2024年鳥取の新店舗まとめ

テレワークが移住を後押し!場所を選ばず働ける新しい生き方

テレワーク(在宅勤務)を実施する企業が増えた影響などにより、ワーケーションや2拠点生活など、場所を選ばずに働ける方が増えてきました。

そのため移住に対するハードルは年々下がりつつあります。

今回は、北栄町にIターンされた丸毛さんに実体験を書いていただきました。

丸毛さんはオンラインをベースとした新しい働き方を実践しています。

移住を検討している方にむけて、なにかのヒントになれば幸いです。

目次

鳥取へIターン!幅広い「場づくり」や「プロジェクト」に関わる

鳥取県東伯郡北栄町に住む「丸毛 幸太郎(まるも こうたろう」です。

妻と1歳半になる子ども、妻のご両親の5名で一緒に暮らしています。

18歳まで長崎に住んでいて、その後は大学進学/就職のために兵庫で暮らし、今は鳥取で暮らしています。2012年から「ファシリテーション」というスキルをベースに、研修やワークショップから、新規プロジェクト組成や伴走支援、組織の理念策定まで、幅広い「場づくり」や「プロジェクト」に関わってきました。

コロナ禍においては「100%オンライン」での活動に移行し、現場実践で培ってきた知見やノウハウを、分野を問わず広く発信・普及したり、ビジネスに活かしたりしています。

テレワークが移住の決め手の一つに!

兵庫県尼崎市から鳥取県に引っ越してきて、鳥取県で暮らして二年ほど経ちました。

移住の主な理由としては、コロナと妻の出産です。

妻の実家が鳥取なのですが、元々そこで妻の里帰り出産をする予定でした。そんな中でコロナになり、予定を繰り上げて鳥取へ行きました。はじめは一時避難のつもりで来ていましたが、その後、本格的なテレワーク時代に。

仕事は前の仕事を引き継いでいて、ファシリテーターとしてのお仕事をメインでやっていることは変わっていません。ただ、コロナもあって対面からオンラインの場づくりが多くなったので、ちょうど良いタイミングだったかもしれません。

現地の仕事がなくなり、オンラインでの仕事へ移行していく中で、住む場所がどこでもよくなりました。

結果として、妻の実家にそのまま同居するかたちとなりました。

移住して良かったこと

①生活の中に自然がある

一歩外に出れば、周りに自然があるので、わざわざ公園を探しに行ったりしなくても良いんですよね。

都会に住んでいたときよりも、散歩したり、外でなんとなく過ごす、という時間が圧倒的に増えました。

心も体も気持ちがいい、というのを実感できる場所に住んでいられるのはとても良いことだと感じていますし、子どもにもそういう環境で育ってほしいな、という願いがあるので、私達の家族には合っている場所だと感じています。

②子育てがしやすい

出産費用が安い

意外と知られていないですが、鳥取は日本で一番出産の費用が安いんですよね。

分娩費用が都道府県ごとで違うんですが、鳥取はそれが日本で一番安い。
また、自分の暮らしている北栄町では、「北栄町在宅育児世帯支援事業給付金」という制度があり助かっています。

保育園の空き待ちがない

結構重要だなと思うのは、保育園の空き待ちがないということですね。都市に暮らしている方のお話でよく「保育園が空くのを待っている」という話を聞いたりもするので、この点に関して恵まれているなと思います。

③顔の見える中での豊かな暮らし

農家さんなどの一次産業の方々と近い。そういう知り合いが増えて、顔が見える範囲でお買い物ができるんです。

果物だと梨とかスイカとか。野菜だとブロッコリーをもらったり。イノシシ牧場でイノシシ肉を買ったりとか。ジビエ料理も楽しめます!知り合いの方がつくったものを食べられるというのは、暮らしとして豊かだな~と感じますね。

あと、お礼として妻の実家のお酒を渡したりもするんですが、そういう物々交換も楽しいですね。

移住して大変だったこと

①交流の関係が広がる「最初の一人」を見つけずらい

自分の今暮らしている家が酒造なので、ありがたいことに、人と出会うきっかけが自然と出来たんですよね。自分の妻や義理のお父さんの知り合いという形で交友関係が広がりました。

新しい土地で人間関係をつくっていく上では、「最初の一人」と出会うことが重要だと思っています。その一人を基軸として関係が広がっていくからです。

そして、その「最初の一人」を見つけることが、人によっては時間がかかると思います。なぜかというと、飲み屋や地域のイベントが少ないから。

コロナ次第なところもありますが、交流関係を広げたい人にとっては、最初はエネルギーが必要だと思います。

②雪が想像以上に苦労した

雪で道路がとまったり、雪かきも大変で、想像の10倍大変でした。

2021年〜2022年の年末年始は、全国的にも歴史的な積雪になりましたが、あれは本当に大変でした。

雪かきしても、終わりが見えないんですよね。雪かきしながらも「また積もるんだろうな~はぁ。」という気持ちがやってきます。

自然相手なので仕方がないことですが、こういった「仕方がないこと」を受け止めていく心持ちが田舎生活には必須だと思います。

③賑わい感が少ない

都会にいた頃は、ちょっと歩くと面白いお店があったり、イベントが開催されていたりして、日常に賑わいや偶然の出会いがたくさんありました。

ただ、鳥取へ来てみて思うのは、やっぱりそういう機会が少ないと。もちろん、これもコロナの影響が大きいのは間違いなのですが、それが落ち着いているときに開催されているイベントであっても、ワクワクするような賑わい感はあんまりなくて。

この点については、都会だからこそ良いことなのかもしれないな、と感じています。

鳥取に住んでみて変わったこと

①距離と時間の感覚が変わった

距離感や時間の感覚が変わりましたね。

田舎あるあるだと思うのですが、車で30分は「近い」と感じる。時間や場所のスケールが大きくなったように感じています。

ちょっと伝わりにくいかもしれませんが、都会に住んでいるときは「人間」中心のリズムに合わせようとしていたのですが、それが「自然」のリズムに合わせようとするようになったんです。

自分にとって無理がない、ナチュラルなペースで仕事も生活もするようになりました。また、心に余白やゆとりをより感じるようにもなりました。

②散歩の時間が増えた

お散歩は、ほぼ毎朝行ってて、起きたら20~30分くらい一人で歩きますね。あとは仕事のミーティングの後とかに夕方散歩に出かけたり。

都会にいるときは、あまり散歩をする気にならなかったんですよね。人の目が気になっちゃったり、看板とか広告の情報量の多さが気になったり。

鳥取にいると、そもそもあんまり人に会わないので、お散歩をしていて自然と色んなものを感じとれるようになったんです。例えば鳥のさえずりや風や虫の音色に癒されてます。健康だから散歩しようというわけではなくて、自然と「散歩行きたいな」と思って出かける感じが気に入っています。

移住を検討している人に伝えたいこと

①勇気をもって、まずは「YES」から始めてみる

地域の中で人との関係をつくっていきたい人は、お誘いとかあったら、まずは受けてみるのも良いかもしれませんね!やってきたものを活かす、という感じで。

まずは来るもの拒まずで何回かやっていくうちに、これは参加した方がいいとか、今じゃないなとか、自分の判断の軸ができ上がっていきます。

②田舎だからといって、相手がグイグイくるというわけではない。

もしかしたら意外かもしれないけど、田舎だからと言って相手がグイグイ来るわけではないんですよ。必要なことは話しますし、話好きのおばちゃんにつかまった大変ですが、それは田舎も都会も変わらないこと。

都会と田舎の違いは動ける人が少ないので、関わりはじめると、回ってくる役割や頻度が増える、ということだと思います。

なので、役割を持って動きたいならそうもできるし、自分のペースでのんびり過ごすことも、周りとの関係を良好にしていけば、問題なくできると思います。

③オンラインのお仕事をメインにしている方に移住はおすすめ

移住するんだったら、オンラインの仕事の人は、住むにはむちゃくちゃ良いと思いますね。自分もそうだったので、実体験としておすすめです。

都会に比べたら家賃の割に家が広いし、食べられる食材も豊かで良いです。

基本的に車移動なので、家族と出かけていって、家族はお買い物、自分はカフェで仕事を、という感じで、生活と仕事を溶かしたスタイルを目指しやすいです。
まとめ

今回は鳥取の良いところとイマイチなこと、移住を検討している方にお伝えしたいこと、など、を私の目線で書かせてもらいました。

結論としては「鳥取、良いところなんすよ。」ってことですね!(ざっくり笑)

とはいえ、こちらの記事を読んで下さった方の中には「最初の一人、見つけるの大変だよ~」って感じた人もいると思います!

そんな方は、丸毛でよければ最初の一人になりますので、ぜひご連絡ください。ここには書けないことも含めてあれこれシェアさせてもらいます!

最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!

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<参加費無料・詳細>
https://furusato.tori-info.co.jp/iju/topics/plus_story3.html

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行こう、鳥取の山々へ!『森林の仕事ガイダンス2022』を開催します!

令和4年9月10日(土)にとりぎん文化会館小ホールにて『鳥取県 森林の仕事ガイダンス2022』を開催いたします。
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<参加費無料・お問い合わせ>
(公財)鳥取県林業担い手育成財団
TEL:0857-28-0123/FAX:0857-30-5014
E-MAIL:k-ueyama@torimori.com

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この記事を書いた人

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