普段は結婚式場として人気の「アクイール風彩の森迎賓館」で、月2日間だけ完全予約制でオープンしている「premiér(プルミエ)」にて、特別な空間でスペシャルなデザートタイムを過ごさせていただきました。
山陰でも珍しいデザートレストラン!五感をフルに活用して楽しみました!
「premiér(プルミエ)」の基本情報
住所 | 鳥取県西伯郡伯耆町小林123-45(MAP) |
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営業時間 | 11:00〜 |
定休日 | 営業日は月2日間のみ |
駐車場 | 有り |
電話番号 | 080-2899-9563 |
SNS |
「premiér(プルミエ)」さんは、大山の結婚式場「アクイール風彩の森迎賓館」の中にあります。
駐車場は、敷地内に複数台駐めることができます。
1人1台できても問題ないくらい余裕があるので、各方面から集まることもできますね。
店内の様子
華やかでおめでたい行事を行う施設内ですので、とても高級感を感じられる空間でした。
営業日は基本的に月2回のみ、完全予約制で1枠につき5組が上限とされています。
天井が高く鏡張りなこともあり、とても広く感じるお部屋です。明るくてキラキラした特別な空間!
メニュー
メニューは、スイーツのコースのみ!内容は毎月変わります。
月にたった2日の為に試作を繰り返して当日を迎えるとのことで、こだわりの半端なさを感じることができます。
実際にいただいたメニュー
この日のメニューは6種類。1品ずつ、コースで順番に提供されました。
コースの前に閉じられていたカーテンが開き、大山のちょっと高いところから俯瞰して観ることのできる町並みが目の前に広がりました。
この日は、特に快晴でしたので青い空がとてもきれいに広がっていて、すがすがしいお天気で気持ちが良かったです!
まずテーブルに提供されたのはローズスカッシュでした。
ブルーのテーブルクロスに爽やかなスカッシュ、これからのコースが楽しみになる1杯です。
洋なし カダイフ 生ハム
1品目から。ひとつずつ提供されると同時に、シェフからスイーツの紹介があります。
洋なしはルレクチェを使用されており、包まれているカダイフは柔らかいを意味する麺の一種、こちらで丁寧に包んで揚げたものと、スペイン産の生ハムにルッコラが添えられています。
サックサクの食感の中にほんのりあたたかく、ふんわりとした甘みの洋なしが現れます。
一緒に生ハムの塩気も感じると、洋なしの自然な甘さが引き立ちます。
スイーツのコースということで1皿目からどんなものが出てくるのかと思っていましたが、塩気を感じるお食事要素が強くて満足感がありました。
カリフラワーのブランマンジュ
2皿目は、「カリフラワー」ということでこれがスイーツ!?と思っていると、出てきたモノにのっていたのは大きなコットンキャンディー!
こちらをシェフが、自らバーナーを持って演出に来てくださいます。
コットンキャンディーをバーナーで豪快に炙るとパチパチと音を立ててキャンディーが溶けていきます。
目の前で広がる演出には驚きしかありません。ブリュレの上に炙られたコットンキャンディーが、カリカリになっています。
スプーンですくうと、カリフラワーのポタージュの下にはミートソースが隠れています。
これがまたブリュレの甘さと、塩気がいい塩梅でお食事感覚でいただけた2品目でした。
ブリュレとミートソースの組み合わせなど、なかなかない組み合わせですよね。これはスイーツのみのコースだからこそ、実現できるのではないでしょうか。
黑芋 トリュフ
一見、和の雰囲気を感じるトリュフ。こちらは里芋をよく煮てこしたものを急速冷凍し、トリュフ状にしたものとのこと。
外側はチョコレートでコーティングされ、ココアパウダーがかけられています。
黒い石の上にのせられたトリュフは、素手でいただきます。
カリッとした表面と、なかのふわふわもちもちのお芋は、甘すぎずとても不思議な感覚でした。
ガトーフレーズ
王道のケーキがやって参りました!こちらは、フレジエ=苺の木という意味を持つケーキで、スポンジやクリームと苺の華やかさが引き立つ生菓子です。
作りたての苺のコンフィチュールがその場でお皿に提供されました。
お鍋からお皿にすくう間に苺の芳醇な香りがとっても広がって、幸せな気持ちに!!
見た目だけではなく香りでも楽しめ、心から苺を堪能できるデザートとなりました。
奥に添えられた甘さのない生クリームをお好みで添えながらいただきます。
究極のバナナ
タイトルから気になりすぎていた「究極のバナナ」一体どういうことなのかと思いきや、出てきたのはこちらです。
・・・え。黒いバナナ・・・?
よく見ると切り込みが入っていますよね。ただの黒いバナナではなく、中身はバナナを芋状になるまで焼き上げたものです。
そして、これでは勿論終わりません。
まずはテーブルに運ばれた後、蓋となっている皮の部分に切り込みを入れてとります。
スタッフさんによって、シュガーがパラパラと振りかけられた後、バーナーでカラメリゼするとそれはそれは美しいバナナに!
いただいてみると、アッツアツのバナナにカリッカリのカラメリゼされたシュガー、濃厚な甘さで本当にお芋のようです。
添えられたチョコレートアイスクリームと一緒に食べればチョコバナナとして楽しめるという、究極に美味しく仕上げられたバナナを、存分に楽しむことのできるひと皿でした。
今回のコースの中で、1番インパクトのあるスイーツでした!
プティフール
コースの最後は、小さなお菓子達の盛り合わせです。
ピックの刺さっているモノから手前側へ順に、鳴門金時を使ったスイートポテト、カシスのマカロン、マダガスカル産コーヒーバタークリームのダックワーズ、八女抹茶のテリーヌショコラ、クルミとショコラのブラウニーです。
どれも濃厚で、こだわりの強さを感じました。少しずついただく焼き菓子達は、最後にふさわしいラインナップです。
一緒にコーヒーまたは紅茶が提供され、コースをしっかりと締めくくることができました。
壮大なデザートのオンパレード、最後は可愛くフィニッシュ。
食べ終わった後は、テラスに出て山のきれいな空気を感じたり、景色を見ながら空間を堪能しましたよ。
私たちの居た建物を外から写したもの。
テラスから外を見ると開放感がたっぷりです。
とても良い時間が過ごせ大満足!毎月メニューが変わると言うことで、これは毎月でも食べに来たい気持ちです・・・!
「premiér(プルミエ)」のおすすめポイント
スイーツのコースということで、甘々なイメージで伺ったのですが開始直後から良い意味で期待を裏切っていただきました。
普段思いつかないような組み合わせや、五感をフルに使った演出等で、通常の甘味を楽しむデザートとはひと味もふた味もちがう時間を過ごせます。
同行者がお誕生日間近だったため、ちょっとしたメッセージをお願いしたところ快く引き受けてくださり、コース内の良きタイミングで提供くださいました。
サービスの一つ一つが丁寧に提供されるため、とても気持ちの良い空間で、贅沢な時間を過ごさせていただき幸せでした。
帰り道、美しい大山も観ることができました。
普段少し遠い距離のかたも、この特別な時間を過ごすために足を運ぶのも良いのではないでしょうか。
※本記事の情報は2023年12月4日時点のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。
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