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インタビュー

築100年の物件に1人暮らし!鳥取のDIY女子が語る古民家改修暮らしのリアル

「古民家・田舎暮らし」

近年、そのような暮らしに憧れる人が多くなっていますが、今回は鳥取市で古民家暮らしを満喫しているDIY女子の林さんをご紹介します。

鳥取市出身の林さんは、現在1人で鳥取市河原町の築100年の古民家を改修しながら住んでいます。

改修後の部屋

さらに畑で野菜を作りながら、鳥取市のリノベ不動産会社「REPLUS」に勤務している、DIYと農業とサラリーマンの3つの面をもつなんともパワフルな女子です!

古民家暮らしの魅力
空き家を改修して住む苦労
地域の人との関わり方

など、林さんに古民家・田舎暮らしのリアルについて聞いてきましたので、インタビュー形式で紹介していきます。

鳥取市のリノベ不動産会社「REPLUS」にてインタビュー
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「今しかない!」という衝動で古民家の物件を探し始める!

さっけー
さっけー
どうして古民家暮らしを始めようと思ったのですか?
林さん
林さん
町役場の移住相談員として働いていた時期に、古民家暮らしに対する憧れを持つようになり、あるとき「今しかない!」と思い物件を探し始めました。
さっけー
さっけー
「今しかない!」と思った理由は?
林さん
林さん
女性1人だと年齢的に空き家を改修しながら住むためには体力が必要なので、若いときにと思いまして。移住相談員の仕事をしていたときに、いろんな空き家を巡っていたので、空き家に住む苦労はなんとなく知っていました。
さっけー
さっけー
どこのエリアの物件ですか?
林さん
林さん
鳥取市河原町の築100年以上の古民家です。友人の紹介をきっかけに地域の方に教えてもらいました。「これしかない!」と思って勢いで即決しました(笑)
改修前の部屋
さっけー
さっけー
築100年以上とはかなり本格的な古民家ですね。状態はどうでしたか?
林さん
林さん
人が住まなくなってから数年の空き家で、完全に放置状態。すぐに住める物件ではありませんでした。
大掛かりな改修
さっけー
さっけー
売買と賃貸どちらですか?
林さん
林さん
賃貸です。ずっと住むのかはわからないので賃貸で住んでいます。大家さんからは「自由にしても良いよ」と言われているので、自分で改修しながら暮らしています。
土練:土壁を作るために、真砂土と藁、水を加えて練って寝かしているものを、また、練っているところ。
さっけー
さっけー
空き家を改修するときになにか補助金等はありましたか?
林さん
林さん
鳥取市内での引っ越しだったので、補助金はありませんでした。県外からの移住者の場合は改修のための補助金があります。

☑︎女子1人で築100年の空き家を改修して住んでいる
☑︎友人からの紹介をきっかけに物件探し
☑︎鳥取市内での引っ越しなので改修補助金は使えない

空き家探しは本当にタイミングが大事で、すぐに住めるような空き家はすぐに無くなってしまいます。僕も一時期、町の移住相談員をやっていましたが「改修せずに住める状態の空き家があれば移住したい」と検討している人は想像以上に多いです。

林さんのように「自分で改修して住む!」という根性さえあれば、比較的に空き家物件は探しやすいと思います。

参考;鳥取市の空き家情報一覧

また、県外からの移住者には空き家に住むときは改修補助金があるので活用しましょう。(市町村によって補助金額は異なります)

参考:鳥取市の空き家改修補助金の要項

ただし、補助金をつかったら5年間住まなくてはいけないなど市町村独自のルールがあるのでご注意ください。

想定外!DIY女子が語る古民家改修生活の悩み

さっけー
さっけー
実際に古民家を改修しながら住み始めてみてどうでしたか?
林さん
林さん
長年放置されていたので、住む状態にするまでにとても苦労しました。住み始めて1年半経ちますが、今でも改修している部屋があります。
改修中の様子
さっけー
さっけー
他にも住んでみてからわかった悩みはありますか?
林さん
林さん
鳥取市でも山深いエリアなので、雪がたくさん積もって大変でした。家に入れないくらい積もった日もありましたね。
大雪の様子

☑︎住み始めて1年半経つけど、未だ回収中
☑︎実際に住んでみると改修が必要な箇所が多い
☑︎鳥取市は豪雪地帯でもある

人が住まなくなるとすぐに家が朽ちるスピードは早くなります。

毎月1回管理するだけでも全然違ってきますが、放置状態の空き家が多いのが現状です。

特に、市町村の空き家バンクで登録されている物件は民間が扱っている物件とは異なり、状態が悪い場合が多いので、しっかりと見定めるようにしましょう。(市町村はあくまでの仲介役)

改修せずに住める民間管理の物件を探すなら不動産検索サイトイエとち鳥取がおすすめです。

30分の早起きがコツ!林さんならではの地域住民との関わり

さっけー
さっけー
全く知り合いがいない地域での生活は大変かと思いますが、近所づきあいはどうですか?
林さん
林さん
朝早く起きて、畑をするときに近所の人と話しています。30分早く畑に行くだけで「頑張っているね!」と評価してもらえるんですよね。普通にサラリーマンとしての仕事もしているのでなおさらです(笑)

ちなみに畑では、えだまめ、おくら、きゅうりなどを作っています。

さっけー
さっけー
他に地域の人と関わる機会はありますか?
林さん
林さん
温泉に通うことで、地域の人と関わりが増えました。何度も通っていると常連になって顔見知りになるんですよね。疲れもとれるしおすすめです。

☑︎林さんの住んでいる集落には知り合いが1人もいなかった
☑︎近所の人よりも30分早起きして畑仕事をすると褒められる
☑︎温泉でコミュニケーション

田舎暮らしで特に大事なのは集落の人とのコミュニケーションです。林さんのように朝の畑仕事や温泉で関わりを持つことで、普段から接する機会が増えます。

僕の知り合いで、大阪から鳥取に移住してきたIターンの人は、早朝に草取りやゴミ拾いをすることで、地域の人とコミュニケーションを取っていた時期もあるそうです。

もちろん、田舎暮らしで必ずしも人付き合いが求められるとは思いませんが、集落の人が少ないほど、付き合いの密度は濃くなります。特に、市町村の空き家バンクを利用する際は自治会の加入が必須となるのでなおさらですね。

林さんが思う古民家暮らしのメリット・デメリット

さっけー
さっけー
古民家暮らしのメリットってなんですか?
林さん
林さん
昔の知恵や設計に関心できることですね。解体しているときに、今ではなかなか時間がかかってやらないような特別な技術を感じられました。私はそれに感動しましたね。かなり限定的な事例になりますが(笑)
さっけー
さっけー
古民家・田舎暮らしのデメリットってなんですか?

林さん
林さん
隙間が多いので、冬がとにかく寒いです。あと虫がたくさん入ってきます。そして夏が暑くて、日当たりが悪い。庭の広いので手入れが大変1人です。こう考えるとデメリットが多いですね(笑)
さっけー
さっけー
本当に大変なことばかりですね(笑)快適に住むまでに時間がかかりそうです。
林さん
林さん
私は建築の仕事の経験があるので、ある程度1人でもDIYすることができるんですよね。賃貸なので、なにかあったときは責任取る必要がありますが。

☑︎古民家暮らしで昔の人の技術を実感できた
☑︎古民家は壁に隙間が多いので、冬が寒くて、虫がたくさん入ってくる

築100年規模の古民家の場合、壁に隙間が多く風通しが良いので、冬が寒かったり、虫が入ってきたりと苦労が多いです。

林さんのように大家さんから「自由にしても良いよ!」と言われていると、自由度が高くて良いですが、なかには「そこまで家を改修されると思ってなかった!」と大家さんから苦情があったという事例もあります。

賃貸で住む場合はどこまで家を改修しても良いのか大家さんとしっかりと話しておきましょう。

これから鳥取で古民家・田舎暮らしを始める人へ

さっけー
さっけー
これから古民家・田舎暮らしを始める人へなにかアドバイスはありますか?

林さん
林さん
地域の人との関わりが大切だと思います。私は女1人で空き家生活をしていますが、地域の人が心配してくれてるので、帰りの時間や寝る時間などがバレています(笑)

地域の人が良くも悪くも心配してくれているので、1人暮らしでも安心して過ごせます。

さっけー
さっけー
なるほど!それは確かに田舎暮らしならではですね。他になにかありますか?

林さん
林さん

しっかりと改修の見積もりをとることも重要です。

私は見積もりはちゃんとせずに「だいたいこれくらい改修がかかるだろう」と思って資金を用意しましたが、直し始めたらキリがなく想像以上に費用がかかってしまいました。

業者さんに改修の見積もりをとってもらうのと、余裕をもって資金を用意していくと良いでしょう。

☑︎地域の人が見守ってくれるから安心!
☑︎想像以上に改修費がかかるので、しっかりと見積もりをとっておく

よそ者が現地の人から注目されることはよくあることです。特に人が少ない集落だと、知らない人が引っ越してきたら気になりますよね。

「監視されているようで嫌だ!」と思ってストレスがたまる人もいますが、林さんのように信頼関係があると「見守ってくれている!」と心強い場合もあります。これは人付き合いが濃い田舎暮らしならではのメリットですね。

また「空き家を改修して低予算で鳥取暮らしをスタートしたい!」という人の多くは「自分で改修しながら住むからこの程度資金があれば大丈夫!」と見積もりを低くしがちですが、想像以上に改修に費用がかかる場合が多いです。鳥取は台風や大雨などの被害は全国的に少ないですが、山間部は大雪の被害の可能性があります。あらかじめ資金は充分に準備しておきましょう。

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今回の林さんの話を聞いて、鳥取の厳しい気象条件の中で築100年の古民家を改修しながら住むことはかなり難易度の高いことだと思いました。それでも林さんが楽しく過ごせているのは鳥取の生活に慣れていること、DIYが好きなことが原因だと思います。

林さんは今年の夏から鳥取市のリノベ不動産会社「REPLUS」に勤務を始めているので、そこで建築の技術をさらに身につけて、ガンガン改修して住みやすくしていくことでしょう。

鳥取の古民家・田舎暮らしでスローライフを理想としている人もいると思いますが、鳥取は夏が暑くて冬が猛烈に寒いので、住み続けるためにはある程度覚悟が必要です。そんな環境においても「鳥取に住みたい!」と考えている人は、林さんのように空き家を改修して住むのもありだと思います。

鳥取には空き家はたくさんありますが、改修せずに住めるような状態の良い空き家は少ないです。行政を頼らずに、林さんのように知人から紹介してもらうのも一つの手段です。それがきっかけに良い物件が見つかるかもしれませんよ。

県外者には「お試し住宅」という短期間滞在できる制度もあるので、こちらも利用してみるのもおすすめです。

ABOUT ME
さっけー
さっけー
とっとりずむ編集長。1990年生まれ、鳥取県岩美町在住。鳥取の魅力をもっと多くの人に広めていくことが目的。新しいチャレンジを応援して、人と人を繋いでいきたい。趣味はマジック。