
うちには誇れるような強みなんてない
そのように感じていませんか?
けれど実は、地域の企業の多くが、日々の業務の中に「未来につながる“見えない価値”」をたくさん持っています。
たとえば、
・社員が働きやすい環境づくり
・地元とのつながりを大切にした活動
・環境への配慮や、ムダを出さない工夫
これらはすべて、今の時代に求められる「サステナビリティ経営」の種となるものです。
社会に信頼され、若者にも選ばれる企業になるために、まず大切なのは「自社の価値に気づくこと」。
そんな地域企業の背中をそっと押す仕組みが、2025年5月、鳥取でスタートしました。
「鳥取銀行」と「サステナブル・ラボ株式会社」が締結した、サステナビリティ経営に関する連携協定。
企業の魅力や強みを「見える化」し、持続的な成長へと導く――
この取り組みは、これからの企業経営に新しい可能性をもたらす一歩になるはずです。
\サステナブル経営、はじめてみませんか?/
【中小企業の未来を支える】鳥取銀行とサステナブル・ラボ株式会社の連携協定締結

2025年5月13日、「鳥取銀行」と「サステナブル・ラボ株式会社(以下:サステナブル・ラボ)」がサステナビリティ経営に関する連携協定を結びました。
この協定を結ぶことで、地域企業の皆様がまだ気づいていない強みや新たな視点、具体的な解決策を提供できるようになります。
実は、すごい技術を持っているのに、それが当たり前になりすぎて気づいていない企業も多いものです。
そんな地域企業の「見えない価値を見える化する」ことは、地域経済の成長はもちろん、若者が働きたいと思える企業づくりにもつながります。
「鳥取銀行」と「サステナブル・ラボ」の連携協定は、地域企業の発展とサステナブルな社会の実現に向けて、大きな一歩となることが期待されます。
非財務データを活用し、地域企業の経営力を強化

非財務データとは?
非財務データとは、決算書には載らない「企業の姿勢」が伝わる情報のことです。
一見すると難しく感じるかもしれませんが、実は日々の取り組みの中にすでにたくさん存在しています。
たとえば、従業員の働き方や地域との関わり方など、数字だけでは見えない「企業の本質」がここに詰まっています。
・環境への影響や社会的責任
・従業員の福利厚生
・企業のガバナンス
・ブランド価値や顧客満足度
エネルギー効率の高い生産、従業員の多様性、地域貢献活動など、これまで見過ごされがちだった取り組みも、「自覚していなかった資産」として評価され始めています。
非財務データは、消費者や投資家からの信頼を得るうえでも重要なポイントです。
取引先に、こうした「見えない価値」が影響する時代になってきました。
非財務データの活用で、企業はどう変わる?
非財務データを整理・活用することで、経営の見え方も、企業の印象も大きく変わります。
たとえば、次のような効果が期待できます。
- 従業員満足度の向上(育児支援やテレワーク導入)
- 環境経営の推進(省エネ技術、環境配慮型商品など)
- 地域貢献活動の強化(イベント協力、地元農産物の活用など)
これらの取り組みを通じて、企業の透明性や信頼性が高まり、持続的な成長につながっていきます。
\選ばれる企業への第一歩を踏み出す/
中小企業にサステナビリティ経営がもたらす7つのメリット

サステナビリティ経営は、何か特別なことを始めるわけではありません。
すでに取り組んでいる「地域の清掃活動」や「社員の働きやすさを考える姿勢」なども、そのひとつです。
実は、こうした小さな努力が、会社の未来を大きく変えていくのです。
①コスト削減と効率化
省エネや廃棄物削減で運営コストを減らし、利益を増やします。
②競争優位性の向上
環境に優しい取り組みや社会貢献を通じて、消費者や投資家の信頼を得やすくなります。
③社会的責任とブランド向上
地域貢献やESG活動を通じて、企業の社会的価値を高め、ブランドイメージを強化します。
④企業価値の向上
サステナビリティ経営を実践することで、企業の透明性が高まり、長期的な成長を促進します。
⑤リスク管理の強化
環境や社会的な規制に適応しやすくなり、リスクを早期に発見し対応できます。
⑥顧客ロイヤルティの向上
サステナビリティに取り組むことで、顧客からの信頼が深まり、長期的な関係が築けます。
⑦優秀な人材の獲得と定着
社会的責任を大切にする企業は、求職者からの関心が高まり、従業員の定着率も向上します。
【企業の強みを見つける】鳥取銀行ならではのサポートとは?

うちに強みなんてあるのかな?
そんな声を、地域企業の方々からよく耳にします。
けれど、実は日々の取り組みの中に、見えない価値がたくさん眠っているのです。
- 女性の活躍推進
- 男性の育児休暇取得実績
- 従業員への教育投資
- 健康経営の取り組み
- 知的財産や特許、技術力
- サイバーセキュリティへの対応力
これらは、今の時代に求められる企業の魅力そのものです。
鳥取銀行では、こうした強みを見える形にするため、非財務データの活用の実績が豊富なサステナブル・ラボと連携し、企業支援の幅を広げています。
まずは“人間ドック”のように、現状を知ることから



うちは今、どんな状態なんだろう?
企業経営の健康状態は、意外と自分たちでは気づきにくいものです。
鳥取銀行では、サステナビリティ経営も人間ドックのように、まずは今の状態を知ることが重要だと考えています。
いきなり何かを変えるのではなく、まずは現状を見える化するところから一緒にはじめてみませんか?
そのステップは、次の3つです。
- 資金提供(ローン)
- サステナビリティ診断
- サステナビリティPR
※「とりぎんサステナビリティ・スタート・ローン」をご契約いただいた特典として、②と③をセットでご利用いただけます。
診断には「TERRAST for Enterprise」を使用


企業のESG情報開示を支援するプラットフォーム「TERRAST for Enterprise」を使い、サステナビリティに関する現状を可視化します。
「はい・いいえ・数字」を入力するだけで、自社の状況が整理され、業界平均との比較や報告書の作成も可能です。
実践しやすい取り組み例
取り組み例は、どれも無理なく始められるものばかりです。
- エネルギー効率の改善(省エネ設備の導入など)
- 社員満足度の向上(福利厚生や柔軟な働き方の見直し)
- 地域貢献活動(地元イベントへの協力、他社との連携など)
むずかしく考える必要はありません。
「今やっていることの中に、サステナビリティの種がないか?」を見つけるだけで、企業の印象や働きやすさに変化が出てきます。
\まずは、“強み”を知ることから/
診断結果は、しっかり活かせる仕組みに


診断を通して見えてきた企業の強みは、そのままPRにも活かせます。
鳥取銀行では、そうした取り組みをホームページで紹介し、企業の魅力を発信するサポートを行います。
自分たちでは気づいていなかった価値が、誰かの共感や、新しいつながりを生むきっかけになるかもしれません。
【インタビュー】“地域とともに成長する” 鳥取銀行が描く中小企業支援のかたち


サステナビリティ経営と企業支援とは?
Q1. サステナビリティ・ラボとの連携を考えられた理由を教えていただけますか?
国内最大級のサステナビリティ情報を持つ信頼性と、「TERRAST for Enterprise」の分かりやすさに惹かれました。
「はい」「いいえ」「数字」などのシンプルな入力形式なので、これなら、忙しい企業やデジタルが苦手な方でも無理なく取り組めそうだと感じました。
Q2. サステナビリティ経営が、経営改善につながった実績はありますか?
健康経営に取り組んだことで、企業の評判が上がり、採用への反応が変わった例があります。
たとえば、デジタル化を進めたり、ジム・整体費用を補助する企業に関心をもつ、学生や若手が増えています。
今は給与だけでなく、モチベーションや働きやすさを重視する傾向が強まっており、こうした取り組みが採用にもつながっていると感じます。
Q3. 従業員のモチベーションにも影響があるということですか?
はい。たとえば、デジタルツールで効率よく仕事を終えられる環境は、モチベーションの向上につながります。
働きやすい職場は生産性も高まり、その結果、意欲のある人材が自然と集まるようになります。


若者が帰りたくなる鳥取にしていくには?
Q1. 鳥取銀行はなぜ、地域活性化に意欲を持ち、次世代の若者を呼び戻そうと考えているのでしょうか?
最近の学生たちは、町づくりや地域活性化への関心がおどろくほど高いと感じます。
労働条件だけでなく、企業が何を大切にしているか、地域への関わり方にまで目を向けている。そんな目線を持った学生たちは、本当に頼もしい存在です。
もし彼らが鳥取に戻ってきてくれたなら…地域に根ざす企業にとって、これ以上に心強いことはありません。
Q2. 鳥取銀行として、どのように地域活性化に貢献していく予定ですか?
「若者に鳥取へ戻ってきてほしい。」そのためには、地域側も元気でなければいけません。
私たちは、地域企業のサステナビリティ経営を支援し、持続的な成長を後押ししています。
企業が変わり、大人たちが前向きに動くことで、地域の魅力は自然と伝わっていくはずです。
そうした姿を発信することで、若い世代の関心を引き寄せ、地域に新しい流れを生み出したいと考えています。
Q3. サステナビリティ経営の取り組みが、若者にどのように響くのでしょうか?
今の若い世代は、給与だけでなく、企業の姿勢や文化にも目を向けています。
そのため、女性の活躍推進、フレックスタイムなど、働きやすい環境を整えている企業には関心が集まりやすくなります。
こうした取り組みを通じて企業イメージが高まり、求職者からの信頼にもつながるのです。
Q4. 地元の企業が抱える課題について、どのようにサポートしていますか?
地元企業の多くは、自社の強みを発信するのが苦手なだけでなく、課題自体に気づけていないケースもあります。
だからこそ、まずは自社の状況を客観的に把握し、改善の糸口を見つける“気づきのスピード”を高めることが重要です。
その一歩として、今回サステナビリティ診断ツールを導入し、企業の情報整理や発信を支援する仕組みを整えました。
こうした後押しが、地元企業の魅力を広げ、若い世代との新たなつながりにつながると考えています。
\相談だけでもOK/
未来に選ばれる企業へ。まずは、自社の姿を知ることから始めてみませんか?


企業の「見えない価値」に気づき、それを活かすこと。
これからの経営に欠かせない視点です。
鳥取銀行は、サステナブル・ラボとの連携を通じて、地域企業がサステナビリティ経営に一歩踏み出せる仕組みを整えました。
資金提供、現状診断、情報発信までを一貫して支援し、「取り組みたいけど、どう始めればいいか分からない」という企業に寄り添います。
未来に選ばれる企業へ。まずは、自社の姿を知ることから始めてみませんか?
「とりぎんサステナビリティ・スタート・ローン」が、その最初の一歩をしっかりサポートします。
お問い合わせ・ご相談
<鳥取銀行地域戦略部>
0857-37-0248
受付時間:月〜金 9:00〜17:00
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