インタビュー

ごはん食べにおいで「家でも職場でもない第三の場所」麒麟caféのオーナー桑田さんが目指す居場所づくり

『孤独を感じる』
『毎日が生きづらい』

SNSで大勢とつながっているはずなのに、ますます「孤独」を感じてしまう。今はそんな人が少なくないと言われています。

また、鳥取の狭いコミュニティーの中で、生きづらさを感じている人を感じている人もいるのではないでしょうか?

そんな中、今回お話を聞いたのは、『家でも学校でもない第三の居場所』をコンセプトとする『麒麟café』オーナーの桑田さん。

『麒麟café』(鳥取市国府町)オーナー桑田さん

常連だった喫茶の空き店舗を引き継いで、平成26年に麒麟caféをオープン。

人が集まる、繋がる場づくりの取り組みについてお話を聞いてきました!

ここに行けば誰かと繋がれる!気軽に寄れる居場所づくり

桑田:家でもない職場でもない、そういう場所が必要な時代です。行き場がなくて引きこもりになる人が多いなかで、ここに行けば誰かと繋がれる、そういう場(サードプレイス)づくりをしていきたいです。

鳥取市国府町奥谷に建つ『麒麟café』

桑田:多様な場づくりが必要だと思っていて、その1つが麒麟caféだと思っています。コーヒを飲みながらのんびりと過ごせる空間。ここをきっかけに多くの人が繋がっています。

お客さんが作った作品。他にも店内を探すとたくさんありました。

「人と繋がりをつくたい」「話を聞いてもらいたい」と思っても、イベントや交流会などに自分から足を運ぶってとっても抵抗がありますよね。

だけど、カフェだったらコーヒーや食事を目的に気軽にいくことができる。

麒麟caféではお客さん同士が自由に繋がったり、時間に余裕があるときは、桑田さんが紹介してあげたり、もしくは相談に乗ってあげたりしているそうです。

人が人を呼ぶ!不定期でイベントを開催

桑田:不定期で地域の人を呼んで、ライブイベントなどを開催しています。イベントをきっかけに、色んな人が集まる場になり、良い出会いや繋がりができれば良いなと思っています。

下の写真は今年の1月12日に麒麟caféで開催されたときのライブイベントです。

hacto(ハクト)さんの癒しのボイスと軽快なトークで会場は和やか雰囲気でした。

当日は鳥取市出身のシンガーソングライターhacto(ハクト)さんと光の食堂の店主Lysさんがゲストでした。

お客さんとして参加しましたが、とてもゆったりとして居心地の良い空間が広がっていました。参加者は皆、歌に寄り添って、笑顔で時間を過ごしていましたね。

hacto:ここでライブをすることになったきっかけは、朝のランニングでたまたまオーナーの桑田さんに出会ったことです。自分の活動を話したところ「麒麟caféでもしてもらえますか?」と誘われて、ライブをするようになりました。

きっかけは、朝のランニング。このような本当に些細なきっかけからイベントが実現するなんて素敵ですね。

そして、その繋がりは連鎖していきます。

hacto:光の食堂にご飯を食べにいったときに、店主のLysさんと話したところ、意気投合して、一緒に麒麟caféでライブすることになりました。

本当に良い空間だからこそ、一緒にやりたい人を誘いたくなる。店主のLysは久々のライブ活動だったようですが、ブランクを感じさせない透き通った歌声に感動しました。

人が人を呼ぶ、人が人を呼びたくなる、そんな素敵な空間が麒麟caféだと思います。

大人だけじゃない!高校生や大学生も多く訪れる場所

桑田:麒麟caféには、高校生や大学生などの学生さんも勉強をするためにも訪れています。意外と落ち着いて勉強する場所って少ないので、テスト期間前などはよく来られる方もいます。

スタバやコメダなどでも勉強をする学生を多く見かけますが、お店は賑わっているため、集中して作業するのは人によっては難しいかもしれません。

麒麟caféの落ち着いた空間だからこそ、しっかりと集中して物事に取り組めます。読書をする方も多いです。

麒麟caféの営業時間は10時〜18時まで。午前の時間は比較的空いているようですよ。

とにかくゆる〜く、のんびりをモットーに!

桑田:とにかくゆるくをモットーにしています。お店側がせかせかしているとお客さんにも影響を与えてしまうので、こちらがゆる〜く、のんびりするように心がけています。

サクサクの生地でクセになる!人気のディニッシュたい焼き。

桑田:忙しい時間でも焦らずにゆっくりと待ってください。他のお店みたいに料理が早くでてきて、10分で食べて帰ってしまうのではなくて、料理もゆっくり作るから、食事もゆっくりしてもらえればと思います。

いつも時間に追われて、慌ただしい日々を過ごしていませんか?

たまには時間を気せずにリラックスすることが大切かもしれません。「予定の無い休日」をつくって、ふらっと寄ってみてください。

ランチやコーヒー1杯をきっかけに!まずは気軽に行ってみよう

桑田:例えば悩んだときに「相談窓口はここですよ」と言われても行きづらいですが、「ごはん食べにおいでよ」「コーヒー飲みおいでよ」だと行きやすいんですよね。

桑田:どうしても今は1人でしょ。1人の時間を大切にするのはもちろん良いですが、それだけじゃつまらないですよね。麒麟caféでは、病気で悩んでいる方がカウンセラーと繋がったり、音楽が好きな同士、本が好きな同士で、繋がったり、オープンしてから5年以上経ちますが、色々なご縁が広がっています。

桑田:今後は、カフェの営業時間外を活用して「引き込もり」や「不登校」のこども達の学習の場として提供や読書会の実施などもできるかなと思っています。

多様な居場所づくりのために、さらなる挑戦を目指す桑田さんの目はとても生き生きと輝いていました。

桑田さんの考えに共感したり、caféが気になった人は、ランチやコーヒー1杯をきっかけに麒麟caféに行ってみてはどうでしょうか?

焼きチーズキーマカレー。辛めのルーととろ〜りチーズが相性抜群。
スパイシーな香りのチキン。ランチメニューも人気です!
ティータイムにもぜひ!

▼麒麟caféの店舗情報

住所:鳥取県鳥取市国府町奥谷1-218 MAP
営業時間:10時〜18時
定休日:月曜日
電話番号:0857-30-6814

ちなみに、桑田さんは麒麟café以外にも、こども食堂の取り組みや、新しい居場所づくりにも取り組んでいます。こども食堂については、鳥取子育て王国のWebサイトで紹介されていますので、こちらも合わせてチェックしてみてください。

きりんこども食堂の紹介|子育て王国とっとり

Humanity by design

ABOUT ME
さっけー
さっけー
とっとりずむ編集長。1990年生まれ、鳥取県岩美町在住。鳥取の魅力をもっと多くの人に広めていくことが目的。新しいチャレンジを応援して、人と人を繋いでいきたい。趣味はマジック。