2024年鳥取の新店舗まとめ

[動物愛護グループ猫じゃらし]毎月第1・第3日曜日に行われる保護猫譲渡会に行ってきました|倉吉市

動物愛護グループ「猫じゃらし(以下猫じゃらし)」は、倉吉市を拠点に、野良猫のTNR活動や譲渡会で保護した猫と里親さんの出会いの場をつくっています。

「猫じゃらし」は、猫を保護する(引き取る)のではなく、TNR「T:Trap(捕獲)してN:Neuter(不妊去勢手術をして)R:Return(元の場所に戻す)」を推進する団体です。

「TNR(地域猫)」は、猫が飼えないけれど、助けてあげたいと思う気持ちがあれば、個人や地域で行うこともできます。やってみようと思う人が、1人そしてまた1人と増えることで、猫も人も住みやすい町になるのではないでしょうか。

猫じゃらし

今この瞬間にも猫たちは繁殖を繰り返しています。
ひとつでも多くの命を助けたい気持ちがあっても、お金も時間も手も足りていません。
「保護してほしい」の言葉とともに、手を差し伸べていただけませんか?
そして、何ができるか一緒に考えていきましょう。

目次

毎月第1・第3日曜日に譲渡会を開催

「猫じゃらし」は、毎月第1・第3日曜日に「倉吉福祉センター」で譲渡会を開催しています。

次回開催は、6月2日(日)です。

譲渡会会場鳥取県倉吉市福吉町1400(MAP
開催日毎月第1・第3日曜日
開催時間14:00~16:00
駐車場あり
公式ホームページ動物愛護グループ猫じゃらし
SNSInstagram X blog

気になる猫がいる場合は、事前にホームページの譲渡条件をよく読んで納得いただき、早めの来場をおすすめします。

猫とふれ合いたい、見てみたい方は、人が比較的空いてくる15時以降にお越しいただくと良いでしょう。

\里親さん募集中/

譲渡会の様子

この日は、4匹の猫と暮らす「たくろーす」こと、真山拓郎さんと一緒に譲渡会に行ってきました!

撮影時の参加猫は18匹、21組51名と沢山の人でにぎわっていましたよ。

猫も人と同じように性格が違い、カゴをのぞくと、がんばってブランケットの下に隠れようとする子や、こちらの様子をうかがう子もいました。

ボランティアさんのお家では元気に遊びまわっている子でも、譲渡会では緊張し、固まってしまうこともあるそうです。

お家での様子を見てみたい方、生活環境やライフスタイルがマッチするかどうか、はじめて猫と暮らす方等が、それぞれの不安を解消するために「猫じゃらし」は、トライアル(お試し飼育)期間を設けています。

かわいい部分だけでなく、やんちゃで暴れん坊、抱っこが苦手など、1匹1匹の性格や特性を包み隠さず教えてくださり、安心して相談できますよ。

たくさん抱っこしてもらって、疲れちゃったかな?目がショボショボして、今にも眠ってしまいそうです。

1歳未満の子たちは、元気いっぱい疲れ知らず!おもちゃに反応する姿が、愛くるしく人気でした。

たくろーすさんが抱っこさせてもらったのは、ピオーネちゃん。

預かりボランティアさん曰く、尻尾をブンブン振る姿とあま〜い鳴き声がかわいいく、フレンドリーで他の猫とのトラブルもないとのこと。

抱っこしても落ち着いていて、カメラ目線もバッチリ!

ふわふわの毛並み、クリクリのお目目に、たくろーすさんは「かわいいー!」を連発。たっぷり癒された様子でした。

5月12日の譲渡会では、4匹の猫たちにお声がかかり、後日それぞれの里親さんのもとへと出発します。

たとえこれまで猫を飼ったことのあるご家庭でも、会場から連れて帰ることはできません。

これは譲渡後の脱走を防ぐために、猫をご自宅までお届けし、飼育環境を見せてもらい改善点などないか確認するためです。

幸せにするために保護したのだから、エサがなくてお腹をすかせたり、鳥に狙われて怖い思いを2度としてほしくない。その思いをどうぞご理解いただき、譲渡会に足を運んでくださいね。

猫じゃらし

どうしても譲渡会に参加できない方は、ボランティア宅などでお見合いも可能です!
希望される方は、SNSダイレクトメッセージよりお問い合わせください。

野良猫だけでなく飼い猫も不妊去勢手術をお願いします!

ボランティアさんの1番の願いは、「野良猫も飼い猫も不妊去勢手術」をすることです。

以下のメリットは、野良猫だけでなく飼い猫も同じで、手術することは、人も猫も幸せな暮らしへつながります。

【手術をするメリット】
・病気の発生率が下がり、医療費も減る
・病気にかかるリスクが低いため、寿命が長くなる可能性がある
・雄の場合は、おしっこの匂いが軽減
・脱走しなくなり室内で穏やかにすごせるようになる
・猫同士の喧嘩が減る
・飼えない命を増やさない

野良猫は、不妊去勢手術の助成事業、飼い猫は、不妊・去勢手術奨励事業の対象になります。詳しくは、各リンク先をご確認ください。

わたしたちに出来ることは、まず知ることから

譲渡会の見学時に、ボランティアさんに「わたしに出来ることはありますか?」と伺ったところ「TNR(地域猫)」という活動があることを知り、伝えてほしいと話してくださいました。

TNRをするメリットは以下の通りです。

・繁殖を制限することができる
・猫同士の喧嘩が減る
・発情期の鳴き声、マーキングが減る
・地域住民のトラブル解消につながる

不妊去勢した目印に、耳の先端をさくらの花びらのようにV字型にカットします。
このような猫たちを「さくら猫(耳カット)」と呼びます。

たくろーす

ぼくは、4匹の猫たちと暮らしています。
はじめの1匹は、ケガしているところを家の前で見つけ、そのまま保護しました。
そこから、なぜか2匹目3匹目…と家の敷地内にやってきて、そのままウチの子になりました。

猫じゃらし

それ、NNNですね!

たくろーす

NNN!?え?はじめて聞きました!

猫じゃらし

あそこに行けば安心だよ!と猫同士が教え合う「にゃんにゃんネットワーク」があると言われています。

「エサをあげていたら猫が増えてしまって…」と相談される方も、はじめは1匹だったけど、いつの間にか増えていたと言われるケースがほとんどです。

たくろーすさんのように保護して、手術・室内飼いをしてくだされば、増えることはないんですけどね。

エサをあげるのであれば、不妊去勢手術をする。手術をしないと、確実に猫は増えます。

困っている猫を見つけた時は?

ケガをしている子や、捨てられた猫を見つけた時はどうすれば良いのでしょうか?

まずは、最寄りの保健所に連絡をしてください。

段ボールなどに入れられて、明らかに捨てられている場合のみ、警察にも連絡をお願いします。

愛護動物を虐待したり捨てる(遺棄する)ことは犯罪です。違反すると、懲役や罰金に処せられます。

子猫は、触ってはいけないと聞いたことがあります。

母猫は、子猫に授乳をした後、自分がご飯を食べたり、トイレをするために赤ちゃんから離れます。

子猫の近くに人間がいると、母猫は授乳に戻れません。

また、子猫に人間の臭いがつくと、母猫は警戒してその子猫を見捨ててしまうことがあります。

そうなると、子猫はお乳をもらえなくなり死んでしまうからです。

保護して飼うことができる、夜中も含め3時間おきにミルクをあげる覚悟があればいいですが、「かわいそうだから」という理由で触ったり、移動させることはやめてください。

子猫を見つけた時、わたしにできることはありますか?

まずは、一旦見守ることが大切です。

数日様子を見て、母猫が帰ってこないようであれば、保健所に連絡しましょう。

母猫がいるようであれば、エサをあげながら見守り、子猫が3ヶ月くらいになった頃に母猫と一緒に捕まえて、不妊去勢手術をします。

これがTNR「T:Trap(捕獲)してN:Neuter(不妊去勢手術をして)R:Return(元の場所に戻す)」です。

近年、保護活動に力を入れている有名人の方がテレビ番組で紹介され、少しずつ保護猫・保護犬の認知が高まりつつありますが、あくまで「テレビの中の世界」で自分の周りで起きていることに目を向けられる人は、それほど多くいません。

道端でケガしている猫を見つけたり、家の軒下で赤ちゃんを産んだ時、自分にできることはあるのか?それを知っているだけで、誰でも小さな命を救えるかもしれない。

人と動物の暮らしは「テレビの中の世界」だけでなく、私たちにとって身近なことなのです。

支援のお願い

「猫じゃらし」は、「野良猫トラブルの相談対応」や「猫の適正な飼い方の啓蒙活動」も行っていますが、預かりやお世話にかかるお金も時間も大半が個人負担です。活動の継続のために、みなさまからの温かいご支援をお待ちしております。

支援金、支援物資のほか譲渡会の手伝い等も募集中です。詳しくは「猫じゃらし公式ホームページ 支援のお願い」をご覧ください。

※本記事の情報は2024年5月12日時点のものです。最新の情報は直接取材先にお問い合わせください。

※写真の無断掲載・使用を禁止します。

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この記事を書いた人

おいしいもの、地酒、自然スポットなど、大好きな鳥取のええとこを皆さまに発信します( ・ㅂ・)و

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