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[流しびなの館]雛の文化と伝統行事「ひな流し」の魅力に触れよう!- 鳥取市用瀬町

用瀬町にある「もちがせ流しびなの館」に行ってきました。

この記事では、施設の紹介と合わせて、江戸時代から用瀬町に続く伝統行事「ひな流し」や、すぐお隣にある観光物産センターについてご紹介していきます。

目次

「もちがせの雛送り」とは?

用瀬町では、毎年旧暦の3月3日に無病息災を願って、男女一対の紙雛を桟俵にのせ、菱餅や桃の小枝を添えて千代川に流す「流しびな行事」が行われています。

もちがせの流しびなの歴史は江戸時代にまでさかのぼり、昭和60年には鳥取県無形民俗文化財「もちがせの雛送り」にも指定されています。

流しびな行事が行われる際には、町の家のあちらこちらに、その家に古くから伝わるひな人形や、ひな人形にまつわるものなどが飾られ、個人の家や玄関先も開放され、観賞しながら街中散策を楽しむことができます。

また観光で訪れた方も楽しめるよう、当日に「流しびな(800円税込)」を購入して流すことができるほか、町中を流れる瀬戸川沿いに飾られたひな飾りのライトアップや、流しびなづくり体験、着付けコーナーなども設けられ、賑わいをみせます。

町全体が活気に溢れる情緒豊かな民俗行事です。

「もちがせ流しびなの館」に行ってみよう!

もちがせ流しびなの館では、そんな「流しびな」の歴史や、雛の文化について、より深く知ることができます。

京都・金閣寺をモチーフにした大型木造建築の館内では、江戸時代をはじめ各時代の雛人形、雛飾り、加茂人形、御所人形など、日本の人形がずらりと常設展示されています。

パンフレットなどでは主に2階建てと紹介されていますが、3階部分にあたる望楼からは用瀬の街並みや、用瀬アルプスの山々を眺めることができます。

展示室内は撮影が禁止となっているので詳しくはご紹介できませんが、歴史ある雛と木の温もりが独特な雰囲気を醸し出す美しい館内です。

もちがせ流しびなについても詳しく紹介され、より身近に感じることができるので、ぜひ実際に足を運んでじっくりと見学してみて下さいね!

その他の施設紹介

流しびなの館と隣接して、観光物産センターがあります。

観光物産センターでは、日本庭園やお土産販売、お食事などが楽しめるので簡単にご紹介していきます。

日本庭園

観光物産センターのすぐ前には、手入れの行き届いた美しい日本庭園があります。

大きな池には立派な鯉がたくさん泳いでいて、周囲の景色とよく馴染んでいます。

子供と一緒だったこともあり、職員さんに鯉の餌やりを勧めて頂いたので、やらせて頂いたのですが、面白いほど鯉が寄ってきてくれて子供も大喜びでした。

鯉の餌やり体験は外国からいらしたお客さんや小さなお子さんに人気とのことです。売店で1袋50円で販売されているのでお時間があれば楽しんでみて下さいね。

お土産

観光物産センターでは、もちがせの手作り民芸品やお菓子などのお土産が販売されています。

流しびなに因んだものもたくさん売られているので、ぜひじっくりと見てみて下さいね。

喫茶・お食事 ぼんぼり

売店のすぐ横には、モーニングやランチ、軽食、デザート、スイーツなどが頂ける喫茶・お食事 ぼんぼりがあります。

2ヶ月毎に季節のメニューが楽しめる「雛ものがたり(要予約)」をはじめ、お弁当や盛皿などの予約もできるので、団体での観光にも大変おすすめです。

おわりに

雛の文化や、江戸時代から用瀬町に続く伝統行事「ひな流し」の魅力に触れられる「もちがせ流しびなの館」のご紹介はいかがだったでしょうか?

観光で用瀬町方面へ訪れた際には、ぜひ寄ってみてほしいスポットの1つです。

ちなみに来年(2020年)の旧暦3月3日は3月26日(木)です!毎年気になっているのになかなかな行けてない行事なので、来年こそは行きたいと思います!

ご興味がある方は、ぜひ旧暦の3月3日に用瀬町を訪れてみて下さい!

施設の詳細はこちらから:http://nagashibinanoyakata.jp/

※本記事の情報は2019年4月12日時点のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。
※写真の無断掲載・使用を禁止します。

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この記事を書いた人

全国転勤を楽しみながら先々の情報を発信!トラベルライターとしても活動中♪ トリップノート / ブログ

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