりって大切だと思います。
自分と同い歳で今月から本格的に起業を始める方もいました。鳥取県智頭の材を使ったクラフトパーツの販売をしています。
➡️あすなろ手芸店
20代でも積極的に起業していく人が増えたら面白くなりそうです!!
今後、中西部でもとっとり起業女子事業プラン発表会を開催していく予定です。起業を目指す女性の方は是非参加してみてはどうでしょうか。
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