今回訪れた『光澤寺』は、先祖供養について考えたり、自分と向き合う時間をつくる場所。
今年は変化の年となった筆者たかお。
自分と向き合う時間を体験してきました。
「光澤寺」の場所
〒680-0604 鳥取県八頭郡八頭町南397
「光澤寺」は道の駅はっとうを若桜方面へ進む途中にあります。
ナビ通りに行くと看板が見えてきます。
看板の指示通りに進むとすぐに、小さな交差点がありますのでそちらを奥の道なりに進むと入り口が見えてきます。
「光澤寺」の雰囲気
駐車場に車を停めると、お寺のイメージを覆される色とりどりのお花がお出迎えしてくれました。
宿坊もされている「光澤寺」
ブータンとの交流もあるそうです。
ソファー席でお茶を飲みながらゆっくりとお話を聞きました。
静かな空間で、自分の悩みを話したり仏教の事、先祖供養についてなどお話を伺いました。
様々な供養の形
新型コロナウィルスにより、今までの生活スタイルが一変しました。
先祖供養もその一つで、葬儀や法要も縮小、簡略化されつつあります。
住職曰く、墓じまい・仏壇じまいもこれから増えてくるでしょうとの事。
「光澤寺」ではそれに合わせて、永代供養にも力を入れておられ様々な供養の形がありました。
煌びやかな物は家族で入る事ができ、お位牌を置くこともでき従来の仏壇に近いスタイルです。
木製の納骨壇は女性に人気なんだとか。
落ち着いたカラーで、安心感があります。
仏様の名前がローマ字で彫られていました。
外国のように、誕生日と命日を入れる方もいらっしゃるようです。
(個人情報保護の為、画像左上に一部のみ見えるように撮影しています)
これから更に進化予定の樹木葬。
市松模様になった石を動かすと、下に筒が埋め込まれてあり、お骨が入るようになっています。
石のプレートと植物でワンセット。
植物は自分の好きなものを植える事も可能。
お骨を入れる部分の砂は、筒状で他と混ざらないため海の砂などコチラも自分の好きな物を入れる事が可能です。
ペット供養もありました。
ペットだって家族の一員、同じ敷地内にいる事で心が落ち着く人もいらっしゃるのではないでしょうか?
家族がいても1人用を選ぶ人、ペットと一緒の場所を選ぶ人。
生前に好きだったものをお位牌と一緒に飾る人。
今は大好きな人形を入れておいて、お留守番してもらっている人など・・・・。
どうしても悲しいをイメージしがちな『死』を、自分スタイルで感じられ、自分らしく出来る場所のように思いました。
予約していただいたイタリアン精進料理
今回は、相談も兼ねてお邪魔したのですが昼食もいただけるとの事だったのでお願いしました。
『イタリアン精進料理』(要予約)
フレッシュサラダ、かぼちゃ粥、和風パスタ
サツマイモの甘煮、人参ラぺ、ひじき、きのこのスープ
食後にコーヒーをいただきました。
住職より、食事前の挨拶をいただき背筋がスッと伸びました。
日頃から『いただきます』とは口に出すけれども、作業のようになっている自分に気づきました。
住職の言葉やお部屋の雰囲気も手伝って、箸を運び口に入れるという一つ一つの動作もゆっくりとそして食事を楽しむ事ができました。
素材の味はもちろん、ハッキリと感じられる出汁や塩の旨味があり美味しくいただきました。
もっとお寺を身近に
「光澤寺」で撮影した一部をご紹介します。
ソファー席から見える本堂へ続く渡り廊下。
本堂側から見るソファー席。
本堂に飾られた阿弥陀様。
入り口から吹く心地よい風と、川の音で最高の空間です。
至る所に飾られた手作りのお地蔵様にホッコリ。
納骨壇へ続く廊下。
命、そして女性の子宮との繋がりをイメージしたマンダラ。
きっと訪れた人によって、感じる場所や好きな空間が違うと思います。
あなただけの『いいな』と思える場所を探しに「光澤寺」へ訪れてみてはいかがでしょうか?
おわりに
「光澤寺」では宿坊、写経や瞑想、読経など様々な体験をする事が可能です。
※詳しくは公式HPをご覧ください。
自分のご先祖様が入っているお寺には、法要やお彼岸などの特別な時に行く場所となっている人が多いのではないでしょうか?
このように、気軽に訪れる事ができ自分だけの癒しの時間を感じれるお寺があると、もっと身近にそして『死』に対するイメージも変わる気がします。
住職とお話をし、たくさんの気付きを得ました。
~すべての出来事や存在をあるがままに受け入れる事により苦悩から解放される~
天才バカボンの名言『それでいいのだ』というように。