鳥取の鹿肉を缶詰にして全国の家庭にお届けするためプロジェクトが始まってるのをご存知ですか?
鳥取市の老舗イタリア料理店ペペネーロさんが、鹿肉の缶詰の商品化に向けて、来月末(2018年10月末)までクラウドファンディングを実施中です。
以下は起案者のオーナー木下さんのコメントです。
みなさん、実は鳥取の鹿肉って日本一美味しいと言われているんですよ!知っていましたか?
鹿は畑を荒らす獣害という悪いイメージもあり狩猟を応援する動きがありますが、捕った鹿肉の利用率は1割以下なんです。鳥取の美味しい鹿肉でジビエのイメージを払拭したい!全国の皆さんに食べてもらいたい!と思い、鹿肉料理の缶詰作りに挑戦しようと決意しました。
集まった資金は、缶詰のテスト加工や、販路拡大の広報資金に充てさせていただきます。
鳥取の鹿肉は全国からも注目されるほど高品質で人気を集めています。
実際に僕も鳥取(若桜)の鹿肉を食べたことがありますが、臭みやクセはなくて、想像以上に肉が柔らかく、美味しかったです。そんな鹿肉を鳥取を拠点に40年近くて提供しているぺぺネーロさんが缶詰を作るのだから期待大ですね。
「せっかくなら狩猟した鹿肉を美味しく食べてもらいたい!」という木下さんの料理人としても想いも強く、缶詰を多くの人に提供するために日々取り組んでいます。
今回の記事では、鹿肉の缶詰販売に向けたクラウドファンディングの詳細について紹介していきます。
クラウドファンディングとは、「新しいサービスを生み出したい!」「世の中の課題を解決したい!」などのアイデアやプロジェクトを持つ起案者が、呼びかけに共感した人からネットを通じて資金を集める方法です。
鹿肉の旨味を缶詰に凝縮!商品開発に向けた取り組み
商品化する缶詰には、ジビエ料理(鹿肉料理)では普段使わない「すね肉」を活用しています。
日本ならではの「もったいない」精神が缶詰の中に美味しく詰め込まれています。
鹿肉は肉の特性上、焼くレシピが多く、熱処理が必要な加工商品はあまり作られていません。そこで、注目したのが「すね肉」の部位。味が強く煮込み料理に向いていると判断しました。
料理は、煮込む前に赤ワインと調味液につけて一日味をなじませたり、表面だけ焼いて、うま味を逃さないようにして肉を一度取り出すなど、イタリア料理店ならではの工夫がされています。
普段からジビエ料理を手がけるぺぺネーロさんだからこそ、安心・安全の味が届けられます。
ちなみに、今回のプロジェクトで集めたお金は、全国に安定的な供給をするための業者選定と、テスト加工による調整などに使われます。
鳥取の鹿肉(ジビエ料理)を食べたことがない人に向けて!缶詰でお試しデビュー
鳥取の一部のスーパーでは冷凍の鹿肉が販売されていますが、実際に料理して食べるのはハードルが高いと僕は感じます。
しかし、缶詰なら開けてすぐ食べられるので「鹿肉ってどんな感じだろう?」と気になる人でも気軽に食べられます。
ジビエは、私達が普段よく口にする豚肉や牛肉と異なり、野生の鹿や猪を捕獲したお肉です。そのため供給量は少なく、店頭に並ぶことはなかなかありません。
今回のプロジェクトで商品開発することができれば、今まで捨てられていた鹿肉を有効活用することができ、多くの人にジビエ料理の素晴らしさを届けることができます。
しかも、鳥取ではHACCP認定も受けた「わかさ29工房」という最新の解体処理施設が作られ、安全性・衛生面を徹底管理されています。
今回のプロジェクトを通して、鹿肉を食べるためのハードルが下がり、もっと多くの人に鳥取の鹿肉を味わってもらうことができるはずです。
支援で幻の缶詰をゲット!?締切は10月末まで
支援のリターン品は、鹿肉の缶詰を中心に取り揃えています。
中には今回のクラウドファンディングでしか手に入らない幻のオリジナル缶詰もありますよ。今を逃すと一生食べることができないかも!
さらにぺぺネーロさんで食べられるシークレット料理のコースでは、木下さんが自らふるまう特別料理を満喫できます。
10月末まで受け付けているので、木下さんの想いに共感した方や鹿肉の缶詰に興味のある方は支援してみてはどうでしょうか?
木下陽平/ぺぺネーロ オーナー
鳥取の最高品質鹿肉を缶詰にして全国のご家庭にお届けするプロジェクトです。老舗イタリア料理店ペペネーロのオーナーが調理したお店の味をそのまま缶詰に閉じ込めました!
若桜の山で育った日本一の鹿肉を全国の人に知ってもらいたい!鳥獣被害を鹿肉利用率の向上で美味しく解決することを目指し活動を行っています。
<鳥取のジビエ関連の過去記事>