
日本で一番神様の多い神社「大江神社」に行ってきました!
▼場所はここ
大江ノ郷自然牧場から約200メートルの場所にあり、県道322号線沿いの石看板を目印に脇道を入ると鳥居が見えてきます。

鳥居に下げてあるしめ縄が、通っていいものなのかと不安になるほど低い!
気になって調べたところ…「ずり落ちただけ」と「神の領域である境内に入る鳥居を潜る時に自然と一礼をする形になる」の2つを見つけました。
「大江神社」のしめ縄は、しっかり結ばれていたので、後者の「自然と一礼する形になるため」だと思われます。

鳥居を潜り歩を進めると、祀られている神様が記されていました。
「大江神社」は、日本で一番神様の多い神社と言われているそうで、その数なんと61柱!
主祭神は、大己貴命・天穂日命・三穂津姫命。
大己貴命は、因幡の白兎を助けた「大国主神」のことで、鳥取県民のみなさまには馴染みのある神様です。
また天穂日命は、大国主神との交渉役として出雲に派遣された神様、三穂津姫命は、大国主神の御后神とのことで、出雲国と縁の深い神様となります。
その他の神々は、明治初年〜大正初期に合祀されたようです。
主祭神は、「大己貴命天穂日命三穂津姫命」であるが、明治初年に境内末社35社(祭神52柱)を合祀し、社号も大江神社に定まった。明治22年に本殿を建立し、翌23年に幣殿拝殿を建立した。
大正5年に伊井田村水口の水口神社(高皇産霊神外四神)、大伊村下野の下野神社(高御産巣日神外三神)、坂田神社(素盞嗚尊)を合祀、翌6年に伊井田村殿の殿村神社(品陀和氣命外四神)を合祀し現在に至る。
引用:鳥取縣神社廳

また「大江神社」は、大江広元ゆかりの神社でもあります。
2022年に放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、栗原英雄さんが演じた大江広元は、生涯を通じて鎌倉幕府に尽くし幕府の発展を支えた重要な人物です。
そんな大江広元と「大江神社」に、どのようにつながりがあるのでしょう?

探してみたところ、「因幡守大江広元の氏神となり崇敬された」と記された看板を発見しました。
源頼朝から大きな信頼を得ていた大江広元が、崇め敬った「大江神社」。すごいパワーがありそうですね!

さらに「大江神社」は因幡国二宮で、因幡国一宮の「宇倍神社」の次に社格の高い神社なのです。

その佇まいから悠久の時を過ごし、さまざま時代を見守り続けた時間の流れを感じることができるでしょう。
歴史好き、スピリチュアルが好きな方におすすめです。旅の思い出や癒しを求めて…ぜひ、足を運んでみてください。
※本記事の情報は2025年4月10日時点のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。
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