鳥取市賀露に移転オープンして2年目になる、カレーハウスムーナさんに行ってきました。
お店の印象は、ほっと一息つける場所。
実際店長さんも「あったかい」雰囲気を目指されています。
こだわって作られたカレーと、そこから新しく派生していくメニューの数々。土曜日の夜はおでんも食べられます。
本格的なカレーよりも、自分が食べておいしいと思えるものに注力している店長さんのお話も紹介しています。
ぜひ最後までご一読ください!
カレーハウスムーナのある場所
場所はここ↓
鳥取市賀露町西3-23-26
かろいちの近くの住宅地の中にお店はあります。
カレーハウスムーナ・お店の外観
店長さんの自宅兼店舗は、外壁に無垢材が使われて自然味あふれています。
入り口には営業時間の表示も。ドアノブがシックで秘密基地みたいですね。
手作りの温かみがあふれる店内
お店の中も木が中心です。店長さんのこだわりです。
カウンターの中には東南アジアなどのビールがいっぱい。以前タイにお住まいだったことからだそうです。
お品書きはこちら。
4~6名ほど座れそうなテーブル席が2つ。
カウンターの椅子も店長さんの手作りだそうです。
基本のカレー3種にトッピングも豊富
ころんと昔風のかわいいメニュー表です。
基本の3種、チキン、パイカ、ポーク。
おこさまカレーは未就学児さんにおすすめだそうです。
野菜のカレーもありました。
トッピングはこれ以外にも、目玉焼きやゆで卵など。豊富な中から選べます。
ボリューム満点!のポークカレーをいただきました
基本の3種の中からポークカレーに目玉焼きトッピングです。
こちらは1辛。
ものすごいボリュームのお肉です。
角煮のような大きさ。しっかり煮込んであってほろほろとろとろです。
1辛で中辛くらいだそうですが、お願いすれば0辛ともいえる甘口カレーも作ってもらえます。
こちらは甘口にチーズをトッピングで。
スープのようなルーの中に、絶妙な炊き加減のご飯がするする泳いでくれるので、どんどん口に入ります。
ひと口目はかすかな甘みとコク、あとからぴりぴりする辛みが付いてきます。食べるとほっとする味です。辛いけど、優しい。
唐揚げもお願いしました。
こちらは衣にレモングラスのようなハーブを使った変わり種。少し癖のある香りがあとをひきます。
店長さんのお話『逆らわず、折れず、倒れず、自由』
自称変わり者の店長さんですが、私の印象では変わっているというより、
「自然」。
それは逆らっていないから。
何に逆らわないかというと、それは、自分の好きなもの、やりたいこと、行きたい場所、食べたいもの、食べてほしいもの、という「志向」。
そのため、必然的に雰囲気が「自然」になるのではないでしょうか。無理をせず、無駄にせず、あるがままの状態を好しとされています。例えば大きな青い竹が風にしなっていても、根本が堅くしっかりしているから、折れたり倒れたりすることがない。そんな人となりです。
ムーナさんにとって「根」に当たるのが現在のカレー。オープン当初は24~5種類のスパイスをブレンドしていたものを、試行錯誤を繰り返し12種類まで厳選、その後さらに1種類足し13種類になりました。
「100人が100人おいしいものを作ろうとは思わない」
みんなに好かれるものを作ろうとすると、自分の中で何かをガマンしなくてはならない。ガマンするのは好きではないし、ガマンして作ったカレーが必ずしもいいものとは限らない。それなら作りたいもの作り、食べたい人に食べてほしい。
それに、味覚や好みは1人1人違うし、カレー自体が嫌いな人もいます。そういう人は、仕方のないこと。
それでも、ムーナさんのカレーが好になって、カレーは好みじゃなくてもお店の雰囲気が好きだったり、お話をしに来たり、唐揚げやおでんを食べにくる。そんな風にしていつもお客さんが集まるのだそうです。
一貫して、あたたかさのあふれるお店作りを心がけていらっしゃいました。
カレーがおいしいのは単なるスタートラインで、お店をやる以上の前提条件。
だから大切なのは、どんな場所でどんな気分で食べてもらのか。そのために接客に心を砕いていらっしゃるのだそうです。
「時間の流れに逆らうのが好きじゃない」
との理由から、外壁にもむき出しの木を使ったり、いずれは朽ち果ててなくなっていくようにを目指し、どこまでもあるがままの状態に逆らわないのがモットーです。
「結局大切なのは人と人のつながり」
つながりのためには、場所と会話が必要ですが、その間を埋めるのがみんなで食べるご飯ではないでしょうか。ここ、ムーナさんではそれはまさしく一皿のカレーです。でもカレーだけじゃなくて、どんどん派生して枝を広げていきたい。
カレーは根本であるけど、絶対ではない、いろいろな理由で人が集まれるお店だと感じました。
カレーハウスムーナの店舗情報
住 所:鳥取市賀露町西3-23-26
営業時間:[火~土]11:00~14:30(L.O.14:00) / 17:30 – 23:00(L.O.22:30)
[日]11:00-14:00(L.O,13:30)
定休日:月曜日
電話番号:0857-51-0508
※本記事の情報は2019年3月27日現在のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。
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