倭文神社(しとりじんじゃ)は、安産の神として有名で、戌の日には多くの安産祈願の参詣者で賑わいます。
他にも、祭神である下照姫命が才色兼備の女神であったと伝えられていることから、女子力アップのパワースポットとしても人気があります。
今回は東伯郡湯梨浜町にある「倭文神社」についてご紹介します。
倭文神社とは?
倭文神社は、安産の神として崇敬されており、御祭神には大国主命の娘である「下照姫命」がお祀りされています。
下照姫命は、農業や医療の技術に長けていたとされ、安産の指導や農業開発、医療普及に努めたとされています。
安産の神として信仰を集めた以外にも、下照姫命は大変麗しい容姿だったということから、女性の守り神とされていて、女性に幸福を呼ぶとも言われています。
安産祈願の神社としてはもちろんのこと、女性の守り神のパワースポットとしても人気の神社です。
倭文神社を参拝しよう
倭文神社へと続く参道では、言い伝えが残る「安産岩」や「夫婦岩」、国の指定史跡である「伯耆一宮経塚」などをみることができます。
「安産岩」には、難産に苦しんだ婦人が下照姫命を信仰して願をかけたところ、満願の日にこの岩で無事に出産したという言い伝えが残っており、安産祈願に大変お勧めです。
また、国指定史跡の「伯耆一宮経塚」は、平安時代後期に広がった末法思想のもと、康和5年(1103年)に築かれたもので、経塚の中央部から石槨が発見されました。
中には経典を納めた銅製の経筒や仏像、短刀、瑠璃玉などが納められており、国宝に指定された出土品は東京国立博物館に出品されています。
安産岩や夫婦岩、伯耆一宮経塚を越えると、いよいよ拝殿・本殿です。
拝殿は1818年に再建されたもので、流造の落ち着いた佇まいを拝むことができます。
古くから伯耆国の一ノ宮として信仰を集め安産の神様として知られる格式高い神社ではありますが、境内にある社務所には「竹とんぼ」などが置かれており、どこか親しみやすさも感じられる神社です。
おわりに
安産祈願や女子力アップのパワースポットとして多くの人が訪れる倭文神社はいかがだったでしょうか?
戌年である2018年は、金持神社や福榮神社などのパワースポットを巡る「因幡伯耆國 開運八社」の戌年所縁神社にも選ばれているので、安産祈願はもちろんのこと、開運祈願にもぜひ訪れてみて下さいね。
倭文神社の基本情報
住所:鳥取県東伯郡 湯梨浜町大字宮内754
電話番号:0858-32-1985
※本記事の情報は2018年6月17日時点のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。
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