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50年前の鳥取砂丘アート活動が蘇る!鳥取の美術家集団「スペース・プラン」の紹介展覧会が開催されます! – 鳥取市

2018127日(金)〜1219日(水)の期間、50年前の鳥取砂丘で不思議な美術のグループ展を開催した鳥取の美術家集団「スペース・プラン」の活動を、記録写真等で紹介する展覧会が開催されます。

【イベントスケジュール】

2018年12月7日(金)
17:30- オープニング
18:30- 椹木野衣「ネオポップとその時代」
2018年12月9日(日)
14:00- トークセッション「メンバーが語るスペース・プランの軌跡」
2018年12月15日(土)
17:00- 黒瀬陽平「カオス*ラウンジとその時代」
2018年12月16日(日)
17:00- 筒井宏樹「スペース・プランとその時代」

鳥取でもあまり知られていない彼らの活動。

50年前の砂丘の美術活動って一体どんな感じだったのでしょう。正直なところ想像がつきませんね。

当時の鳥取は、県立博物館もまだなく、ギャラリーもほとんどなかったので、砂丘や仁風閣の庭、湖山池の青島など、野外にて活動していたそうです。

▼記録写真の一部

12月9日は当時のメンバーが集まってトークセッションも行われます。

メンバーの方々は現在70代〜80代ですが、みなさんご健在です。結成が1968年なので、今年で50周年となりました。

1960年代後半の鳥取で展開されたアートについて知ることができる本当に滅多にない機会です。

アート好きの方はぜひ行ってみてはどうでしょうか?

 スペース・プランは、谷口俊(1929-)、フナイタケヒコ(1942-)、山田健朗(1941-)らによって鳥取で結成された前衛芸術家集団です。196811月の檄文から始まる彼らの活動は、単純な色と形に還元された立体物に代表されるミニマリズムに特徴づけられます。彼らは、市民会館や画廊で発表する一方で、湖山池青島や仁風閣前庭など、鳥取市各地で野外展を積極的に試みました。特に第2回展では、鳥取砂丘を舞台にミニマリズムの作品が配置された壮大なスケールの展示を実現しました。当時の地元メディア等では注目を集めていたものの、その活動は鳥取に限定されていたこともあり、全国的に広く紹介されることはありませんでした。

 本展は、スペース・プランの記録写真や印刷物、記録映像などを中心に展示し、その実験的な試みの全貌を知るはじめての機会となります。ミニマリズムという言わば現代美術のひとつの出発点として生まれた形式が、1960年代後半に鳥取という日本のローカルな地域でどのように展開されたのか。196070年代の鳥取の文化状況を踏まえるとともに、若者の叛乱の季節、具体美術協会による野外展、宇部や須磨の野外彫刻展、福嶋敬恭と京都北白川美術村、ミニマリズムからポストミニマリズム等といった歴史的文脈のなかで、その活動を検証していきます。

詳細はこちらから

目次

開催概要

スペース・プラン記録展 - 鳥取の前衛芸術家集団1968-1977 -

会期:2018年12月7日(金)-2018年12月19日(水)
会場:ギャラリー鳥たちのいえ(鳥取市本町1丁目201 ミュトスビル)
時間:11:00-19:00(最終日17:00まで)
入場:無料

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この記事を書いた人

とっとりずむ編集長。1990年生まれ。鳥取の新店舗やカフェを巡るのが大好き。鳥取暮らしが楽しくなる情報を発信します!

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