鳥取に転勤してきて、3度目の久松山登山を楽しんできました。
ちょうど桜が満開で、いつも以上に道中の景色を楽しめました。春と秋は登山に大変オススメの季節です!
この記事では、久松山の1合目から山頂までの道のりを詳しくご紹介していきます。
久松山とは?
久松山は、鳥取県庁に程近い、鳥取市街地にある標高263mの山です。
山麓は久松公園として整備されていて、鳥取県立博物館や、鳥取城の二ノ丸跡や三ノ丸跡を楽しむことができます。
山頂やそれまでの道のりにも鳥取城の歴史を楽しめるスポットがいくつかあるので、山登りがお好きな方はもちろんのこと、城跡巡りがお好きな方にもオススメです。
鳥取駅から車で約10分の距離にあり、無料駐車場もいくつか用意されています。
また、鳥取市100円循環バス「くる梨(くるり)」のコースにもなっているので、アクセス面でも気軽に訪れることができるスポットです。
子供も大人も気軽に登山を楽しめる!1合目~山頂までのコース紹介
久松山登山には様々なルートがあるそうですが、今回は鳥取城跡の「天球丸巻石垣展望所」の、すぐ向かい側にある登山口からのコースについてご紹介します。
1合目、2合目などの看板も設置されており、多くの方々が利用しているコースなので、初心者さんやお子さん連れの方に特にオススメのルートです。
1合目・2合目
スタート地点出発後からすぐに、これまでの整備が行き届いている山麓の足場とは異なっていることが感じられると思います。
1・2合目は、剥きだしになっている根や岩場など、足場が悪い道が続きますが危険ポイントはそこまでありません。
山頂に向けての慣らしのような感覚で登っていけます。
3合目・4合目
3・4合目から、足場の悪さが増してきます。
細い道や、足の置き場に悩まされる道が多々出てきて、危険や注意を促す看板が目立ってきます。
息もあがってくる頃なので、自分のペースで一歩一歩しっかり登っていきたいところです。
5合目
1~4合目までは、休憩スペースは一切ありません。山頂までの間で唯一しっかりとした休憩場所が確保されているのは、この5合目のみです。
登山道は終始道が狭く、なかなか落ち着いて休めるスペースがありません。端によって休んだり、前後を確認して他の登山者がいないかをみてその場で呼吸を整えることくらいしかできません。
ゆっくり座って休みたい方や、水分補給などをされる方は、この5合目の休憩スペースでしっかり休まれていくのがオススメです。
6合目・7合目
6・7合目は、3・4合目のような道を、黙々と登り続けていきます。
山頂までの道のりのほとんどが階段状になっているため、ここらへんまでくると久々の登山の方や慣れてない方は、膝や太ももらへんが張ってきているのが感じられるかもしれません。
まだまだもも上げ運動が続きますが、頂上までもう少しのところまできているのが感じられるので、ひたすら登り続けます。
8合目・9合目
8合目までくると、原型をとどめた石段が再び多く登場しはじめ、比較的足場が良くなったように感じられます。
9合目では、ようやく開けた空がみえてきて、更に山頂間近ということがどんどん感じられてきます。
最後の石段を登っていけば、頂上の山上ノ丸に到着です。
山頂
山頂には、机と椅子が設置された屋根付きの休憩スペースがあります。
本丸跡までいくと、更に視界が開け、鳥取市街を見渡せるほか、逆側には羽柴(後の豊臣)秀吉が、鳥取城を兵糧攻めした際に本陣を構えた本陣山をみることもできます。
本丸の奥には更に天守櫓跡があり、座って景色を楽しむことができます。
史跡や景色、頂上の空気を存分に楽しみながらゆっくりと体力を回復して、下山しましょう!
下山時は登りに比べ、楽で早く感じますが、枯れ葉や落ち葉がかなり足元を滑りやすくしているので、気を付けておりて下さいね。
おわりに
久々に久松山を登って、改めて感じたことは、小さなお子さんやご年配の方、女性の一人登山など、幅広い年代の方々が気軽に山登りを楽しまれていることでした。
筋トレを兼ねて駆け上っていく学生さんや、2歳くらいのお子さんを抱っこして登っているご家族、手を取りあって登っているおじいさん・おばあさんなど、大変多くの方々とすれ違い驚きました。
「おはようございます!」「こんにちは!」などの挨拶や、道の譲り合いなど、登山マナー的にも大変気持ち良い山なので、ぜひ1度登ってみて下さいね!
※本記事の情報は2019年4月6日時点のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。
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