2024年鳥取の新店舗まとめ

僕の地元の鳥取県岩美町が「住みたい田舎日本一」に選ばれました!

僕の地元の岩美がなんと、「田舎暮らしの本 2016年 2月号(宝塚社)」の住みたい田舎ランキングで1位に選ばれました。

岩美に移住した人たちが「岩美ってイイよね!」とよく言っていますが、リアルにそうなんです!

ちなみに同率で兵庫県朝来市も1位。

最近、移住者が増えてきていると思ったらこんな背景があったんですね。

しかし、具体的にどんな理由で岩美が1位になったのか気になりませんか。今回は、その理由について書いていきます。

目次

岩美ってどんなとこ?

人口約1万2千人の町で鳥取の最北端に位置します。

日本海の幸に恵まれ、主な産業は水産業。

アニメ「Free!」の舞台になったをきっかけに、地域おこしが活発化しています。

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<鳥取県HP参照>

岩美の魅力とは?

海がキレイ

海の透明度が日本でもトップクラス。ありえないくらいキレイですね。

山陰海岸ジオパークに認定され、貴重な自然遺産があります。

山陰松島遊覧船に乗ればガイドつきで絶景を楽しむことができるのでおすすめです。

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豊富な食材

いわみ八宝」と呼ばれる地元厳選の食材があります。

松葉がに、モサエビ、赤ガレイ、白イカ、岩ガキ、ばばちゃん、マコモタケ、親雪のことを言い、リーズナブルな価格で食べることができます。

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他にも歴史のある岩井温泉など、たくさんの魅力が岩美にはあります。

このように豊かな食材と自然に恵まれている岩美。これだけで充分素晴らしいのですが、さらに「子育て」「住宅「雇用」の支援が充実しています。

1/574

今回のランキングは、田舎暮らしの本 2016年 2月号(宝塚社)で発表されました。定住促進に意欲的な574の市町村がエントリー。前年度の295をはるかに上回る参加率。

移住・交流推進機構(JOIN)、(財)日本離島センターの協力のもとアンケートが実施されています。

この激戦の中で1位に輝いたのが岩美町。岩美町民として誇りに思います!

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<宝島社『田舎暮らしの本』2月号、「2016年版 住みたい田舎ベストランキング」参照>

10ジャンル108項目の内容

今回は10のジャンルで調査されました。

  • 移住者歓迎度
  • 都市住民との交流
  • 移住者支援制度の充実度
  • 移住者の受け入れ実績
  • 日常生活
  • 交通の便
  • 老後の医療介護体制
  • 子育てのしやすさ
  • 自然の豊かさ、伝統的な景観・文化の保全
  • 災害リスク

さらにジャンル内の項目が全部で106。岩美はその中でも93項目当てはまりました。

結構当てはまりましたね。具体的にどの項目が当てはまっているのかは分かりませんでしたが。

詳細は以下のとおりです。項目はタップするとみれますよ。

[su_spoiler title=”1.移住者歓迎度(18項目)  ※タップで開きます” style=”fancy” icon=”chevron-circle”]

①首長が定住促進を公約にしている

②移住の相談窓口(部署)がある

③移住支援に関する専任の担当者がいる

④移住前の相談や、移住後のフォローを行っている民間団体がある

⑤移住希望者向けに情報誌(紙)を発行している

⑥移住希望者向けにメールで情報を発信している

⑦移住希望者に向けたHPやブログを運営している

⑧移住希望者にFacebookで情報を発信している

⑨UIJターンをPRする有料広告を出している

⑩「ふるさと回帰フェア2015」に参加した

⑪JOINの自治体会員である

⑫「JOIN移住・交流&地域おこしフェア(2014年度開催)」に参加した

⑬「全国の島々が集まる祭典 アンライダー21015に参加予定

⑭2015年度に市町村外で移住相談会を1回以上開催、または開催予定

⑮2015年度に市町村外で移住相談会を3回以上開催、または開催予定

⑯2015年度に市町村外で現地体験ツアーを1回以上開催、または開催予定

⑰2015年度に市町村外で現地体験ツアーを3回以上開催、または開催予定

⑱2015年度に参加費が安い(現地までの交通費を除いて無料など)現地体験ツアーを開催、または開催予定

※「田舎暮らしの本 2016年 2月号」参照

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18項目中17個当てはまりました。相当移住に力を入れていますね。

移住イベント情報(役場HP)

最近は、移住して宿やカフェをする人もいます。

宿は龍神荘NOTE、カフェはアロハが有名。

[su_spoiler title=”2.都市住民との交流(8項目)” style=”fancy” icon=”chevron-circle”]

①農林漁業体験民宿がある

②棚田オーナー制度などのオーナー制度がある

③ワークステイ、ワーキングホリデーを実施している

④山村留学を受け入れている学校がある

⑤クラインガルデンがある

⑥田舎暮らし体験施設がある

⑦利用者無料の田舎暮らし体験施設がある

⑧ふるさと納税に非常に力を入れている

※「田舎暮らしの本 2016年 2月号」参照

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8項目中6個当てはまりました。おそらく③、④番が実施していないですね。

ワーホリとか外国人を受け入れる体制はまだまだこれからだし、長野のような山村留学をしている学校はありません。

[su_spoiler title=”3.移住者支援制度の充実度(12項目)” style=”fancy” icon=”chevron-circle”]

①空き家バンク制度がある

②2015年10月末日時点で、空き家バンクに登録している売買物件が3件以上ある

③2015年10月末日時点で、空き家バンクに登録している賃貸物件が3件以上ある

④民間不動産業者と連携している

⑤定住促進住宅や移住者が利用できる公共住宅がある

移住者受けに住居の新築補助をしている

⑦移住者受けに住居の購入補助をしている

⑧移住者向けに住宅の改修補助をしている

⑨価格を抑えた行政分譲地を販売している

⑩無料職業紹介、ハローワークの求人情報の提供などで移住者の就職支援をしている

⑪市町村独自の給付金を受けられる農村漁業の研修制度がある

⑫起業・開業を支援する制度がある

※「田舎暮らしの本 2016年 2月号」参照

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12項目中11個当てはまりました。

職が少ない岩美で、農林漁業に対しての支援制度があるのは助かります。「職がないなら自分でつくれ!」って話です。

就労支援について(役場HP)

手厚い住宅支援も魅力的です。

住宅支援について(役場HP) 

[su_spoiler title=”4.移住者の受け入れ実績(8項目)” style=”fancy” icon=”chevron-circle”]

①2015年度に、空き家バンク登録物件の成約があった

②2015年度に、空き家バンクとろく物件の成約件数が3件以上あった

③2015年度で、移住支援制度を利用して移住した人がいる

④2015年度で、移住支援制度を利用して移住した人が3組以上いる

⑤2015年度で、移住支援制度を利用して移住した人が5組以上いる

⑥「新・田舎で働き隊!」を受け入れている

⑦「地域おこし協力隊」を受け入れている

⑧「緑のふるさと協力隊を受け入れている

※「田舎暮らしの本 2016年 2月号」参照

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8項目中6個当てはまりました。

項目には「◯◯隊の受け入れ」とありますが、これは移住者の受け入れ実績に入るのか正直微妙ですね。

実際のところ実績はまだまだこれからでしょう。空き家はたくさんありますが、バンク登録している物件は少ないです。

空き家物件情報(役場HP)

[su_spoiler title=”5.日常生活(12項目)” style=”fancy” icon=”chevron-circle”]

①市町村にコンビニやスーパーがある

②役場から車で1時間圏内に大型ショッピングモールがある(市町村に限らず)

③買い物困難な土地への移動販売がある

④市町村内全域に高速インターネット網が整備されている

⑤図書館がある

⑥スポーツジムなどの体力づくりに有用な施設がある

⑦地域住民の利用料金が300円以下の温泉施設や共同湯が2箇所以上ある

⑧米どころである

⑨果樹栽培が盛んである

⑩畜産(肉牛、乳牛、豚など)が盛んである

⑪地元で水揚げされた魚介類が安価で手に入る

⑫日本酒、焼酎、ワイン、地ビール、ウイスキーなどの生産が盛んな酒どころである

※「田舎暮らしの本 2016年 2月号」参照

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12項目中12個当てはまりました。まさかの満点。基準が割とゆるい。

例えば②の「役場から車で1時間圏内に大型ショッピングモールがある」っていうのも都会の人からすると「1時間!?せめて30分でしょ!」とか言われそう。岩美は20分で行けるので便利ですけどね。

地元民からすると「ん?」と思う項目もありますが、とりあえず全部当てはまっているみたいです。

[su_spoiler title=”6.交通の便(5項目)” style=”fancy” icon=”chevron-circle”]

①高速のインターまで車で30分圏内

②鉄道の駅がある

③新幹線発着駅まで車や電車で1時間圏内

④空港まで車や電車で1時間圏内

⑤オンデマンドバスなど交通弱者向けの仕組みがある

※「田舎暮らしの本 2016年 2月号」参照

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5項目中4個当てはまりました。

③はそもそも新幹線が鳥取にないため無理ですね。早く出来て欲しいけど、まだまだ先になりそう(というか無理かも)

岩美は鳥取市内に近いため鳥取のエリアの中では便利が良いです。最近、道路が整備されてきたのでさらに快適になりました。道の駅「きなんせ」もできましたね。

[su_spoiler title=”7.老後の医療介護体制(10項目)” style=”fancy” icon=”chevron-circle”]

①車で30分圏内に救命救急センターがある

②総合病院が市町村にある

③緊急時にヘリコプターなど救急センターに搬送する手段があり、実際に活用している

④地域医療に熱心で、在宅医療や訪問介護に力を入れている医療機関がある

⑤健康維持のための予防施設、フィットネス施設、プール、認知症予防教室などがある

⑥特別養護老人ホームがある

⑦住民が参加できる生活習慣病予防の栄養指導や講習がある

⑧集団検診や特定健診の受診を促すために、受診票の送付や告知など以外に、積極的な働きかけを行っている

⑨在宅介護を支援する仕組みや講習会がある

⑩人口2000人当たり1人以上の保健師がいる

※「田舎暮らしの本 2016年 2月号」参照

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10項目中8個当てはまりました。

高齢化が著しい岩美は高齢者に対する支援が手厚くなっています。場合によっては自宅から病院や公共施設などの送迎の助成も行っています。

高齢者等の支援(役場HP)

[su_spoiler title=”8.子育てのしやすさ(14項目) ” style=”fancy” icon=”chevron-circle”]

①2014年の合計特殊出生率が全国平均1,42を上回る

②待機児童数がゼロである

③第3子以降は保険料無料など、条件によっては保険料の負担を軽減している

④中学生までは医療費無料

⑤高校生まで医療費無料

⑥高校生までの通学費の補助がある

⑦産科が市町村内にある

⑧小児科が市町村内にある

⑨子育てヘルパー派遣や悩みなどで子育てを支援している

⑩子育て世代向けの住宅の用意がある

⑪子育て世代への家賃補助がある

⑫出産祝い金がある

⑬子どもがいる移住世帯を対象とした給付金制度がある

⑭ボランティアによる補講など、学習を補助する仕組みがある

※「田舎暮らしの本 2016年 2月号」参照

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14項目中11個当てはまりました。

妊婦診断14回分の費用やおむつ代(3万円まで)の助成があったり、第3子以降の保育費免除中学生以下の医療費自己負担学の軽減など、成長に合わせた子育て支援をしています。

子育て支援(役場HP)

[su_spoiler title=”9.自然の豊かさ、伝統的な景観・文化の保全(11項目)” style=”fancy” icon=”chevron-circle”]

①「日本の百名山」級の名山がある

②おいしい名水がある

③里山の保全に力を入れている

④棚田の保全に力を入れている

⑤清流がある

⑥きれいな海がある

⑦名湯がある

⑧保存・継承されている歴史ある祭りや伝統芸能がある

⑨伝統工芸・伝統芸能の後継者を育成・支援している

⑩国指定の重要無形文化財、重要無形民族文化財がある

⑪伝統的建造物群保存地区(文化庁)がある

※「田舎暮らしの本 2016年 2月号」参照

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11項目中10項目が当てはまりました。

岩美が自然豊かなのは幼い頃から知っているので納得の結果です。

特に海の綺麗さは、沖縄やセブ島と肩を並べます。海水浴、マリンスポーツ、釣りなど、岩美といえば海ですね。

自然・景観(岩美観光協会HP)

[su_spoiler title=”10.災害リスク(8項目)” style=”fancy” icon=”chevron-circle”]

①台風、大雨の大きな災害はほとんどない

②洪水、土砂災害はほとんどない

③大雪の大きな被害はほとんどない

④地震に強い地盤である

⑤津波のリスクが高い

⑥活火山がない

⑦水不足に悩まされることはほとんどない

⑧30Km圏内に原子力発電所がない

※「田舎暮らしの本 2016年 2月号」参照

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8項目中8個の満点です。

確かに生まれて25年間岩美で際立った災害はありません。大きかった地震で震度4でしたね。

台風は被害も少ないです。「災害」のリスクは低いでしょう。

ちなみに去年の項目数は95個。10以上も増えてより精度が高まる基準のなかでの1位です。

バランスよく得点が入っていたため、岩美は「子育て」「住宅」「雇用」の面で総合的に暮らしやすい町と言えるでしょう。

若者たちの取り組み

IJUターン者が中心になり、岩美の活性化を目指す民間団体「うみねこ舎」があります。

地域おこし協力隊や、岩美でカフェ開業を目指す人など「岩美を盛り上げたい!」というアツい思いを持ち、さまざまな取り組みをしています。

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<「田舎暮らしの本 2016年 2月号」参照>

彼らに共通しているのは、岩美が好きなこと。会う度に「岩美ってイイよね!」と言っています。

これからどうやって岩美町を盛り上げていくのか期待してきたいですね。

僕も地元民として何かできないか探っていきたいです!!

 

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この記事を書いた人

とっとりずむ編集長。1990年生まれ。鳥取の新店舗やカフェを巡るのが大好き。鳥取暮らしが楽しくなる情報を発信します!

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